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「教室の中に部屋をつくる」23日(日)先端科

こんにちは、先端科です。

次の日曜日|4月23日 9:00 – 16:00

「教室の中に部屋をつくる」

条件:床面積は2メートルx2メートル
持参するもの:
・2メートルを計れるもの ※メジャー、定規、その他
・使いたい素材があれば持ってくるように
・筆記用具、カッター、ハサミ、接着材など、制作に必要な道具類

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無料体験受け付けています。
当日の申し込みもできます。
申し込みはこちらから
「無料体験入学システム」
http://www.art-shinbi.com/event/muryoutaiken/

授業時間
火・水 17:30-20:30
日   9:00-16:00
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【あれこれ見たい 展覧会・イベント情報】
新美講師が気になっている、見てみたい展覧会情報。

・switch point (最寄駅:JR国分寺)

髙木大地「Pattern, Quiet, Repeat, Simple」
2017年4月6日(木)? 4月22日(土)
http://www.switch-point.com

・KAYOKOYUKI

髙木 大地 Narrative Grids
2017.4.1 (土) – 30 (日)
http://www.kayokoyuki.com

駒込倉庫 と隣接してます。
SPRING FEVER
https://springfeverkomagome.tumblr.com

・TALION GALLERY

椎木静寧キュレーション展「きこえないおと」
角田俊也、松井茂、森弘治
2017 年 4 月 15 日 ( 土 ) – 2017 年 5 月 14 日 ( 日 )
http://www.taliongallery.com/jp/current/

・Takuro Someya Contemporary Art

矢津吉隆 | Passage
開催期間 2017年4月22日(土)~5月27日(土)
開廊:火曜 ? 土曜 12:00 ? 19:00(休廊 日曜・月曜・祝日)
http://tsca.jp/ja/exhibition/#works

・gallery αM

2017『鏡と穴-彫刻と写真の界面』
高木こずえ 写真の彫刻化連鎖
2017年4月8日(土)~5月13日(土)
11:00~19:00 日月祝休 入場無料

exhibition

・TARO NASU

ジョージェ・オズボルト「For better or worse」
2017年4月8日(土)-5月13日(土)
火-土 10:00-18:00 日月祝 休
http://www.taronasugallery.com/exh/exh_index.html

※ gallery αMとTARO NASUは同じ建物の中にあります。最寄駅:馬喰横山

・山本現代 YAMAMOTO GENDAI

篠原有司男展 「我輩の絵にパンチが炸裂!」
2017年3月11日(土)?4月22日(土)
開廊時間:11:00 ? 18:00(火/水/木/土)、11:00 ? 20:00(金)
http://www.yamamotogendai.org/japanese/exhibitions

・URANO

岩崎貴宏  Venice Project 2017: TAKAHIRO IWASAKI meets TAKASHI KOJIMA
https://urano.tokyo/exhibitions/current/

・児玉画廊 | 天王洲

坂川 守「終わりの日は近い!」
http://www.kodamagallery.com/index_jpn.html

※ 上記3つのギャラリーはTERRADA Art Complex内にあります。最寄駅:天王洲アイル

映像科:新学期スタート

こんにちは。映像科講師の森田です。
先週13日(木)に映像科の木金日コース、始動しました!

今週はオリエンテーションのあとに、
毎年恒例となっている「絵巻物」のフォーマットを使った、自己紹介課題の制作をしました。
2m近くある長?い画面に描いたイメージをスクロールさせることで一本の映像作品を上映します。

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さて、今年も映像科の授業は、
木曜日・金曜日…17:30?20:30
日曜日…9:00?16:00 です。

週3日の授業ですが、一学期は感覚テストや小論文につながる、絵と文章の課題制作や、
クロッキーやデッサンの基礎となる描写力特訓課題などを中心に授業を行います。
加えて推薦入試コースの人は、並行して対策を始めていきます。
(盛りだくさんです!)

来週は「映像メディアについて知る」をテーマに、早速アニメーション制作のWSを行います。
それでは一年間、がんばっていきましょう!

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無料体験入学も随時受け付けています。
美大の映像系に興味はあるけど、まだ全然迷ってるという人も大丈夫。
まずはお気軽に相談に来てください。
http://www.art-shinbi.com/event/muryoutaiken/

今日の先端科。

こんにちは先端科です。
今日18日火曜日は

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「興味のあるもの、好きなもの、最近面白いと思ったものを持ってくる。」

 美術作品に限らず、興味のある対象。
? ? みんなで共有できる形で持参すること。
? ? インターネット上の情報ならば、出力して持参すること。

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【あれこれ見たい 展覧会・イベント情報】
新美講師が気になっている、見てみたい展覧会情報。

・油画科の投稿を読んだら「ミュシャ展」見に行きたいなと思いました。

ちょっと遠いですが、ゴールデンウィークにどうでしょう
・岡﨑乾二郎の認識 ─  抽象の力
──現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜

豊田市美術館  2017年4月22日(土)ー6月11日(日)
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2017/special/okazaki.html

名古屋まで行ったら、こちらもオススメしたいのですが、この時期企画がないかもしれません。
芸大先端科教授の飯田志保子さんも関わっています。
MAT : ?Minatomachi Art Table, Nagoya
http://www.mat-nagoya.jp

新美新宿校の裏にも現代美術を扱ったギャラリーが2件あります。(新美から徒歩5分)

今井 俊介「float」
2017年4月15日(土) > 5月14日(日)
HAGIWARA PROJECTS
http://www.hagiwaraprojects.com/index_en.php

渡辺英司 新作展 – 瞬き / Blink
 2017年3月18日(土)?- 4月22日(土)
? ? 12:00 – 19:00 (日、月、祝 休み)
KENJI TAKI GALLERY

http://www.kenjitaki.com/pages/intro1_j.html
渡辺さんには、過去新美でワークショップをして頂いたことがあります。
名古屋を代表するアーティストのひとりです。

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無料体験受け付けています。
当日の申し込みもできます。
申し込みはこちらから
「無料体験入学システム」
http://www.art-shinbi.com/event/muryoutaiken/

授業時間
火・水 17:30-20:30
日   9:00-16:00

 

4月23日(日)【 2017 春のデッサン プログラム 】

私立美大デザインコースの笹本です

私立美大のデザイン学科を目指す受験生の皆様にお知らせです。

ブログ 170417

4月23日(日)に「2017 春のデッサンプログラム」と題して、受験生が個別に課題を選択できるデッサンの授業を行います。新美の私大デザインコースの受験生たちと一緒に制作をしてみませんか?

デッサン経験者はもちろんのこと、まだ経験が浅い方やこれから実技を始めようとしている初心者の方も大歓迎です。当日は入試のことにも触れつつ授業を展開する予定です。持参していただいた作品の講評や進路相談も随時行います。

申し込みの詳細は新宿美術学院のホームページでご確認下さい。

皆様のご参加を講師一同お待ちしています。

体感する展覧会・ミュシャ展

こんにちは。油絵科の関口です。
新学期も始まり、この時期は新しいクラスメイトが多いので、少し緊張した空気がアトリエに漂っている感じですよね?ゴールデンウィークも過ぎれば、少しずつ新しい環境に慣れて笑顔が溢れる雰囲気に変わってくると思います。

さて、皆さんは国立新美術館で開催中のミュシャ展を既にご覧になりましたか?
※数年前のブログにも書きましたが、現地では「ムハ」又は「ムッハ」と発音するそうです。通じにくいので、今回のブログでは日本での通称である「ミュシャ」で統一しています。

油絵科の皆さんの中には、一定数の「ミュシャ大好き派」と「ミュシャ苦手派(嫌い派)」が混在している…と僕は考えています。何を隠そう…まさしく僕も後者で、昔からミュシャの甘ったるい雰囲気がどうも苦手だったのです。そんなミュシャ苦手派の人達にも、今回のミュシャ展なら、従来のミュシャのイメージを覆す事が出来る様な気がします。
とにかく今回の展覧会で圧巻なのは、ミュシャの生まれ故郷であるチェコ以外では初公開となる、20点に及ぶ連作「スラヴ叙事詩」全作品です。その大きさは、何と1枚が高さ6m、幅8mにもなる、超巨大な作品群なのです。24b1caacb340e4ac76483fd210f91a1bThe-Celebration-of-Svantovit-1912
この「大きさ」というのは、ネットの画像や画集ではまず体感する事が出来ません。ミュシャ苦手派の僕ですら、実際の作品群を見て「う?ん。こりゃあ凄げ?な」と思わず唸ってしまいました。(大きさに、ですが・・・)

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ちなみにピカソのゲルニカも大きな作品と言われていますが、それでも高さ3.49m、幅7.77mです。

ついでに言うと、世界最大の油彩作品は、16世紀ヴェツィア派の画家、ティントレットの作品「天国」と言われています。この作品のサイズは高さ7m、幅20mという圧倒的な大きさ。学生の頃に現地で本物を見ましたが、作品の内容は別として、とにかく巨大な作品でした。
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この中央奥にあるのが世界最大の油絵。この部屋は横幅が20m以上もある!と想像してみてください。体育館並ですね。

特に印象に残っているのが、天井や壁面にびっしりと敷き詰められた、必要以上にゴージャスな柱や梁のような額縁の数々で、太いものだと2mはゆうに超えていそうな幅があり、余りの巨大さに一緒に行った友達と思わず笑ってしまったのを記憶しています。
※油彩ではなく、壁画であればミケランジェロのシスティーナ礼拝堂をはじめ、もっと大きな作品は多数存在しています。

今回のスラヴ叙事詩は、一点の大きさこそティントレットには及びませんが、20点もの連作というのは「凄さ」を感じます。皆さんも本物を見たら「これを描くのにどれ位のエネルギーが必要なのか?」を想像してみて下さい。制作にあたった年月はおよそ16年。これほど巨大な作品だと、絵具だって膨大な量が必要なはずです。
これだけの大作になれば、当然足場を組んで制作したと思いますが、下がって見るにも当然足場が邪魔になるので、全体像の把握には想像力を駆使しなくてはなりません。綿密な構想の元にエスキースを制作し、それを拡大して描いたと思われます。8584
上2枚がエスキース(今回は展示されていませんが、画家の思考過程を探るためにも貴重な資料だと思います)grunwald_lg
本番は2枚目のエスキースから少しだけ変更が加えられています。

あと、この作品をチェコから日本に持って来るのも大変だったに違いありません。木枠に張ったままでは飛行機(船の可能性もありますが)には乗らないので、巻いて持って来た…と想像しています。展示会場で枠を組み立てて張ったのではないでしょうか??~???V???¯?ß?à?ï
画面の端を見ると、巨大なハトメの様な金具で穴が開けられており、紐で引っ張っているのが分かりました。↑こんな感じです。

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それから、日本では珍しく写真撮影OKの部屋(展覧会の一部)があり、皆スマホでパシャパシャ撮影していました。僕も撮影しましたのでご覧に下さい。大きさが分かりますよね?
IMG_5481
あと、巻いて保管していた証拠として、厚塗りの絵具部分には縦方向にヒビ割れが走っているのが確認できます。

今回のミュシャ展はいつも混雑している様ですが、夜8時までやっている金曜日の夕方以降が少し空いていてお勧めかもしれません。あと、双眼鏡を持って行くと、かなり混雑していても作品上部はよく見る事が出来ますよ。
とにかく今回は、たとえミュシャが苦手な人でも「お金を払ってでも見る価値あり」の展覧会だと思います。