作成者別アーカイブ: admin

表現すること。

渋谷校の箱岩です。

本来なら10日水曜に更新なんですが、ありがたいことに月火水の生徒が多くなっていまして、ちょっぴり忙しかったりで余裕がありませんでした。うっかりしていて、すみません。

いよいよ梅雨の声が聞こえてきましたが、体調管理はできているでしょうか?

IMG_0304

 

油絵科の授業は、ものを観察する基本を学ぶ為の普っ通~のデッサンからスタートして、

今週は、自分の考えや気持ちを画面を通してどのように訴えるべきか?

俗に言うところの構図の問題へと進んできました。

写真は、通称「構図ドリル」でお勉強中の油絵の生徒さんです。

その昔、東京芸大の斉藤教授や私が受験生だったころに熱心にやっていた、巨匠の作品から明暗を抜き出す遊びを、文字通り超コンパクトにして大量にこなすドリル形式のトレーニング。数式の問題や単語のトレーニングと同じくコツコツやるのがコツ。

でも、単純だけど意外におもしろいと思います。

IMG_0622

油絵科は、曜日によってばらついていますが、ゆっくりと人数も増えています。講習会からは更に生徒が増えて、一段と活気が出てくるのではないでしょうか。

プレ夏期講習もございますので是非興味が有る人は、ご参加を。

さて先週末は、受験科デザイン工芸科・油絵科共に保護者会が開催されました。

生徒の御父母とお話しすると、いろいろなご意見や御要望に出会います。一つ一つのお話を聞きながらも御父母のお子さんへの期待や、心配する親心が伝わってきまして、中学3年生の受験生を持つ親としましては共感しきりでした。勉強熱心な御父母の様子に、親としても見習うところがたくさんございました。今後の指導にもしっかり取組みたいと思います。

現役生の指導は、背後で支えるご家庭や高校の先生方の思いごと受け止めながら、本人の可能性を最大限に伸ばすことなんだと実感しました。

一方で生徒の気持ちも経験が浅いせいもあって、日替わりでころころと表情が変わっていきます。なるべく多くの対話をしながら一人一人のモチベーションを引き上げていこうと心がけていますが、全部の気持ちを拾えているのか?なんてことが、気になってしょうがないってところが油絵科らしさですかね。

けれど、日替わりの気分の斑が連続して、自分のリズムが作られ、間合いが作られ、表現の基となる今の自分が形づくられると思います。「心とはコロコロと転がればなり」です。絵画の世界は手先の上手、下手なんてどうでもよくて、気分や気持ちが伝わるか否か。共感を呼ぶか否か。それは、描写力達者なほうが良い場合もあれば、あきれるほどの脱力の中で語られる場合もあると思います。

まとめるなら 「描写力 < 思いの強さ」 これはとっても大事だということ。

もし絵を描いていて、何かしっくり来ないことが有るとすれば、それは受験の為にという理由で無感情に筋トレをさせられているからであり、絵画の本質とは違う物差しをあてがわれているからかも知れません。

「自分を表現すること」

もし、美術の世界に足を踏み入れ、それを望むなら、新美の油絵科を一度覗いてみるべきだと思います。絵画の懐の深さを味わってみてください。

それでは、渋谷校でお待ちしております。

 

 

平面構成入門

基礎科講師の吉村です。

5月から専門課題が始まっている基礎科ですが、
今回はデザイン・工芸科の課題を紹介したいと思います。
0606
入門編ということで、
まずは画材に慣れることを目標に、”SHINBI”の文字を
アクリルガッシュで描きました。
一週間という短い時間でしたが、
初めての生徒も楽しく出来たのではないでしょうか。
ここで学生の作品をいくつか紹介します。

0606-4
配置も自分なりに考えて、クールな作品に仕上がりました。
グラデーションや陰が効いてます!

0606-3
シンプルでグラフィカルに動きを表現していてこちらもかっこいい。
作業も丁寧ですね。

0606-2
少し線はゆるいですが、テーマが面白い!
言われてみれば、”SHINBI”と”SUSHI”って字面が似てる^^

今回の課題では平塗り、溝引き、烏口の使い方を中心に指導しました。
基礎的な課題ではありましたが、
しっかりテーマやコンセプトを持つことを意識して作品を仕上げることができたと思います。
自分の作品を見て、いろんな人が楽しんでくれたり、
想像を膨らまして見てくれることがデザインの楽しい所ですね!
今後の平面構成が楽しみです!

デザイン・工芸科 夜間部

こんにちは。デザイン工芸科夜間部です。

6月も中旬となりました。これまでは、共通の基礎となる課題を中心に制作してきました。

15日からは各志望校別にクラスを再編し専門課題を制作します。

たまに、昼間部デザイン総合、工芸総合、私立美大コースと同じ共通課題に取り組み、浪人生の制作手順も見ながら、夏期講習に向かっていきましょう。

これから始める方も随時募集しています。

柔軟な指導を心掛け、一人ひとりの進路指導にも当たっていきます。

夜間2015.6.09

2015年夏期講習会パンフレットできてます!

こんにちは。学生課です。
夏期講習会のパンフレットを2F学生課、1F総合受付にて配布中です。
今年の表紙は日本画の佐々木先生が描いてくれたもので
月夜に集う、猫の集会をイメージして制作されたそうです。
su
本物のサイズはP150号(約2.3m x1.6m)ととても大きな作品です。
本当のサイズで見てみたいものです。

さて新美では夏期講習会に先駆けて「プレ夏期講習」というイベントを行います。
このイベントでは実際の入試に即した課題や
初心者のための、道具の使い方から学べるコースもあります。

この夏、本格的にレベルアップする前に一度体験してみませんか?

お申し込みはこちらまで。

日本画科 中間コンクール

こんにちは、日本画の佐々木です。

新学期新しいスタートを切ってからおよそ二ヶ月。段々とじぶんのやるべきことが見えてきた時期ではないでしょうか。
このタイミングで、内部生はコンクール課題でした。

ブログ4
シビアに順位のつくコンクール。今の自分にできることを再確認して、前に進みます。

夜間部優秀作品
ブログ2

昼間部優秀作品
ブログ1

まだまだ出来そうなところはありますが、今の時期でこれだけしっかりかけているのは心強いですね。
おそらくこのミロのヴィーナスは受験には出ませんが、何が出るかわからないのも受験の怖さ。
あまり普段かかないものが出ても、落ち着いて観察です!

________________________________

授業とは関係ないですが。。。

新美に入っている画材屋さん「Tools」から、新しい水彩絵の具の案内が来ました。

DSCN8604
見たこと無いメーカーですよね。実はこれ、まだ日本に入ってきていないメーカーなんです。
「セヌリエ」というフランスのメーカーで、天然素材を使い(蜂蜜!)作られているんだそうです。色によっては。ホットケーキに掛けたら美味しそうなあま~い匂いがしました。

DSCN8605
早速皆で試しがき!

ブログ

発色がよく、くすみにくい印象でした。
でも、わりと味わい深い色をしていて…これはとっても使えそうです。
入荷が楽しみですね!