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《推薦入試対策》ポートフォリオ制作講座 9/3(日)

《推薦入試対策》ポートフォリオ制作講座のお知らせ

対象:多摩美大自己推薦入試、武蔵野美大公募推薦入試、東京造形大学自己アピール入試 その他美術系大学でポートフォリオが必要な入試の受験生。ポートフォリオが必要な大学・専攻詳細は最後に記載しております。

日時:2017/9/3(日)9:00?18:00

講習費:4.000円(税込)

会場:ena新美・新宿校 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-16-6 TEL 03-5309-2811

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講習内容:ポートフォリオの台割り表を制作!!

多くの大学の推薦入試で求められるポートフォリオ(冊子型の作品集)を制作するための演習です。冊子の全体の構成を台割り表と言いますが、この演習ではその台割りを作ることで、これからポートフォリオの制作をしようという人にとっては第一歩になります。また既に制作を進めている人は、具体的な紙面の構成やデザインなど、作品をより魅力的に伝える方法について学びます。

各受講生に合わせて講習を行います。

ポートフォリオとは何かを学びたい方から自分の制作したポートフォリオの完成度を高めたい方まで一人ひとり丁寧に指導致します。


こんな推薦入試受験生におすすめ!

  • はじめてポートフォリオを作る方

・推薦入試の受験を考えており、ポートフォリオを制作したことがない方。

・来年推薦入試を考えており、ポートフォリオの作り方を学びたい方も大歓迎。

「ポートフォリオ」とは何か、何を準備すれば良いのかなど一から説明致します。自分の作品が無くても、仮の作品を使いポートフォリオの台割り制作を通じてポートフォリオの作り方を学びます。

  • ポートフォリオを制作中の方

・ポートフォリオに載せる作品があり、これからポートフォリオの制作をする方。

・現在制作中で完成させ方を学びたい方。

ポートフォリオを作る上で必要な情報や、作品の順番、レイアウトなど、講習会で制作する台割り表で完成させる為の道筋が見えてきます。

  • ポートフォリオの完成度を高めたい方

・既にポートフォリオを制作しブラッシュアップを考えている方。

現状のモノから紙面の構成や作品の見せ方、使っているフォントを見直すなど、自分の作品や作風にあったポートフォリオの作り方が学べます。

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スケジュール

??9:00-9:30…   オリエンテーション、レクチャー①  「ポートフォリオとは?」

ポートフォリオについて基本的な説明を行います。制作する上で必要な物や情報などはじめての方にもわかりやすく説明します。

??9:30-10:30…   ?作品を一つ選び、紙面での紹介の仕方を考える

作品を持参した方は自分の作品から、持参していない方はこちらが用意した作品を使用し、紙面で作品配置や見せ方、紹介内容を考えます。はじめての方も講師の指導を受けながら、作り方を学びます。

??10:30-12:00…  プレゼンテーション①

選んだ作品の紹介紙面の説明をしていただきます。推薦入試では面接で説明する時のためにも練習が必要です。

??12:00-13:00…  昼休み

??13:00-13:30…  レクチャー②「ポートフォリオ全体の構成について」

最終的にポートフォリオは数ページの冊子にまとめます。その際に入れるべき情報や、全体を構成する上で必要なこと、(作品の順番や作風に合った作り方など)実物を使用してレクチャーします。

??13:30-15:30…  台割り表の制作(制作中に個別面接)

  • 完成度を高めたい方は現状のポートフォリオを再考し、紙面構成、デザイン、フォントまで検討し、より完成度の高いポートフォリオになるよう台割り表を制作します。
  • ポートフォリオを制作中の方は作品をもとに全体の構成を考え、台割り表を制作します。台割り表を制作することで、完成までに足りないモノを確認します。

  • はじめての方は講師との面談を中心に、これからのポートフォリオの作り方や準備物をより具体的に説明します。また、仮の作品を使用し自分のポートフォリオ制作の参考になる台割り表を作ります。

??15:30-18:00…  プレゼンテーション②(総評)

作した台割り表の説明をしていただきます。各受講者に合わせて講師からアドバイスをします。他の受講生の説明を聞き、自分のポートフォリオの参考にしましょう。

 


持参用具:

・文房具(筆記用具、はさみ、カッター、のり)

・作品の記録(写真など作品を記録したものがあれば プリントアウトした上で持参してください)

※既にポートフォリオ制作を始めている人は、現段階 での実物を持参してください。

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推薦入試でポートフォリオを提出する大学・専攻

【多摩美術大学】 推薦入試

日本画学科/絵画学科油絵専攻/工芸学科/情報デザイン学科/演劇舞踊デザイン学科劇場美術デザインコース

【武蔵野美術大学】公募制推薦入試

日本画学科/油絵学科油絵専攻・版画専攻/彫刻学科/工芸工業デザイン学科/映像学科

【東京造形大学】自己アピール入試

デザイン学科(グラフィックデザイン・写真・映画・アニメーション・メディアデザイン・室内建築・インダストリアルデザイン・テキスタイルデザイン)/美術学科(絵画・彫刻)

【東京工芸大学】

写真学科

【早稲田大学】

創造理工学部建築学科

など

 

パレットハンター

こんにちは。油絵科の関口です。皆さん元気に絵を描いていますか?
さて、新美で指導していると、生徒のパレットが否が応でも目に入ってきます。このパレットは、画材の中でも脇役として扱われて、語られる事は少ないと思います。そこで今日はパレットに焦点を当てていきたいと思います。

これは王道のパレットの使い方。明度と色相が端から順番に並べられ、パレット上でグラデーションになるように色を置き、中央で色を混ぜて使用します。

ここから先は学生のパレットです。
油絵科は色んな意味で自由な科なので、そのパレットも実にバラエティに富んでいます。
ただ自由とは言え…思わず「おい!」ってツッコミを入れたくなるものも多数存在します(笑)。
例えばコレ。

チョビッと出すにも程があるんじゃない?って感じですが、本人は水彩と同じ感覚なんでしょうね。にしても色相は偏ってるし、白は5種類も出して拘ってる!いや、よく見ると左にもう一種類のホワイトがちょっと多めに出されていますね(笑)。謎が深まるパレットです。

そしてコレ。

上と同じくチョビッと派ですが、明らかに穴の穴の意味が分かってませんね(笑)。お?い、そこは親指を入れる穴ですよ?。しかも自分から見て手前に絵の具を出したら、色を混ぜにくいでしょ(笑)。まぁこの子は椅子の上に置いて描いてるんでしょうけどね。

余談ですが、キャンバスサイズのサムホールと言うのは、このパレットが語源だって知っていましたか?昔、持ち運び用の道具箱に入れる為、小さなパレットが流行したそうです。パレットには当然持つための親指の穴(thumb hole =サム・ホール)が開けられています。そのパレットに絵を描いた…という説が残っています。それなのにサムホールの木枠裏の刻印がSMっていうのが意味不明ですが…
おっと話が逸れましたね。


この人のパレットは一見そんなに変じゃないと思うかもしれませんが、彼は右利きです。という事は裏にして使っていたという事です。本人に聞いたら、指の周りが痛くなってしまい「どうも変だなぁ」と思っていたそうです(笑)。

あと段ボールでこんなのを作ってきた子がいました。
ちゃんと折りたたみ式だそうです(笑)。でもダンボールじゃ油が染み込んじゃうでしょ(笑)。

流石にこんなのばっかりじゃマズイので、良い意味で変わってるのも紹介しますね。

この人のパレットは、まるで荒々しい抽象絵画の様ですが、タッチの大きさやストローク、彩度の抑え方や鮮やかな色の利かせ方、絵の具の厚さに幅がありますね。結構上手に絵が描ける人だという事が伺えます。


この人のパレットもグレーの作り方がとても綺麗です。ところどころ紙パレットの白が覗いていたり、下から白い調子が透けているのも綺麗に見える要因です。これを見ただけでセンスが良いというのが伝わってきます。


この人のは何と形容したら良いのでしょうか?でもコッテリしたマチエールの作品になるんでしょうね。

あと、以前海老澤先生が課題でモデルさんに持ってもらう木製パレットを自作して来た事があったのですが、それがあまりにも素晴らしい出来でしたので、是非紹介したいと思います。

それなりの大きさのあるパレットなので、少し重量があります。そこで負担を軽くする為に持った時、身体にフィットする様に下方にえぐられたカーブがついています。一度持たせて貰いましたが、重心もバッチリで「これなら長時間持っていても疲れないだろうなぁ」と思いました。

それから、こんなのをメールで送って下さいました。グザヴィエ・ド・ラングレの技法書に載っているパレットだそうです。面白い形ですね。海老澤先生、貴重な資料をありがとうございました。

これより下は、名だたる巨匠達のパレットです。
カンディンスキー
ゴッホ
ゴーギャン

セザンヌ
ピカソ
マティス

こうやって色んな人のパレットを見ると、その人の性格が見えてくるような気がしますね。皆さんも隣で描いている友達のパレットを一度覗いてみてください。よく知っている人なら、その人らしさが滲み出ていて、思わずニヤッと笑ってしまう筈です。パレットハンティングというのは結構楽しいですよ。

先端科:夏期講習会Ⅳ期、明日からはじまります

こんにちは先端科です。

Ⅱ期(素描小論対策)お疲れ様でした。
6日間 9時から18時まで、集中して制作したこともあり、だいぶ上達したと思います。
体力も消耗しますので、美味しいものを沢山たべて、夏バテには気をつけて下さい。

また、新美の先端科は、Ⅱ期、Ⅳ期、Ⅵ期と講習会と講習会の間に一週間ほど日があります。
この時間を使って、個人資料ファイルに載せるための作品を制作してください。
講習会中に、アドバイス、講評など行います。

新美夏期講習会先端科
https://www.art-shinbi.com/event/2017/summer/subject/sentan/index.html

明日から始まるⅣ期のスケジュールをお伝えします。
パンフレットと若干ですが授業日程の入れ替えがあり異なります。

 7(月) メディア演習 ドローイングのワークショップ
水彩絵の具、クレヨン、色鉛筆、など出来るだけ様々な種類の絵を描くための道具
を持参する。これ以外にも試してみたいものがあれば持参してもらいたいです。必ずしも描画道具でなくてもよいです。例えば「醤油」とかも。
 8(火) ゲストアーティストによるワークショップ
“遠くのもの(こと)”との通信手段としての地面を表現しなさい。
 9(水) 1日で作品を完成させる
自分の素材を持ち寄る。20種以上持参すること。
10(木) 一次試験対策 素描と小論
11(金) 芸大合格者によるデモンストレーション
素描と小論の昨年度の入試問題を合格者と一緒に行います。
12(土) 作品講評会

 

 

映像科:夏期講習レポート

こんにちは、映像科の森田です。
映像科の夏期講習もはじまっています!

先週までは武蔵美映像学科の「感覚テスト対策」4日間。
過去の合格者作品を紹介したり、色鉛筆やパステルの効果的な使い方のレクチャーなども行いました。
感覚テストの制作が初めてという人もいましたが、最終日の講評会にはこの時期としてはなかなか良い作品が並んだと思います。

感覚テスト含め、映像科の入試対策は8/14~再開されます。
8/14~8/19・・・私立美大映像総合コース
8/21~8/26・・・武蔵野美大映像学科特訓コース
はまだこれから受講することも可能です。
映像系で受験を考えている人は、これから始めるという人もぜひ参加してください。

また、現在7/31~の映像科の夏期講習は「推薦入試対策コース」です。
一週間かけて映像作品、写真作品などの制作を行います。
コース最終日の8/5(土)には新美1Fのギャラリーで一週間の成果を発表する予定です!


(発表に向けてギャラリーの下見をしています)

芸大デザイン 夏期Ⅰ・Ⅱ期

こんにちは。芸大デザインです。

充実した夏期講習Ⅰ・Ⅱ期デッサン特訓も終了しました。

新しく集中灯を設置し、蛍光灯の位置も天井近くに上げ、

日々、像との距離感やトレペなどを付け、少しずつ調整しながら、

光源の方向と光量の空間の広がり、反射光の具合も確保できました。

 

 

学生の作品も続けて取り組んだ成長が見られます。

Ⅲ期からは、人物デッサンをはさんで、平面、立体も始まります。

石膏、構成とは違った角度からの視点、観察、力を発揮してください。