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油絵科・この夏必見の展覧会

こんにちは。油絵科の関口です。
夏期講習会も始まり、デッサンに奮闘している人も多いと思います。油絵科はデッサンでも求められる内容は多岐にわたるので、頑張って制作するだけでなく、色んな作品を見る事も大切になります。

そこで今回オススメの展覧会を一つ。
東京ステーションギャラリーで行われている「12Rooms 12Artists」。僕も先日観てきましたが、日本で本物を見る機会が滅多にない作家が勢揃いしている感じで、結構マニアックな人選だと思いました。IMG_4889
駅の改札口を降りると大きなポスターがあるので、すぐに分かります。

 

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会場に入って一番最初の部屋はスーザン・ローゼンバーグ。

 

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すだれを潜ると次の部屋ががエド・ルーシェイ(新美ではずっとルシャと読んでいました)

 

フロアを降りた最初の部屋にはルシアン・フロイド。x8381.jpg.pagespeed.ic.ei0sSf-ELi
※会場内は撮影不可なので、写真はインターネットミュージアムより

奥に進んで行くとミンモ・パラディーノやデヴィッド・ホックニーなど、新美の画集で馴染みのある作家の名前がチラホラ。他にも荒木経惟や小沢剛など日本人の名も。

 

ステーションギャラリーは、東京駅の丸の内北口から出たらすぐの場所です。月曜日休館ですが、金曜日は20時まで開催していますので、是非行ってみて下さい。
実際に行ってみると、もしかしたら「よく分からない」と思うかもしれませんが、数年後に「あの時あの作家の本物を見てたんだ…」と考えるようになると思います。夏期講習会で地方から上京してきている人も必見です。

東京ステーションギャラリーの紹介HP
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201607_12rooms.html

彫刻科 夏期講習会はじまる。

こんにちは!彫刻科講師の稲田です。今週から夏期講習会がはじまりました。
まだ、天気は良くない日が続いていますが彫刻科はみんな元気に制作に取り組んでいます!!
普段、昼間部と夜間部はなかなか一緒に制作する機会はないですがお互いに刺激し合いながら夏が終わる頃には「夏の思い出は新美の彫刻科で制作」と胸を張って言えるように講師共々制作に打ち込みましょう!!
講習会初日は、小川原先生によるデモンストレーションからはじまりました。

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デッサンの大切な要素の確認、いろいろな見方からなる進め方等講師の僕もなるほどという内容でした。生徒のみんなにはどのくらい伝わったでしょうか。

こちらは授業風景↓
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講習会はじめの課題は「奴隷」木炭デッサンでした。中でも質の高いデッサンが出来上がってきたので紹介します。
昼間部生の石膏デッサン「奴隷」

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作者は立ち上がりから完成が見えているように段階ごとにどんどん奴隷の印象を引き出して描き進めていた姿が頼もしかったです。
しっかりとそこにある形を描きながらも空間を損なわず、奴隷の持っている構造、動き、量感に反応出来ています。作者の持ち味が遺憾無く発揮された一枚ですね!

今回紹介するのはこの1枚だけですが、生徒全員が1学期末のデッサンよりも成長を実感出来た課題になったのではないかと指導していて感じました。
この後の課題も絶えず、挑戦していきましょう。そして失敗しましょう!失敗がないというのは一見いいように感じますがそれは違います。自分にとって未知の領域へ踏み出すときはどんなに綿密に計画を立てても失敗は付き物です。失敗の先にしか成功はありません。今から守っていては駄目ですよ!

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失敗繋がりですが、この画像の作品は僕が今制作している木彫の作品です。わかりにくいですが頭部の荒取りを失敗して寄木しています。完璧だと散々シュミレーションして荒取りをチェーンソーでしていくのですが毎回どこか失敗します‥僕の見切りの甘さといってしまえばそれまでなのですが、、ただ、毎回何かしら新しいことを取り込んで前回とは違う作品を作っていくということを大学を出てから自分の作品制作の1つの目標にしています。今回は失敗するんじゃないかと何回も頭に浮かびます。実際失敗します、ですが大抵1日経てば立ち直ります。新鮮さと失敗はセットだと思います。
自分の作品にいろんな意味でドキドキしながら制作出来ると最高ですね。

 

 

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最後に展覧会のお知らせです。東京都美術館で「木々の対話 再生をめぐる5つの風景」という展覧会が開催されます。会期は2016年7月26日(火)ー10月2日(日)です。木を素材に制作されている5人の作家さんが出展されています。彫刻科の学生にとっては彫刻の作品にふれる良い機会です。夏期講習会で忙しいですが時間を作って是非みにいきましょう!!

では、今回はこの辺りで失礼します。次回は小川原先生です。お楽しみに!!

夏期講習会が始まりました!

こんにちは。
いよいよ、夏期講習会が始まりました。
長い夏期講習会、受講生は体調管理を十分に、全力で頑張りましょう!!

今年も遠方からも多数の参加をいただいております。
不安な事や相談など、遠慮なく新美スタッフに声をかけてください!お待ちしています!!

まだまだ夏期講習会は受付けています。
定員締切もありますので、希望者はお早めに。。

初めての方に、新宿校を少しご紹介します。
受付はこちらです。向かって左側の少し階段を上がるところです/

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アトリエへの入口はこちらです。

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2階は学生課と講師室です。
気軽に相談に来てください。展覧会のチラシなども沢山置いてあります。

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購買部は5階です。新美No.1の癒しスポットです。
優しいお姉さん達が親切に対応してくれます。
ちなみに初日は大変込み合いますので、ご注意!
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一学期最終日になりました。

いかがお過ごしでしょうか?渋谷校、箱岩です。

6月26日に東京芸術大学の入試説明会があり、自分も足を運びました。

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気が付けば修了してから19年目かな?随分時間が経ちました。時間があったので木陰をぶらぶらしていたんですが、樹木が随分と成長していて、文化祭でよじ登ったあの木、作品制作でお世話になったこの木、どの樹も見違える程の巨木になっていました。時間の経過を感じて、すごく不思議な感覚。

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こういうところも芸大の魅力になってきたなーと、ジジくさい事を考えていました。

都心の真ん中で、伝統のあるキャンパスで、巨木の森に囲まれ、信じられないほど自由に、好きなだけ自分を見つめて制作できる。素晴らしい環境へと成長したなぁ~(遠目www)

当時から携わっている各学科の教授陣の努力の賜物でしょう。

合格者作品のクオリティーも今まで通り、とてもしっかり。感心するようなアイディアで課題と向き合った作品が多いなぁと思いました。新美生も少数ですが混じってましたね。

渋谷校の生徒さんたちも皆参加していましたので、次の週から俄然意欲が出たようでした。

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で、上の作品が次の日から制作していた油絵。

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こちらは基礎科の2年生。学期末、気合入ってますね~。

 

さて、夏期講習がいよいよ始まります。渋谷校の設置コースは下記のとおり。

基礎科 Ⅰ~Ⅵ期

デッサンコース・油絵コース・デザインコース(高1~2生)

受験 Ⅰ~Ⅵ期

油絵コース・デザイン/工芸コース(高3生)

 

この夏、本気で美大受験、芸大受験を考えている君。今からでも遅くはないよ!

是非、新美渋谷校で最初の一歩を!!

映像科:一学期授業終了&プレ夏期講習レポート

こんにちは。映像科の講師の森田です。
日曜日で一足早く映像科の一学期の授業は終了。こちらでも告知していた「プレ夏期:武蔵美映像実技模試」は外部からの受講生も含めて盛況のうち無事終了しました!

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(*いつもにも増して真剣な講評風景)

感覚テスト、小論文、鉛筆デッサンを「実際の試験と全く同じ条件、制作時間で制作する」ということで、やや心配(今の時期に完成できるかな…?)してましたが、蓋を開けてみれば、この時期としては力作揃い。上位にはもう一歩で入試直前のレベル、という作品もありました。今回は日頃の成果が発揮できなかったという人も、夏期で経験を積んで、次回はがんばってください!

++

追記:
一学期が終わったということは、次の授業は夏期講習です。
映像科は4つのコースが開講されています。1コースから受講可能!

【EA 武蔵美映像 感覚テスト特訓コース 7/20-7/23 6H 4日間】
【EB 私立美大映像 推薦入試対策コース 8/1-8/6 8H 6日間】
【EC 私立美大映像 一般入試対策コース 8/15-8/20 8H 6日間】
【ED 武蔵美映像 特訓&コンクールコース 8/22-8/27 8H 6日間】

受講を迷っている人もぜひお気軽にご相談に来てください。
また特に質問が多いのはEBの推薦入試コースです。このコースでは武蔵美の公募制推薦入試、ディレクション資質重視型、クリエーション資質重視型の対策を中心に行います。
教室の様子などは去年の授業を参考にしてください(今年は更にバージョンアップしてます!)。

それでは皆さん実り多い夏をお過ごしください!