作成者別アーカイブ: admin

ヒトの頭骨の進化って??

こんにちは。
新宿校 夜間部 油絵科の本山です。
15.16日は石膏デッサンコンクールが行われていました!!
9月になり最近は台風の影響で気候の変動が激しいですが、皆さん体調を崩してはいませんか?
そろそろ受験も近づいて子もいるかと思います。
元気に頑張っていきましょう!!

今回は私自身の制作で最近モチーフとして扱っている骨について調べていることをみなさんにも紹介したいと思います!
次の全科合同コンクールなどに少しでも役に立つ子がいるといいなとおもいます!

 <猿とヒトの頭骨の変化の3つ>

1.姿勢に伴う変化

四足歩行から直立歩行に移るなかで、咽頭が下がり食物の通り道と空気の通り道の位置に変化することで呼吸がしやすくなり、舌や口唇などを使う運動域にも広がりができたことが発音の多様化と言語の発達に影響を与えました。

2.口の使い方に伴う変化

口は食べ物を摂取する役割はサルもヒトも同じですが、何が違うかというと、口を武器として使うということです。それが理由で顎が鼻より後退し先端が尖ったように小さくなっていったのです。

3.表情筋の使い方による変化

表情筋は咀嚼などのときに唇を閉じる,眼を保護する, 匂いを嗅ぐ,音を聴くという機能のために発達していきました。
ヒトは情報伝達手段 として表情が使われるため,特に口唇の周囲の筋肉が発達し、さまざまな表情が作れるようになりました。

進化というのは環境に適応するように変化をすることなので、ヒトの頭頸部は 自ら作り出した環境に適応して進化しているということになります。
しかし,機能的に考えると咀嚼機能の低下に伴う退化型であるとも考えられるのです。

現在の人間が遠い未来になっても環境に適応し、進化を続けまた姿を変えていくのか…今の人間の姿形がダーウィン作品の完璧な例なのか

思い更けるのも楽しいですね!!

参考文献:スカル/サイモン・ウィンチェスター

秋葉原校 AO入試/保護者会

こんにちは、秋葉原校です。
長いようであっというまだった夏期講習会も終わり、2学期がスタートしました。
新しく入学した生徒も加わり、ますます活気いっぱいに授業をしています。
生徒の熱気で教室が暑いくらいです。
適宜入れ替えていますが、壁の優秀作品もだいぶ多くなりました。

さて、大学によってはAO入試が始まり、結果が出ているところもありますね。
秋葉原校でも推薦コースの生徒から合格報告を受けました。今年度の合格第一号です。おめでとうございます!
夏期講習会にもしっかり参加してポートフォリオを作ったり志望理由書の添削を行ったりと入念な準備が身を結びました。
合格した生徒は、2学期中はしっかり実力を身に付けたいと言ってくれたので、引き続き新美で制作を頑張っています。
とてもいい心がけだと思います。
大学合格は、これから長いアーティスト人生・デザイナー人生のあくまでスタートラインですから、入学後に後悔しないように今このうちに実力をアップしておくことは大事です。
また、大学からの事前課題等の相談にも応じていますので、一般入試組においていかれないようにしっかりやりきりましょう。

並行して、校舎では秋の保護者会を実施中です。
夏を乗り越えた現状をふまえた上で、30分程度の個別面談を行っています。
これからの時期は内部・外部のコンクールに学科模試などイベント目白押し、そして冬期・入直になるとすぐ受験です。きっとみんなが思っているよりずっとずっと試験までの残り時間が少ないです。
実技も勉強も一日一日やるべきことをしっかりやりきるようにしてください。

保護者会でも使用している最新情報が詰まった入試資料集です。
内生はもちろん希望者にも無料で差し上げますのでお気軽にご一報ください。

あと浪人生はセンター試験の出願忘れずに!確実に!!絶対に!!!お願いします。

彫刻科。2学期スタート課題の優秀作品紹介。

こんにちは。彫刻科の小川原です。怒涛の夏期講習が終わり、個別面談も終えました。現状の取り組みについて良い所、改善していくべきところが明解になったと思います。皆実力がついてきたので講師に受けるアドバイスも、ただ「そうなのかー」となるだけでなく、それではどうしていったらよいかということまで考えられるようになってきた気がします。頼もしいです!

それではこれまでの優秀作品の紹介をしていきたいと思います。
まずは昼間部生の作品から。

マルス

表現がとてもよいです。途中動きに問題がありましたが直りました。これを指摘されずにここまで来れたら最高ですね!


少し影側の表現に単調さがありますが、厚みがよく出せています。実際の光の状況は分かりにくい感じでしたが、自分なりに美しく解釈し直せると良いです。

ベルベデーレとうずくまるヴィーナスを描きました。たまにこういうのを描くとテンション上がりますよね!


空間がものすごく綺麗に表現できています!なかなかこんなに良いデッサンは描けないと思います!


物体が空間上に置かれている状況が分かりやすく良いです1炭使いも魅力があります。


ゴロンとした量が表現できています。欲を言うと手前の脚がもっとドーンと手前に出てきてくれると言うことないです。


ヴィーナスの張りのある形がみっちりと描けています。脚の接地周りが空間的に整理できると更によいです。


手前の脚は手前に出そうという表現が少し強引に見えますが、上体の厚みの魅力は素晴らしいです。


炭の扱いが豊かでよいです。像が椅子に乗っている感じが弱いので、それが出ていたら 尚良いです。

塑像、手。今回は肘まで入れて作ってもらいました。


完成度がとても高いです。粘土の質感を活かしたうえで肌の張りも表現できています。


生き生きとした手のポーズと、リアルな造形がとてもよいです。

ここから夜間部生の作品です。夏期講習まではそれぞれ問題点がはっきりしていましたが、それぞれ乗り越えてきています!現役生の成長が目覚ましいです!


なんだかんだ短い時間でここまでの作品を仕上げてきました!相当意識して自分の弱さをクリアーしています。


素直に上手いです!ラボルトも印象が良く、ワイン瓶の質感もいいですね!


完成度がとても高いです!ラボルトの風化した欠けの具合があったほうが良かったかもしれません。欲を言うと背景に対する回りこみの馴染みが弱く、ややコラージュ感があります。


豊かな立体感がよいですね!後頭部側にもう少し反射光を入れると空間の抜けが更に良くなります。明るい側は上手く行っています。


少し目が丸すぎるところが惜しいですが、何より光が美しく描けています。便や台座はもう少しですね!


これも短い時間での完成でしたがいい出来です。後頭部側と石膏像の台座の形に弱さがあるのでそこにもう少し手が入って行くと良いです。

さて、9/15.16に全科合同公開コンクールを行います。(無料)1学期にも2度開催しましたが、今回は2日に渡って制作を行います。(16日のみの参加も可)
特に今年度受験を控えている人は夏期講習を経て現状実力のMAXがどれほどのものなのか、各予備校の公開コンクールが始まる前に試しておくべきだと思います!

また高校1、2年生は2日でのコンクールでデッサンを描くというのははなかなかないチャンスです!1日描きでは到底受験生に敵わなくても、2日あったら話は別です。アドバイスはありませんが、自分で考えてじっくり描けるいい機会なのでぜひ参加してみてください。

当日は僕と、デザイン科の先生が1日ずつデモンストレーションに入ります。採点中のデッサン解説ではデモンストレーションを撮影した動画を使いながらデッサンを描く上で重要なポイントを鉛筆と木炭、彫刻とデザインの視点で詳しく解説していきます。これを見るだけで今後の取り組み方の方向性が定まってくるはずです!楽しみにしていて下さい。
申し込みはwebからよろしくお願いします。

art-shinbi.com/event/event-drawing-contest_0915-16.html

二学期に、台風が直撃しました。

二学期が始まりました。

台風は猛威をふるっていました。被害の凄さに、ただビックリしています。暑さも凄く、まだまだ秋の気配はしませんね。
秋といえば、秋刀魚の値段が高くなっています。なかなか食べられない高級魚が増えてきている気がします。デザイン・工芸科夜間部です。

早速ですが、夜間部は実技模擬試験に突入しています。夏の成果を確認することが目的となります。理解したこと、まだ出来ないことなどの確認です。実技模擬試験は、二学期の終了時にもう一度行います。実力の把握をしっかりとやりましょう。模試中に降った、ゲリラ豪雨はあっという間に晴れていました。模擬試験前の課題を見ると、夏の成果はあるようなまだまだのような感じでした。

 

 

後期は、前期よりも具体的に教えていく予定です。

今週末には全国石膏デッサンコンクールも行われます。まだ申し込みは間に合いますので、そういった実力を計る機会も大切にしましょうー。まだ申し込みは間に合います。

申し込みはこちらから↓

https://www.art-shinbi.com/event/event-drawing-contest_0915-16.html

 

新美ギャラリーで、植物の生きた雰囲気をそのままキャンバスに落とし込んで作品がありました。科や専攻が違っていると、一見関係ないように思いますが、こういったものを日ごろから見て自身の引き出しを増やすことは大切です。制作の息抜きに見るのもいいですね。

では、後半戦も頑張っていきましょうー。

台風が来ていますね。

こんにちは油絵科です。
関東に台風15号が関東接近しており、雨風も強くなって来ました。

雨戸を閉めると雨の音が家を包んで、オールオーバーな音の空間にポッロクの絵を思い出して、美術館にいるような心地になります。

ポロックのアトリエでの制作風景が写真で残っているのですが、壁なんてあってないようなあばら家で雨や風などを感じながら制作にあたってたのかなと思います。

自然に触れ合うというともう一人、ゴッホがいます。映画『炎の人ゴッホ』の1シーンでは屋外で嵐に吹かれながら必死に風で暴れるキャンバスを押さえつけ描こうと試みています。(危険ですので真似しないように!)

彼は奇人なところが印象づけられてしまっていると思います。しかし絵画に対して非常に紳士で、作品を鑑賞すると鋭い色使いですが、自然に対する観察は非常に繊細に優しく見つめている視線を感じます。星の瞬きや待機の揺らぎ肌を撫でられるような感覚が鮮明に感んじられて感動します。

そういえばちょっと前に、海流データを視覚化したものがゴッホの絵に似ていると話題になりました。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=58&v=xusdWPuWAoU

来月から上野の森美術館でゴッホ展が始まるので要チェックですね!