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油絵科の新学期。

こんにちは、油絵科です。

明日は本来なら新学期初日のガイダンスでしたが、残念ながら中止になってしまいました。
ですが絵を描くにはまず健康な体がなくてはなりません。

みんなで安心してしっかりと制作だけに集中できる場所がある。
それは贅沢なことだったんだなぁ、とこういう時改めて実感します。

はやくそんな日が戻ることを願って、今はそれぞれしっかりと自宅で課題に向かい合いましょう!!

講師陣で家にいながらの初めてのオンライン会議。
油絵科講師、不慣れすぎて初めは笑ってしまって話し合いどころではなくなってましたが(笑)、
繰り返し話し合いをし、連絡を取り合っているうちに慣れてきました!

資料を制作して確認してもらってあーでもないこーでもない。

夜間部は家にいる今だからこそ、自分の好きな物を時間をかけてじっくり探し、改めて自分と向かい合う一ヵ月通しての特別課題含め、基礎課題など。

昼間部は海老澤先生の特別資料などを含めたものを送付し、
この一ヵ月じっくりと基礎力向上に向かい合います!

※独特のモチーフ選び

まずは落ち着いて、今目の前にあるものに向かってくことで確実に前進します。

それぞれの自宅に数日中に資料など送付される予定ですので、しっかり読んで頑張っていきましょう!
書類に質問用の連絡先なども載っていますので、気になることがあればいつでも連絡してくださいね。

※今日はスーパームーン。皆さん見ましたか?肉眼だと大きくて真っ赤でしたが写真だと伝わらないですねぇ~。人間の目はすごい!

 

春期講習会は終了…新学期は延期。

春めいてきましたが、桜が満開のところに雪が降ってきました。めったに見れるものではありません。

デザイン・工芸科夜間部です。

新学期に入るタイミングで、日本だけでなく世界的に大変な状況になってしまいました。日本でもとうとう緊急事態宣言も発令されました。それに伴って、新宿美術学院でも新学期の授業を5月7日まで延期することになりました。4月9日に行われる予定だった、各科の入学ガイダンスも前日に中止の連絡となり、事態がかなり混乱しているのがわかります。

授業延期となりましたが、新宿美術学院の決定として延期期間に「自宅課題」を指示することになりました。決定がギリギリだったので、急いで課題やスケジュール、講評の仕方などを調整しています。かなり急な状況なので、ちょっと大変ですが、なんとか頑張りたいと思います。入学した方は、郵送やメールなどを駆使して連絡が行きますので、お待ちください。

 

春期講習会は、なんとか終えることが出来ました。

参加の皆様、お疲れさまでした。

 

合格者展示は、芸大合格の作品が追加され展示が続いています。見に来るときは新美新宿校の営業時間と、外出のリスクを注意してきてください。

 

デザイン・工芸科夜間部では、情報を独自ツイッターでも発信しています。そちらの方もチェックしてみてください。

彫刻科 春期講習が始まりました

昼間部講師の氷室です。
春期講習は1課題が2日制作と言うこともあり、人体デッサンやモデル首像など普段回数が少ない課題にも余裕を持って気持ち新たに進められています。
しっかり地山を固めていきたいですね。

春期講習途中ですが預かり作品を紹介します。

ヘルメスのデッサン

さっぱり追うとしっとりし、追いすぎると肉々しくなりますが、そこを冷静に判断しながら、良く探れています!
炭幅も豊かで、表情や髪の毛へもしっかり描写が入っていて、とても魅力があります。良い1枚が出ました◎

モデルさんの首像
骨格を意識してモデルさんを通して理解したことを表現とともに出して行きたいです。
ただ写すだけでなく、自分のフィルターを通した結果が作品に見えてくると、ワンランク高い作品になってきます!
今の時期の試行錯誤が、結果、今しか作れない魅力ある塑像作品へつながります。


力強い表現力、形を拾う力、ここまで隙なく作れる感覚、素晴しいです!予備校のレベルを超えていきそうです!


魅力的な塑像です。外側には見えない、モデルさんの内在するどこか儚げな意識を感じた作品です。付けまつげも良く表現出来ており、効いています!


モデルさんの持っている意思を感じさせる作品です!首像のポイントをほとんど理解した上で、しっかり表現をまとめて来ており、目を引きます!


モデルさんの些細な動きや目線を独自の意識を持って取り入れ、かつ丁寧に追いながら表現で来ています!纏っている空気と温度までも感じさせてくれる、力強い作品です!


粘土と言う素材が作品として活きてくるまで作業がやり取りできており、魅力があります!粘土である意味が感じられてくると、塑像が楽しくなってきます!

今回は以上です。

春期は現役生もしっかり参加してくれており、潜在ポテンシャルに驚きつつ、私も混じってヘルメスのデッサンとモデルさんの首像を一緒に制作させてもらいました。
(アバタ模刻も制作している途中なので、またいつか紹介できたらと思います)


横位置なので、よりニュアンス的にはなってしまいますが
あまり理論的に光と色を考え組み立てていけるタイプではないのですが、とにかく見えている目の前の物を、全て画面に描きたい!と言う気持ちで、それなりに立体として表現するには!?と頭を回転させ描いています。
どちらかと言うと見えた通りにまず描いてみてから、頭の中で構造や動きを成立させていくために色をまとめて行く流れです。
タイプは少し違いますが、構造や動き、空間、光、求める彫刻的結果は一緒です。
こんなデッサンもあります、たまには。


モデル首像は、やはり魅力ではみなさんの方が上かもしれません!

春期の取り組みは、既に確実な1歩になっています!

渋谷校で推薦受験を目指す!推薦入試を目指す人へ。推薦合格者体験談

こんにちは渋谷校です。

そろそろ新学期も近づいてきて入試のことが気になる人もいると思うのですが、今回は推薦受験で合格した人の体験談を載せようと思います。推薦入試も自己推薦やAO、公募制、総合型選抜など呼び方も色々で複雑だと思います。少しでも体験談が参考になればと思います。

 

また渋谷校では多摩美の推薦以外にも武蔵野美術大学、造形大学、女子美、日大、東京工芸など様々な大学の推薦対策や参考作品、資料などあります。興味のある方は是非渋谷校までお問い合わせください。

以下の体験談は19年度に多摩美のグラフィックの推薦受験に合格した二人の体験談です。

 

 

「いつも楽しく、時には厳しく」(現役生、渋谷校生、多摩美グラフィック合格)

私は高2の三学期から渋谷校に通い始めました。校舎が渋谷にあるということで刺激されるものが多く、作品に生かせることが多々ありました。先生方もユニークで優しい方ばかりで、個人的な相談に乗っていただいたり、休み時間に先生方とお話できたりして予備校に通うのが楽しかったです。推薦入試本番は緊張していましたが、いつも講評で言われていたことを思い出し、落ち着いて制作することができました。いつも楽しい雰囲気で、時には厳しく指導してくださった先生方に心から感謝しています。

入試再現作品の一部

 

 

「道具の使い方など一から丁寧に」(現役生、渋谷校生、多摩美グラフィック合格)

私は高1の冬から渋谷校の基礎科に通い始めました。道具の使い方など一から丁寧に教えていただき、毎週楽しく渋谷校に通うことができました。また、講評で先生に言われたことを次のデッサンで意識しながら描くことで、一歩一歩着実に上達することができました。高3になって伸び悩む時期もありましたが、先生に相談することで、自分のやり方を改めて見つめ直す良い機会になったと思います。平面構成では、見せ方や精度といった基礎的な部分をレベルアップさせることに注力していました。さらに公開コンクールに参加したことで、緊張によって普段の制作のペースが崩れやすいことがわかり、試験本番ではいかに落ち着いて自分なりに制作を進めるかが課題となりました。この2年間、楽しいことばかりではありませんでしたが、渋谷校の先生方の優しく、時には厳しい指導のおかげで合格することができました。本当にありがとうございました。

入試再現作品の一部

 

 

今後、渋谷校では体験授業など常時おこなっております。一般受験でもそうですが推薦受験は特に複雑です。推薦受験などについて質問などがあればお気軽に、是非気軽に渋谷校までお問い合わせください。

 

ただ今春期講習会真っ最中
新年度に向けて準備をしています。
今からの受講も可能です。

《春期講習会》
3月24日〜4月4日

受験科8日間コース :3月28日〜4月4日
受験科6日間コース :3月30日〜4月4日
基礎科第3課題   :3月28日・29日
基礎科第4課題   :3月30日・31日
基礎科第5課題   :4月1日・2日
基礎科第6課題   :4月3日・4日   ※デッサンコースのみ無料講習

詳しくはホームページ、パンフレットでご確認ください。
または
03-6419-7281
までお問い合わせください。

2019年度 合格者体験記。

私立美大デザインコース講師の笹本です。

新宿美術学院では今週から春期講習会が始まり、受験に向けて本格的にスタートしました。受験生にとってのゴールは目標の大学に合格することになりますが、そのゴールまでの道のりと歩み方は様々だと思います。今日、掲載するのは昼間部 私立美大デザインコースに通っていた卒業生の体験記になります。今年度の受験生にとって、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

 

多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 合格

三宅 萌々花 (東京 / 昭和女子大付属)

私が昼間部で制作するときに決めていたことは、納得がいくまでリメイクをすることでした。 講評してもらった作品を先生からいただいたアドバイスや、 自分で集めた資料をもとに良くなるまで何回も試行錯誤しました。 試験前は自分の持ち色や表現がどこまで通用するのか、たくさんのエスキースをして詰めていきました。 そして、1枚ずつ確実に作品の完成度を上げるように頑張りました。 受験を通して感じたことは、日頃の制作が大切だということです。 試験本番もアイデアをゼロから考えるのではなく、 入試前日までに制作して評価が良かった作風や積み重ねてきた技術を思い切って出し切ることを心がけました。 その結果、焦らずにいつも通りに制作ができ、第一志望校に合格することができました。 制作が思うようにいかないときは、好きなデザイナーの資料を見たり、 美術館に行ったりすることでモチベーションを上げていました。 自分なりの気分転換する方法を見つけて頑張ってください。

 

武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 合格

上武 明音(東京 / 八王子桑志)

受験生活で頑張ったことは、自己管理です。 浪人生活が高校生までと大きく異なる点は、誰からも指示されることがない分、 しっかりやるのも、サボるのも自分次第であるということだと思います。 私は無理して詰め込みすぎずに、やると決めたことは継続して、自分に合うペースをつくり毎日を過ごしていました。 昼間部では、絵が上達する技術だけでなく、「デザインをするための考え方」も教わったように思います。 どんな課題の時でも、自分の設定した目的に対して、適切な手段で制作することが必要とされるので、 その経験の積み重ねが結果につながったのだと思っています。 受験に打ち勝つ最善の方法は、自分と向き合い、分析し、アドバンテージをとことん伸ばす事だと思います。 目標に向かって頑張ってください。