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みんなもだけど 中学生コースの先生達も頑張ってる☆

いよいよ!

美術系高校受験「中学生コース」のみんなの受験はじまってます。
↓ 夏はまだ、まったり描いていた皆も。最近はキリッとした顔つきになってきました!

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合格に向けて、みんなも相当頑張ってきましたが。
先生たちも、みんなの合格にむけてラストスパートです!

本番に日頃の成果がでるように☆

力を出し切って悔いが残らないように☆

どうやったらみんなが頑張れるか?
みんなを送り出すためのアイテム作りにも余念がありません。

↓ さすが芸大生。みんなに届けるための『りぼん』風のメッセージづくりです。顔はうつっていませんが、先生真剣です、、そして早い。

受験する高校に合わせて、さらなる必須アイテム作りがつづきます・・・★

渋谷校入試直前講座

こんにちは渋谷校です。

そろそろ私立の入試も後半戦といった頃ですが、渋谷校の入試前の様子を少しお目にかけます。

前にもデモストのお話しを書きましたが、入直も結構デモストを頻繁に先生がやってくれています。今回はその作品の一部を画像で紹介します。武蔵美視デのデッサンや平面構成、多摩グラの平面構成の課題を想定して制作したものです。先生の作った作品と自分の作品を直に比べたりしながら渋谷校の学生は入試に向けて作品制作を頑張っています。

制作時間も先生は生徒の半分ぐらいの時間で出来てしまう。驚きの早業です。デモスト作品1

今日はやっと多摩グラの入試も終わったところですが、この後は芸大などの国公立の試験に向かっていきます。渋谷校のみんなも、あと少しです頑張りましょう。

渋谷校では、この後イベントとして2/19に1日体験が行われます。その後も3/12、19,20にも1日体験が行われます。普段の授業に参加する無料の授業体験等も行っています。詳細とお申し込みは新美のホームページで確認してみて下さい。

1日体験の詳細はこちらから

お申込みはこちらから。

映像科:武蔵美試験速報

こんにちは。映像科の森田です。
この映像科のブログは隔週の火曜日なのですが、何の因果か今日2/7は、まさに武蔵美映像学科の実技試験当日。
「今年はどんな問題が出題されるのだろうか…」と講師室で震えながら待っていましたが、
午前中の感覚テスト、午後の小論文/鉛筆デッサンを終えた映像科生が先ほど報告に来てくれました。

今年の感覚テストは「ここには来たことがある。」という文章がテーマ。
小論文はA4の白紙が複数枚渡されて、「皺(しわ)」と「折(おり)」について考察する、という問題。
鉛筆デッサンもモチーフは白紙2枚で、小論文と同じく皺をつけた白紙と折をいれた白紙を配置するという問題でした。

快心の出来だったという人もいれば、ちゃんと伝わる表現になったか不安だという人もいるかもしれませんが(終わった直後は大抵みんなそう言うので心配しすぎず!)とりあえずは目前の学科B日程に向けて、もう一息です。
体調管理など気をつけて、頑張りましょうー!

物質としての絵の具について

こんにちは。油絵科の関口です。今回のテーマは絵具についてです。そして昨年末に目黒区美術館で行われていた「色の博物誌ー江戸の色材を視る・読む」という展覧会についても触れたいと思います。※この展覧会は既に終了しています。

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前回の日本画科・佐々木先生のブログにもありましたが、日本画に使われている岩絵具は、鉱石を砕いたものを膠と混ぜて絵具としています。
「色の博物誌ー江戸の色材を視る・読む」では、江戸時代に使われていた絵具に焦点を当てていました。現代と比べると当時の色数は非常に少なく、1つの色を出すにも多くの苦労があり、様々な工夫がなされていた事が分かりやすく展示されていました。
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自然界に存在する様々な色を天然素材で表現するというのは、実はかなり大変な事なんです。例えば草木の緑を想像してみて下さい。その色を出そうと、植物の葉っぱから緑色を抽出しても、その緑色を保っていられるのは、植物にもよりますが、わずか数時間?数日です。次第に色が抜け、茶色っぽい色に変色してしまいます。そこで登場するのが鉱石という事になるのです。

緑(緑青)ー孔雀石。別名マラカイト。
青(群青)ー藍銅鋼。別名アズライト。
赤(朱色)ー辰砂。別名シナバー。
黄ー雌黄。別名オーピメント。
赤茶色(弁柄)ー赤鉄鉱。別名ヘマタイト。
黄土色ー黄土。

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さすがにこれだけでは色を表せないので、他にも鉱石には劣りますが、比較的変色しにくい植物や生物から抽出した有機顔料や染料が加わります。

藍色ー藍。別名インディゴ。
青ー草汁(クサノシル)
紅色ー紅。紅花。
臙脂色ー臙脂綿。別名コチニール。
黄色ー藤黄。別名ガンボージ。
黄色ー鬱金。別名ターメリック。
黒ー墨。
白ー胡粉。

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※上の3枚の図版は展覧会の図録より。絵の具や材料の解説書としても分かりやすく、非常に良くできた素晴らしい本でした。

油絵で使う油絵具も、本来は日本画と同じく、鉱石を砕いたものをオイルと混ぜて作るというのが昔は当たり前でした。※上記のもので油絵具には使われていなかったものもあります。
普段何気なく使っている絵具ですが、それがどうやって作られているのか?昔の人はどの様にして絵を描いていたのか?一度想いを馳せてみては如何でしょうか?

最後に・・・以前僕が取り上げた色について、詳しくご覧になりたい方は以下のリンクからどうぞ。
赤について
http://www.art-shinbi.com/blog/2015/06/28/
青について
http://www.art-shinbi.com/blog/2015/08/09/
黄について
http://www.art-shinbi.com/blog/2015/09/06/

彫刻科 入直近況。

こんにちは。彫刻科講師の稲田です。
東京都では今がインフルエンザのピークというニュースを目にしました。毎日の制作で疲れが蓄積してきた今の時期は要注意ですね。マスク、手洗い、うがいはもちろんですが睡眠もしっかりとりましょう。夜寝れないからと起きている人が案外多いんですよね?不安や焦りで寝れないよ!という人もいると思いますが横になって目を閉じているだけで疲労は回復するそうです。制作で疲れた体を休ませてあげましょう。

さて、今週は私立大学の一般入試もはじまりアトリエの空気も緊張感がグッと増してきました。みんなが最終目標としている東京芸術大学彫刻科の1次試験までは丁度残すところ1ヶ月です。それぞれの努力でグングン実力が伸びている反面、朝から晩まで緊張した制作漬けの生活に精神的にも体力的にも疲労が溜まってきている生徒が多いように感じています。自分でも疲れて集中出来ないと自覚している人もいるのではないかと思います。もたないと感じたら遠慮なく休みなさいと先生たちは言うけれど、気が焦ったり、休むことへの罪悪感で休めないというのが本音でしょう。ただ、そんな時ほど思い切って休みましょう!何事もがむしゃらにやることが努力することではないですね、自分の体調や精神状態を知って受け入れることも良い制作を続けるための第一歩です。

今回は直近のコンクールのデッサンと素描を紹介します。

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確かな実力を感じさせる一枚ですね。武装する女神の顔の印象が惜しいです。後ろの円盤投げに形の複雑さが取り入れられるとより高いレベルの作品となるでしょう。

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こちらのデッサンを魅力のある作品です。武装する女神の台座の位置関係が不自然なのと円盤投げの頭部の髪の描写が浮いているのが惜しい。

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3時間の素描として十分な完成度を持った良作です。構図、構成、描き込み共にハイレベルです。あえて指摘するなら右手の握りが弱いところがもったいないことでしょうか。

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こちらも独特な描き込みで目を引く作品です。手の魅力を与えられた布を使ってよく表せています。

このように実技の質は日に日に高まってきています!!受験まで戦い抜きましょう!!次回は氷室先生です。お楽しみに。