カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

基礎科生、受験生になる。 01

美大受験、今年もはじまりますね。
基礎科生のみなさんも、受験生になるまでにできる制作も限られてきました・・・。
今のこの時期だからこそ、自分が向かう進路をよくよく考えて、大事に楽しんで制作に向かってほしいものです!

さて、

基礎科のブログでは、今年度の残りの時間を使って、皆さんの作品を少しづつ紹介していきたいと思います。
まず少し前の事になりますが、冬期講習での油絵作品達です。
それぞれのモチーフの意図にあわせて、随分と作品の表現の幅が広がってきてきました。
今後の皆さんの作品がどのように展開してゆくのか、楽しみです!

↓ 鶏の剥製。これは描写せなばはじまらないモチーフです。

基礎 油

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↓ もう、かなりの時期外れですが、「ザ・クリスマス」なモチーフ。

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↓ 枝の表現をまともに描くべきか?どう表現すべきか?背景との関係は??

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↓ こちらも、少々時期外れですが、「ザ・正月」なモチーフ。

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↓ モチーフとイメージの組み合わせの課題。

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映像科:ある日のモチーフ(小論文)

こんにちは。映像科の森田です。
いよいよ武蔵美の入試まであと2週間弱。教室の雰囲気にも緊張感が出てきました。
入試直前の授業では毎回が試験と同じ条件での「感覚テスト」「小論文」「デッサン」の制作。
これはある日の武蔵美映像学科小論文のモチーフ(題材)。

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普通のノートのように見えますが・・・

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・・・?

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サイズが小さい。

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武蔵美映像学科の小論文では、例年何か「物」が配布されて、それを扱うことからテーマを導き出します。
普段見慣れている物やそれを扱う行為に対して独自の視点を持てるかどうかが重要。
この時期の小論文の課題では、そういう視点や考えを鍛えるための課題を制作します。

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では、体調管理に気をつけて試験本番まで乗り切りましょう!

石膏像について?

こんにちは。油絵科の関口です。
センター試験も終わり、段々と入試が近付いてきましたね。受験生の皆さんは、焦りや不安な気持ちが大きくなってきた人も多いのではないでしょうか?気持ちは分かりますが、こればかりは焦っても仕方がないので、どんなにキツイ状況でも、自分自身を信じて楽しみながら制作してもらいたいと思います。という事で、僕のブログも入試と関係なく、マイペースでいきますね(笑)。

マイペースと言えば、毎度お馴染み流浪の番組「タモリ倶楽部」ですね。先日放映された「受験生(美大志望)必見!試験に出る石膏像」はご覧になりましたか?僕はタモリ倶楽部が大好きで、毎週録画して見ています。超マニアックなテーマが取り上げられる事が多く、タモリさんにしか出来ない素晴らしい番組だと思っています。15965109_1342779422460942_2922454158765811080_n
※画像はザ・テレビジョン「タモリ倶楽部」紹介ページより。

さて、今回のロケは石膏像の制作所という事で、普段見られない石膏像の制作過程を見る事が出来ました。石膏で補強された、樹脂製の原型に石膏を流し込んで、複製しているんですね。モリエールやブルータスが作りやすいとか、一番売れてる石膏が球体だとか、普段は知り得ない情報を得る事が出来ました。
ただ番組を見ていて、素朴な疑問が湧き上がったんですが、球体の石膏ってどうやって作るんでしょうね?穴が開いた型に流し込んで作るにしても、半分ずつ作って貼り合わせるにしても、バリが出てしまいそうです。後で削ってるんでしょうか?誰か知ってる人は教えて下さいね。
ところで、このロケ先の堀石膏制作さんというのは、かなりマニアックな方のようで、石膏像ドットコムというホームページを開設されています。ブログやFacebookもあるようです。興味のある方は検索してみて下さい。

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あと、石膏像ドットコムでは「石膏像図鑑」なる書籍も販売されているようですね。油絵科では「試験に石膏は出て欲しくない…」と思っている受験生が多いと思いますが、この本を読んで石膏が好きになったら「石膏ウェルカム!」になるかもしれません。ゲットしてみては如何でしょうか。

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※上の画像は2枚とも石膏像ドットコムより。

過去のブログを読むと、かなりマニアックで面白そうな感じなので、新美に一冊入れてもらおうかな…とも考えてます。

高校生デッサンコンクール

受験生のみなさま、センター試験お疲れ様でした。

ポスト美大受験生のみなさま、石膏デッサンコンクールお疲れ様でした。

どちらも寒い中、本当に大変だったでしょう!?
しかし、コンクールの会場は熱気に満ち満ちていました。

高校生デッサンコンクール画像1熱心に描いている様子。

高校生デッサンコンクール画像3

デモンストレーターの先生は、現役の芸大生です。生でプロセスをみれるのは、貴重な経験です。

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しかし、なかなか自分のデッサンを描くことでめいいっぱいかな?
そういう時こそ、離れて見ることが、客観的にみることが、頭を冷やすことが大事になるのではないでしょうか?でも、みなさんの集中力には圧倒されました。

若いっていいですよね。

うまくいった人は嬉しいし、失敗した人は悲しいですが、それも経験です。むしろ失敗したほうが次に繋がるはっきりした道筋が見えてくるというものです。うまくいった人のほうがこれからどうすればよいか迷うかもしれません。
色々ですがこれからも頑張りましょう!!
本日は、誠にありがとうございました。

日本画NYワークショップレポート!

こんにちは!日本画の佐々木です。

今日は、先日行われた日本画のニューイヤーワークショップの様子をレポートしていきたいと思います。

ワークショップの内容は、短冊サイズの色紙に日本画の画材を使用して絵を描いてもらうものでした。今回の絵柄は、これからの季節に飾れるよう、しだれ桜です。

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まずは下図の転写。
転写が終わったら、絵の具の説明を聞いてもらいどんどん色に入っていきます!
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転写した下図を横に置き、形を確認しながら慎重に。
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みんな、すごい集中力・・・!
小さい作品とはいえ、ちょっと複雑でむずかしいかなと思っていたのですが、なんの心配もいりませんでした。黙々と作業に取り組むこと数時間。。。
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最後に桜の中心に紅をさして・・・
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完成!
みんな、最初こそ岩絵具の扱いに戸惑っていましたが、最後の方は自分なりに工夫をしてみたりと楽しんで制作してくれました。

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この作品はアドリブで舞い落ちる花びらまで描けました。素敵!
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制作の合間に、日本画ってなんだ?というお話と、日本画の素材についてのお話もしました。
日本画の素材についてはまた次回のブログで詳しく説明しようと思っています。お楽しみに?。

そんなこんなで、ご盛況いただいたワークショップ1回目はとても楽しく終了致しました。
また春先などに開催される・・・かも・・・?なので、その時はまたお知らせいたします!
ではまた次回のブログで!