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彫刻科 夏期講習中盤戦!

 

こんにちは!彫刻科講師の野川です。
夏期講習も真っ只中、夏の暑さに負けずにハードな課題に向き合う毎日が続いています。引き続き体調管理はしっかりと!

Ⅰ期〜Ⅳ期の間で新たな気づきや発見、また自身の弱点などがより明確に見えてきたのではないかと思います。そこは自分が成長できる貴重な伸びしろなので、恐れずに挑戦し続けましょう!そしてそこを乗り越えた先には、また新しい景色が待っているはずです。この夏大きく成長して秋に繋げていきたいですね。

では、作品を紹介していきます。

 

手と紙袋というシンプルな課題ですが、だからこそ構成力やそのものらしさを見せられる力が問われてくると思います。各々手との関わり方、見せ方に気を使えています。2枚目は現役生、3枚目は現役講習会生です。

Ⅲ期コンクールは奴隷・ラオコーンでした。ラオコーンの2、3枚目は現役生!全体的に良い内容でした。日頃から考えていたことや、挑戦してきたことが活きてきたのではないかと思います。とはいえまだまだ成長の余地はあるので、できたこと、惜しかったことを振り返って次に繋げていきましょう。この調子!

ジョセフはシンプルな構造と独特のニュアンスが特徴の像ですよね。かっちりとした形態を追いつつ、強い影の印象だけに惑わされずに自然な光、空間の見え方を大切にしたいです。6、7枚目は現役生、8枚目は現役講習会生!

動物塑像は鳩でした。4枚目は現役生、5枚目は現役講習会生!みんな鳩の形態をしっかり意識できていますね。量が少ない分シャープな形態感や頭部の印象などを見極めて、活き活きとした粘土のやり取りができると良いですね!

Ⅳ期は組み石膏もやりました。5、6枚目は現役生。構図など難しい判断もあったと思いますが、よくイメージを持ってやり取りできています。2つの像の関係性や空間の理解が内容に直結してくるのでしっかり押さえたいですね。冴えを意識した画面のやり取りが終盤でできてくると、見る側もグッと惹きつけられる良い作品になると思います。

最後に基礎の作品を一気に!同じ部屋で制作している受験生と一緒に熱量高く取り組んでいます。課題度にドンドン吸収、メキメキ上達しており、楽しみつつも真摯に取り組んでいるのが伝わってきています!その調子だ!

今回は以上です。受験生も基礎科生も良い空気感で制作に取り組めています。この調子で夏期講習を走り切りましょう!

彫刻科:2026夏期講習始動!1期2期!

こんにちは、講師の新妻です。いよいよ夏本番ですね(暑さも)

夏期講習が始まりました。浪人生、現役生、外部生それぞれに刺激しあいながら実りある講習会にしていきましょう。講師陣もこの夏で少しでも多く成長できるように全力でサポートしていくんで宜しくっ!

一発目の課題から良いテンションのデッサンが出てきました。ヘルメス は空間構成の複雑さ、優男的な印象と形のスタイリッシュさの共存、地肌の部分と頭部の情報量の見え方の塩梅など、ガツンと設定することと繊細に状況を見ながら判断していくことが多いモチーフなので実力がはっきり出る像かなと思います。

 

模刻はまずはフットワーク!つくっているものがどういう彫刻なのか、どう成り立っているのかを理解するために足を使いましょう。「100%写しとる」のではなく、その像の印象、組み立てを把握しながら、作っているものの中でその像らしく成立させる方向で考えると、模刻課題が「間違い探し地獄」ではなくなってくるのではないでしょうか。そのためにもまずサイズと動きの設定はマストです。

 

1期コンクールはガッタメラータ のデッサンでした。全体的には地力がついてきているなと思う反面、出だしではモチーフの理解不足からくる形の狂いが散見されました。初めから無理なく像の印象に寄り添って描けた作品が自然と上位にきましたね。

4枚目は学外生の作品で、短い期間でしたが収穫が目に見える形で出せたのがよかったですね。5枚目は今年度からの生徒の作品で、1学期の学びをべースにしながらも3段跳びくらいのレベルアップを感じる出来でビックリです。

 

2期スタートはパジャントのデッサン。秀作多く出た中で作者が被らないように何枚か。5、6枚目は現役生の作品です。それぞれ自分の課題を意識して像に迫れたと思います。

 

2期の目玉、モデルさんの肖像彫刻課題。ぐいぐいと楽しみながら制作できましたね!構造などの勉強的なベーシックな考え方も大事ですが、自分の作品として「良い」のか「悪い」のか、予備校生としてというより一人の彫刻家として味わい深い人物彫刻を目指していきましょう!3枚目は現役生の作品です。

 

 

石膏像とプラスアルファで静物が組まれているモチーフでは、より自然な見え方や感じ方が大切になってきます。色幅、質感表現、盤上の配置などに気を配りながら、一枚の絵としてどこに魅せ場を作るかを意識していきましょう。

 

 

基礎科生も受験生と一緒に10階で制作しています。受験部に負けない集中力!!

 

授業で集中している分、リラックスして体を休める時間も大事にしてくださいね。

今回は以上です。また!

彫刻科 夏期講習に向けて!

こんにちは。彫刻科の小川原です。1学期ももう終わり、早くも夏期講習です。1学期はそれぞれの土台づくりがしっかりできたと思うので夏期講習ではより実践的に制作に向き合い、一気に実力を高めていきたいです!
1学期の最後にコンクールを行ったので作品を紹介します。
デッサンはブルータスでした。4作品目は現役生の作品です。




塑造は自刻像でした。2.3作品目は現役生の作品です。




現役生が上位に食い込んできたことに講師としてワクワクを感じますね。今後の成長がとても楽しみです!
もちろん昼間部生も自分の課題をよく理解し、努力できた結果が出せたと思います。今年から始めたという学生も多かったですがやった分以上の成長があったと思います。夏期講習を経て2学期を終えると大体受かりそうな人、その時点では受からなそうな人がはっきりしてきます。後半焦っても巻き返すのは難しいので今全力で取り組んで経験を積んでおく必要があります。
どのような意識を持って臨めるか。それが全てですね。
後悔しないためにも今できることをやり切りましょう!

彫刻科 6月後半の近況

こんにちは!彫刻科講師の野川です!

6月も終盤に差し掛かり、だんだんと暑くなってきましたね。季節の変わり目は特に体調を崩しやすくなってくるので、皆無理せず気を付けていきましょう。この頃は秀作も多いので一人一点ずつ紹介したいと思います。

まずは昼間部!


ラオコーンを無理なくとても自然に捉えられてます。色味と形態感の両方をバランスよく見れていますね。

確かなイメージを持って取り組めたのを感じます。ここで得た学びをどんどん活かしていきましょう!

おっと思わせるいい構成です。手もリアリティを持って作られていて、状況の非現実感に拍車をかけています。

作者のらしさが良く出ていると思います。ポーズ、視線共に自然で、作品から感情を感じます。ここまでやれると作品としての説得力が全然違いますね。

かなり難しいテーマだったと思いますが、自分なりの答えを出せたのではないでしょうか。このような課題の時は、より自分が持っていきたい作品性を意識しながら取り組めるといいですね。

炭の発色が魅力的なデッサンです!作者が持つ魅力的な炭を保ったまま形になっており、かなりいい作品になっています。

大型静物モチーフならではの構図ですね。色味や質感など、繊細な炭のコントロールが光っています!

普段描かない像だからこそ、自身の印象を見る力が試されます。いいやり取りができていますね!

今までより大きく成長できた一枚だと思います。描写の詰め方もとてもいいです。これをきっかけにどんどん楽しんでもらえたらと思います!

次に夜間部!


シンプルな構成ですが良く気を使えてると思います。質の差も上手く表現できていて良いですね!

マスクが下向きでやや作りにくかったと思いますが、良く持ってこれました!クオリティも申し分ないです!

パジャントの印象を絶妙に捉えられてます!描写、炭も共に冴えていて良いですね!

ここ2枚でかなり成長しています。このままどんどん吸収していって描く楽しさを今以上に感じてもらえたらと思います!

逆光側でかなり形が見づらかったと思いますが、しっかり形に反応できています!良いやり取りができましたね!

この位置から見たパジャントの印象を良く捉えられています。石膏像の白さを感じさせる良いデッサンですね!

最後に基礎科!


高校一年生の作品です!非常に充実した内容の塑像です!ここでもたくさんの学びがあったのではないでしょうか。これからももっと楽しんでいってください!

瞳の表現がとても良いですね!こういった自分の作りどころを持っておくと、モチベーションが上がって制作が楽しくなります!
短い期間で良くここまで胸像を上げられたなと素直に感心していました!自分の作りたいイメージを保ったまま最後までやりきる力は必ず武器になります。大切にしてください!

今回は以上です。1学期も終盤に差し掛かりました。皆確実に力をつけてきています。このまま最後まで突っ走っていきましょう!それでは!

彫刻科:5月後半の作品紹介

こんにちは、講師の新妻です。昼間部は5月後半で大きめの塑像課題を制作したり、まだ始めて日が浅いメンバーは基礎的な課題に取り組んだりしました。

大型模刻を選んだ人たちは大きな量を扱いながらマスターピースにある形の響き合いや、その像らしさが見えてくるポイントなど、いろんな発見があったと思います。模刻だけじゃなく、あらゆる作品制作にそのエッセンスを取り入れて行きたいですね。

ある程度経験も実力もある作者でしたが、小品の模刻塑造を繰り返すことで、今まで少し漠然としていた形の設定や、印象がぶれてくる時間帯で気をつけることなど、より一層やりとりがクリアに考えられるようになってきました。

 

自刻像は半身像など時間をかけて佇まいまで含めて作品にしていくようなスケールのものを制作できました。頭部の突っ込みはもちろんのこと、なかなか作らない身体の自然なつながりや形の理解など、こちらも発見が多かったのではないでしょうか。大学以降の作品制作に近い、じっくりと自分の作品に向き合う経験ができたことが一番の収穫ですね。

 

まだ始めて日が浅い作者ですが、一課題ごとに着実に前進しています。最終的にかなり良い仕上がりになりました。デッサン も塑造も一通りやるべきことがわかってきたら、どう安定して作品を立ち上げていけるか自分なりに検証しながら経験値を増やしていけると良いですね。


ラボルトは基礎的なモチーフと思われがちですが、しっかり描くとなると結構難しいモチーフだと思います。頭部の立体感や下顎の設定など、画面に対して頭部が大きく入るので、普段曖昧にしている部分が顕著になります。

 

こちらも勢いで行けるモチーフと思いきや、動きの激しい印象と垂直水平関係を噛み合わせるなど、基本的なことがちゃんと見れているかが露見しやすいです。肉迫するような形に対する執着も大切になる像ですね。

 

夜間部はブルータスを描きました。この時期にしては例年よりも少しも短い制作時間でしたが、みんな食らいついていました。それぞれ自分で考えながら制作している姿勢がとてもよかったです。

 

基礎科はアバタのヴィーナスを作りました。

作るのが好きな作者ですが、中盤で再度量のバランスを捉え直す見方を自発的にできたことに成長を感じました。彫刻してる!

アドバイスを忠実に守ろうとしてくれるあまり、作業で二の足を踏みがちでしたが、いつもより具体的な印象を引き出してこれました。こちらも良い成長です、どんどん楽しもう!

今回は以上です、また!