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彫刻科 1学期中盤戦へ

こんにちは。彫刻科の小川原です。今年は生徒によって経験のあるなしの差が大きい中で、着実に力をつけて来れています。もちろん経験の達者なメンバーもさらに実力を上げていく流れにあります。それぞれの目標をはっきりさせてダイレクトに向かって行きたいですね!

それでは直近の優秀作品を紹介して行きます。
まずは昼間部生から。
近年の芸大では発想力の求められる作品を出していくことが重要になっていますが、今回はシンプルに物と物の組み合わせによる構成に取り組みました。配置や関係性、模刻の精度、完成度で差を出して行きたいです。

ブルータスのデッサン。
ブルータスは着衣の像ですが、あくまで人間をモチーフとしているので衣の奥に正中線や人体としての自然な構造を感じて描きたいです。

グデア模刻。
グデアは単純な形に見えて全ての形に生身の人間に則った筋骨のリアリティが含まれています。見ようとしないと見逃してしまうような印象も捉えたいですね。

ヘルメスのデッサン。
経験達者な人はただ見て描くだけでなく表現研究まで考えていけると良いです。特に少し長めに時間をとって取り組んでいる今だからこそ試せることは多いです。

ヘルメスの模刻。
課題ではなく自主的に特訓した作品です。自分のコントロールできる量の限界値を増やしていくことは彫刻を学ぶものとして重要です。入試の作品サイズは大きくないですが、大きい作品であっても動かせる力があれば楽勝です。

ラオコーンのデッサン。
こちらも自主特訓作品です。描く力はあっても見る力に危うさがあったので、部分的な見方にならず、徹底的に「印象」について考えて特訓を続けています。

ユゴーの模刻。
今年から始めた生徒の作品ですが、そうとは思えない素晴らしい出来でした。分からないことを分かっていくことが大事です。当たり前なのですが、ほとんどの人は何が分からないのかさえ分からないまま時間を過ごしてしまいます。

自刻像。
普段より大きめのサイズで制作しました。首までのものよりもその先の形まで作ることによって人体の理解も深まりますね。作品性の追求といった面も重要です。

友人像。
模刻に取り組んでいる友人の姿を見てつくりました。動き回っているので相当難しいですが、完成作品から実力の高さが窺えます。

ここから夜間部生の作品の紹介です。
ジョルジョのデッサン。
ジョルジョは印象を合わせるのが難しい像ですが、三人ともよく表現できています。クロッキーについて毎回話をしていますが、何より自律的に形を捉えられるかがデッサン上達の鍵です。

自刻像。
自刻像が満足につくれるか否かは彫刻の道を歩むものとしてある意味一番重要かもしれません。表現の全ての土台に「人物」という問題があると思っています。まず。生きているように表現できたか。次に本物以上を目指して。たくさん練習して行きたいです。

以上になります。
経験の浅い人や現役生は1学期のうちに一通り何でも自分でできるようになってもらえると良いです。すでに実力のある人はさらに限界突破を目指して各課題に臨んでください!
引き続き頑張りましょう!

GW明け!【彫刻科】

こんにちは!講師の佐宗です。皆さんGWは何をして過ごしましたか?普段週6で頑張っている受験生には貴重な連休でしたね。私は家を夏仕様にDIYしたり、映画を見に行ったり楽しく過ごしました。

連休が間に挟まったので課題数は多くないですが、たくさんの秀作がありましたのでご紹介します!

夜間部のフォーンのデッサン です。フォーン は激しい動きで豊かな筋肉の伸び縮みが美しい像ですね。大きいので構図が狂いがちですが、ある程度勢いを持って描きたい像です。顔がないので勢いで描いても印象が捉えやすいですしね!

手前から奥の形のつながりが空間を持ってしっかりと表現されています!肋骨や筋肉の質感がカッコいいです!手前の腰の量感をもっと出せると完璧!
少しラインが単純ではあるけど、独特の張り感がすごく魅力的です!つながって見えるラインをそのまま描くとどうしても浮いてしまうので、クロスする稜線を探してみてください。
他よりも短い時間での制作でしたが描き出しから安定感がありました。全体的にもしっかり手が入っています。見比べると、まだ形が違うところが見つかりそうかな。この調子で精度を上げて行きましょう!
文句なしにうまいです!途中陰側に不安がありましたがしっかりと上げてきました!
昼間部生の自刻像です。いい雰囲気ですね!
目の表現が硬いですが、全体感がとても良いです!もともと魅力的な像をつくる学生でしたが、底力がついて来たのを感じます!


こちらは基礎科生のデッサンです!大きな形を意識して、しっかりと描写が進められました。色がとても美しいデッサンになりましたね!

まだ5月なのに急に暑くなってきました。環境にも慣れ、緊張がとけるので疲れがどっと出てくる時期でもあります。無理をせず体調に気をつけて、制作頑張って行きましょう!

彫刻科 新年度、序盤が大事!

今年度彫刻科講師を担当することになりました、野川です。普段は写真をモチーフに様々な素材で作品を制作しています。よろしくお願いします!

さて、新年度が始まったばかりですが、皆熱量をもって制作に取り組めています!この時期は精神的にもゆとりのある時期だと思うので、基礎を見直したり、いろいろ試行錯誤を繰り返して、理解を深めたり、表現の幅を広げていってほしいです!

では、作品を紹介していきます。

 

逞しい円盤の印象が良く捉えられています!立ち上がっていく胴体が気持ち太く見えるのが惜しい!

 

かっちりと仕上げてきました。顔の印象もいいですね!首回りの形態、立ち上がり方がもう少し見えてくるとさらに良かったかなと思います。

 

こうしたいという作者のイメージが良く反映されてます!シンプルにカッコいいです!気持ち本物より胴体が薄く見えるのが惜しい。

 

マルスの纏う空間を魅力的に描けていると思います。もう一歩、頭部の印象に迫っていければなお良かったかなと思います。

 

マルスの量を良く掴めていると思います。もう少し肩回りが強く見えてくるとよりらしい印象になったのではないかと思います。

 

何より顔が似てます!バチっとハマってるとそれだけで説得力がありますよね

 

難しい位置ですが自然に観察ができている一枚だと思います。自分が触っている形についてしっかりと認識、理解して進めていけると気持ちいいですね!

 

明快な光の印象を持ちつつ形もしっかり描けていますね。こういう横位置だとやはり手前から奥への空間を魅力的に描いていきたいです。

 

カチッとした印象が良く捉えられてます。描写も形態に乗ってて抜けのない一枚ですね。口元が窄まってみえるのが若干気になります。

 

色味がとてもいい作品です。粘土の表情を上手くコントロールできています。パンと張った風船のらしさも良いですね!

 

ギュムっと風船の音が聞こえてきそうです!関わり方も自然で、情景が浮かんできます。

 

現役生の作品です。手の触れ方、気の使い方にセンスを感じます!

 

同じく現役生の作品です。動きがありながらも柔らかな手の印象が自然に捉えられています。

 

似てますね!手の入っていく感覚もいいと思います!大きさに対して見所の多いアバタですが、しっかりモノにしました。

 

浪人生の自主制作作品です。何か湛えるものがある作品ですね。この眼差しの向こうに何が見えているのか気になります。胸像としてつくることで普段よりも色々なことを気にしながら取り組めたと思います。表現について一歩、理解を深められたのではないでしょうか。

 

浪人生の自主特訓作品です。形態の張りがとてもいいですね!眼差しも強く意思が宿っていて、実力を感じさせられます。

 

浪人生の自主特訓作品です。めちゃくちゃアツい作品です!この時期に大きな量でここまでやり切れたことに意味があると思います。得るものも多かったのではないでしょうか。この経験を糧にさらに実力を伸ばしていってほしいです!

 

最後に基礎科生の作品を紹介します。

高校1年生でこれだけ形を描く力があることに驚きです!部分ではなく、一つのものとして像を見ることができています。たくさん学んで、表現することを楽しんでいってください!

 

長くなりましたが、今回は以上です。

皆良いスタートを切れました!良い一年を過ごせるように、この調子で頑張っていきましょう!

彫刻科:合格再現作品公開!

彫刻科からは2025年度3名が芸大に合格しました!おめでとうございます!今回はその3名に制作してもらった入試再現作品から紹介します。

彫刻科の絶対的エースでした。スキル面だけでなく制作に向かうストイックな姿勢が清々しかったです!

 

瑞々しい感性とパワーがある学生で、これからどんな作品を作っていくのかとても楽しみです!

デッサンの表現力の高さと構成塑造に独自な魅力のある学生でした。マイウェイでこれから楽しんでください!

 

最後に3学期終盤で描いた基礎科のデッサンを紹介します。

着実に上達していますね!クロッキーも上手になってきました。光を受けてる半身側の艶かしさがいいですね!欲を言うと頭部の描写の冴えがもう一押し!

腹筋から胸部、肩周り、頭部の空間がスッキリ見えてきて明快です。動きの左右差がもう一発出るとバッチグー!

日向と日陰の境界の臨場感が素敵です!表現は魅力的なのでクロッキー力がつけば敵なし!

少し見ないうちに、えっ、もうそれできるの!?っていうことが多くて成長率ヤバイです!すべてを理解している訳ではないと思いますが、集中力と試行錯誤の探りの中から、こっちだな!っていうものを自分で掴みにいく姿勢、とても大事ですね。

今回は以上です!

彫刻科 芸大入試真っ最中。基礎科はさらに上達中!

こんにちは。彫刻科の小川原です。受験生は芸大入試の最中ですが、来年度以降の入試を見据えて彫刻科基礎コースの生徒たちも意欲的に制作に取り組んでいます。
作品を紹介していきます。

ブルータスは衣の表情に惑わされず、構造的に捉えていくことが重要でした。かなり意識して取り組めたと思います!





アバタは特に彫刻的な解釈の求められる像です。(正中線の流れや面のねじれなど理解していないとミスしやすいポイントが満載です)実践を通して一つ一つ理解を深めていけました。



自刻像は何より生命感を意識して表現していくことが大切です。形をよく見て写しとる意識だけではどうにもリアリティは出せません。筋肉、骨格の知識理解も重要でした。


マルスはシンプルでオーソドックスなモチーフでありつつも、実は中々に難しい像でもあります。特に動きに関しては輪郭的な見方だけでなく、立体的、空間的な見方も合わせていきたいところです。


構成課題はまず芯棒の扱いが難しいところです。芯棒の出来不出来によって作品のクオリティも大きく左右されてしまいます。経験を積んでいく中で完成までの道筋を計画立てられるようにしていきましょう。


クロッキーも重要視しています。短時間で描く中で作者の視点や理解度が顕になります。理解が追いついていないものを正確に捉えるのは難しいですが、クロッキーの特訓を行い、像の理解の仕方を学ぶことで当たり前のように狂わず描けるようになります。クロッキーを日常化して得意になって欲しいです。



自主的に電車の中などで取り組んでくれているクロッキーです。変に輪郭線に拘らずに拘らずに描いていくことが大切です。



春期講習から受験に向けて本格的に的に始動して行きます!やればやるほど、意識が高ければ高いほど早いペースで上達して行きます!制作を楽しみながら高みを目指して行きましょう!