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学祭

こんにちは油絵科です。

最近はすっかり寒くなって秋らしくなってきましたね。

この季節はいろいろな大学で学祭が開かれています。昨日は武蔵野美術大学の学祭を見に行きました。

       

ムサビまでの道はきれいで散歩に最適な道。毎日歩くのは大変そう?受験生のときは土が凍って滑った記憶があります。今回は写真を取り忘れたので夏のオープンキャンパスのときの写真です。

 

海賊っぽい雰囲気で会場はまとまっていました。

 

ムサビの吹き抜けが気持ちよい2号館。

展示では色々な作品をみることができました。

 

新美出身の櫻井あや乃さんの展示

 

頑張っていっぱい描いています。しっとりと湿った空気感できれいな作品でした。

 

小さい陶器のオブジェもかわいい。

 

見たことある!!と思ったら、夜間部から受かった柴田さんの展示もありました。

ドローイングブックも面白い内容でした。

 

いま新美でやっているムササビのアブラ展に出品されている小林 瑚七さんは学祭でも展示されていました。大作をいっぱい描いてパワフルな作家です。

ムササビのアブラ展は今週の土曜(11月2日)の夕方にトークイベントがあります!!

面白い展示なので楽しみです。トークイベントは内外問わず参加できますので、武蔵野美術大学志望の人もそうでない人もぜひ新美に来てください!!

彫刻科 11/3(日)11/4(祝)公開コンクールがあります。

彫刻科の小川原です。公開コンクールが近づいてきました。今年は受講料が全額ポイントとなって還元されます。還元されたポイントは冬期講習の受講料に当てても良いし、画材の購入にも使えます。実質無料ということで定員締切が予想されますので早めの申込みをお願いします。

さて、2学期も中盤戦!ここで踏ん張って弱点を克服しましょう!

それではここ最近の秀作を紹介します。
昼間部生の作品。

グデアの凝縮した形態感の強さが魅力的に表現できています。細部だけがどんどん目立ってくるのではなく、周りの形がしっかり細部を支えてくれているのが良いです。さらに印象を似せていくことに対して、より意識を高めていって欲しいです。


トルソーは動きやバランスを合わせていくのが難しいですが、よくコントロールできていると思います。「石膏を描いている」感覚よりも、あくまで「人体を描いている」感覚が重要ですね。
顔は更に似せていきたいのと、中間調子の表現の粗さが少し気になりました。


片手で出来る空間へのアプローチとして魅力的なポーズを見つけることが出来ました。伸び、たわみの表情の差もよく作り込むことができています。


タッチの粗さが気にはなりますが、動きもバランスもいいですね。ここまで出来るなら石膏像と画面をよく見比べるだけでなく、作品を単独で見てしっかり味わった上でより魅力的にしていくために必要なことをさらに考えられると良いです。


顔面のベースが少し単純な表現になっているのでそこがもう少し粘れるとグッと説得力が増します。奴隷として考えていてほしいことがしっかりやり切れた一枚です。


夜間部生の作品です。毎回描写にはこだわれていましたが、大きなベース(ボリュームや空間の表現)は弱かったです。今回はそこに力を入れて指導をしました。結果かなり表現が深まったと思います。この一枚を次に繋げたいです。

それぞれあと一歩理解を深める事で作品として言い切れるところまできていると思います。二学期中に足りないものを身につけておきたいですね!

 

デモだけの日と公開コン。

台風は物凄い猛威をふるって、大変な被害が出ました。新美新宿校でも、接近に備えて準備をしました。今回は大きな問題はありませんでしたが、状況が変われば大変だったでしょう。今後無いとは言えないので、備えあればという準備が必要だなと感じています。

デザイン工芸科夜間部です。

前回予告した、デモンストレーションだけを見る日という授業の報告です。

今年二回目となる、デモンストレーションだけを見る日。見ることで、手順を理解出来ます。前回の時よりも、夏を経験したことでより理解しやすくなっていたのではないでしょうか。見る姿にも、真剣さが増していました。講師の方も頑張って描いてくれて、非常に意義がありました。ありがとうごさいました。

 

武蔵美大系の公開コンクール、台風が直撃しましたが日程時間を変更し開催しました。ギリギリの開催でしたが、たくさんの人に参加してもらえました。参加ありがとうごさいました。

10/20(日)に開催された、多摩美グラフィックデッサンの公開コンクール、たくさんの方に参加いただきありがとうございました。

平面構成のコンクールは10/27(日)となります。まだ申し込みは受付しております。ぜひ、参加してください。

https://www.art-shinbi.com/event/event-64/index.html 

では、また。

先端芸術表現科公開コンクールのお知らせ

こんにちは。先端芸術表現科です。

秋からの予備校での対策は、一次試験の素描・小論文の対策が大きなウェイトを占めますが、先日は芸大の彫刻科出身の講師をゲストに呼び、粘土での首像を行ってみました。

昨年度、一昨年度の総合実技では、自分の顔や、自分の頭部と手を組み合わせた首像が出題されていますが、必ずしも総合実技の対策というわけではなく、立体的に観察し、形態をとらえることや、粘土という素材をどのように扱うことができるのか、ということを経験してもらうための機会としてとらえています。素描の自画像課題や、小論文での経験の記述にも繋がると思うのですが、「観察」というものをどのように自らの方法として構築していくのか、ということは、様々な表現や制作の下地として重要になっていくはずです。

さて、先端芸術表現科の公開コンクールは、11月4日(月・祝日)に開催されます。
当日は総合実技試験及び面接試験を、本番の模擬形式で行い、現段階での評価を点数化し、順位付けを行います。
普段とは異なる緊張感の中で、総合実技やプレゼンテーションを練習することができる良い機会なので、ぜひご活用ください。
校外生の方も校内生の方も、コンクール参加の模試料金の支払額と同額がポイントとして付与され実質無料です!

それでは先端芸術表現科でした。

練馬にて『優雅な秘密』を見る。

こんにちは、油絵科の鷹取です。

油絵科では面接などで学生の好きな作家をきく機会が多いのですが、
そこで最近よく耳にするようになった人がいます。
それはアメリカの絵本作家、エドワード・ゴーリー。
実際の事件にもとずいた絵本で、作者本人がどうしても描かずにはいられなかったという、
『おぞましい二人』で日本でも名前を聞くことが多くなったと感じます。

先日ふと時間ができた時、そういえば練馬区立美術館でゴーリーの展示がやってるなぁ、行ってみるか!と、ふらっと行ってきました。

電車を降りてすぐ、旗がゴーリー仕様に。

晴れてぽかぽかで気持ちのいい中、ぽかぽか気持ちいいとは対極の展示へ到着。

残酷、不条理、道徳や倫理観に触れるような内容でありながら、淡々と、どこか軽快に、そして繊細に描きあげられた作品は、内容が重くとも心をは不思議と重くならない。
重くはならないけど何か不安になる、でもどんどんみたい、なんだか不思議な魅力だなぁとまじまじと見入ってしまいました。

そして作品解説がまた面白い。
基本的に描きなおしは嫌、描きなおすなら加筆で何とかしたいし、ダメなら上から紙を貼って直したい、(確かに紙が上から貼られている作品ありましたね)
大きいのは描きたくないから引きのばして使ってほしいし、
人を不安にさせるのが私の使命なんだ!!
などなどゴーリーの人間性が垣間見えてとても面白かったです。
猫がものすごく好きだから猫のイラストだけはただただ果てしなくかわいいのも笑ってしまいました。

展示の最後には、ゴーリの様々な絵本が自由に読める場所も用意されているので、いろいろ読んでみたいと思っていた人にもおすすめです。(長時間居座ってました・・・)

そしてミュージアムショップのグッズがどれもこれもものすごく可愛かったので、
これはゴーリー好きにはたまらないんだろうなぁと思いました。

「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展は
2019年9月29日(日)~11月24日(日)まで練馬区立美術館で開催されているので、興味のある人はぜひ足を運んでみてくださいね。