作成者別アーカイブ: admin

秋葉原校、夏に向けて

秋葉原校の多田です。

梅雨らしく雨の日が続いていますね、、。でも梅雨を抜けるとじわじわと暑くなり夏も間近に迫ってきます!そして受験生にとって非常に大事な夏期講習がスタートします!!

秋葉原校では今週から各自受験校別の課題に取り組んでもらっています。

静物デッサン

複雑なモチーフを根気よく観察して描いています。

手のデッサン

繊細な指の動きを捉えてよく描写できています。手の構造をよく理解できていますね。

構成デッサン

ベルトコンベアーのようなユニークな発想で空間表現されています。

モチーフ構成

チョコと生地の対比が素晴らしい!背景も綺麗な色です。

イメージ色彩構成

お雑煮美味しそうですね、、浮いた油と湯気が効いてます。

上記5枚は先週から今週にかけての課題です。静物と手のデッサン、ドーナツの色彩は現役生、構成デッサンと下の色彩は昼間部の学生です。全部は載せれませんがこれ以外でも良い作品がどんどん出てきています!

春から基礎課題中心に制作してもらっていた成果が少しづつ出てきていますね。この調子で夏までぐんぐん伸びて欲しいです!

夏から本格的に実技をスタートさせようとしている生徒もまだ間に合います!秋葉原に近い生徒は是非一度相談しに来てください。

現役生にとっては夏に初めて試験時間で制作する課題も出てくるので、今のうちに少しずつ慣れていってもらいたいですね。暑い夏を一緒に乗り切っていきましょう!!!

こんにちは、彫刻科の新妻です。
今年度が始まってもうすぐ3ヶ月、怒涛の夏期講習が近づいてきましたね!
じっくりと時間をかけて作品を作る事ができるこの時期は、基本的な実技力と取りこぼしている要点をおさえる事が大切だと思います。また浪人生ほどたくさん実験と失敗を繰り返して実技の引き出しの幅を広げましょう。夏を迎える前に、出来てることと理解が足りていないことの確認をし、現段階での自己ベストを夏前のコンクールで叩き出せるといいですね!

それでは最近出た預かり作品を一部紹介します。塑像3連続!

自刻像

印象を捉えるのが得意な作者でしたが、雰囲気だけではない作りこみまでじっくり調整出来たことで、よりスキのない作品になったと思います。粘土でできてるけど爽やかさがありますね!

静かな表情の中に強い意志を感じる佇まい。。いいですね。地道な形の観察と、目や髪の毛などの表現がうまくまとまっています。

続いてブルータスの模刻

作り始めから完成までの間であらゆる要素を気にしながら短い時間で印象を近づけていく模刻課題はシンドイ作業ですが、安定して対象に迫りながら高いレベルで仕上げられています。

 

着実に力をつけていっていますね!そして、まだ切羽詰まっていないこの時期に、是非色んな作品を観て作品を作る人としての見聞も広げていってほしいと思います。そこで最近観て面白かった展示を一つ紹介します。

六本木、complex665にある小山登美夫ギャラリーで開催されている菅 木志雄展。「もの派」(※1)と呼ばれる動向の初期から活躍されている作家です。
一般的な意味でのいわゆる技巧的な凄い作り込んである?!という表現ではなく、むしろ素材の持つ特性を活かすために加工は最小限に留め、モノとモノとの関係性、空間との関係性を突き詰めていく作品を思考されていると感じます。しかし特に予備知識がなくても、その場に展開されているコンポジション(※2)に身を委ねるだけでも面白い展示です。芸大二次試験の彫刻1の課題に苦手意識がある人は、「構成」について深く考えるヒントがあるかもしれません。

※1・・・60年代末から70年代初頭にあらわれた日本美術の動向。作家たちは石、木、紙、綿、鉄板といった素材をほぼ未加工のまま提示し、ものの存在自体、あるいはものと周囲との関係に意識を向ける作品を制作した。もの派最初期の作品として68年に関根伸夫が制作した「位相ー大地」などが有名。
※2・・・「構造、組立」を意味する言葉であるが、美術用語としては「構図」とされる。語源はラテン語の「構造(Compositio)」。

菅 木志雄
広げられた時空
小山登美夫ギャラリー 2018年5月25日~6月30日.日曜月曜祝日休廊
11:00~19:00  入場無料
http://www.tomiokoyamagallery.com

上記であげた展示に限らず、「こんな彫刻表現もあるんだ!」という経験をたくさんする事で、「では自分は何を表現するのか?」という問いが生まれ、日々の制作に、より鋭敏な感覚が足されていくのではないでしょうか。
というわけで、、、
手前味噌ではありますが、現在新妻もグループ展に作品を出品しております!「日常にアートを届ける」をテーマにした小品展で参加作家41名、総作品数100点越えのバラエティに富んだものになっています。お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい!

「small works 2018」
ガレリアグラフィカ
6/18?6/30.日曜祝日休廊
11:00?19:00(最終日17:00まで) 入場無料
http://www.galleriagrafica.com

そしてそして、さらにその翌週から同じく彫刻科講師の氷室先生の参加する、いりや画廊でのグループ展も始まります。
いりや画廊はその名の通り台東区入谷にある、彫刻家の展示を多く企画しているギャラリーです。こちらも楽しみですね。

「壁11㎡の彫刻展Ⅲ」
いりや画廊
7/2?7/14.日曜休廊
11:30?19:30(最終日16:00まで) 入場無料

https://www.galleryiriya.com

暑かったり寒かったり雨降ったり体調を崩しやすい気候が続きますが、よく食べよく動きよく寝ましょう!
それではまた!

芸大デザイン総合コース

こんにちは。芸大デザイン総合コースです。

今月は、工芸科と合同課題で大作課題と、模刻彩色課題を行ないました。

通常課題とは違い、生徒それぞれが自主的にモチーフを選び取り組んだ課題です。

 

大作課題 制作風景

 

石粉粘土/模刻、彩色

 

サマーワークショップ リサーチTシャツ制作

?

 

 

 

ただいま、日本画、工芸科と合同石膏デッサン特訓中です。

国立校です。

国立校です。

ワールドカップ、盛り上がっていますね。
日本代表頑張ってほしいです。

さて今年度も始まったかと思ったら、早くも夏期講習会まで1ヶ月を切りました。
講習会の前にまずは体験入学をしてみませんか?
見学、相談だけでも構いません。気軽に来校してください。

新美 国立校
Tel:042-577-1117

映像科:武蔵美映像学科入試変更点&オススメ映画

こんにちは。映像科講師の森田です。
先月末に武蔵美のウェブサイトで映像学科も含む「造形構想学部」の情報が公開されました。映像系で受験を考えている人の中には武蔵美の映像学科を志望する人も多いと思います。先日のオープンキャンパスに合わせて映像学科のサイトでは入試の変更点も公開されていますので、必ずチェックしておいてください。特に以下の2点は要注意です。

1.総合入試/旧公募推薦「ディレクション資質重視方式」の出願条件
→昨年までの「評定平均3.8以上」という条件がなくなりました。

2.学科試験の変更
→一般方式の学科試験も昨年までの造形学部の国語・英語の試験(A・B日程)とは異なります。

詳しくは今後公開される「募集要項」を確認して、8月にもう一度開催されるオープンキャンパスにもぜひ足を運んで、自分がどの方式で受験するのか、しっかり把握しておきましょう!

++

入試の真面目な話題だけでは、、ちょっと物足りないので最近映画館で観たオススメ映画をひとつ。
既に色んな人が話題にしていますが、ウェス・アンダーソン『犬ヶ島』。面白かったです。パペットアニメーション作品という手法が注目されがちですが(そしてそれは物凄いのですが)、映画館で鑑賞する映画体験として他の作品では得られないような興奮があるように思います。細部まで作り込まれた映像を味わいたい人にはぜひオススメです!


こちらは予告編。


メイキング映像も。