こんにちは。新宿校建築科です。
この度ena美術のブログ更新に加わることになりました。美術学部の中ではマイナーな建築科ですが、美術を志す方にぜひご興味持って頂ける場になればと思います。
今日3月8日は芸大建築科の実技入試2日目ですね。総合表現は入試の一番の山場です。
自分を取り巻く環境・空間がどんなものでできているか、それらが自分達にどのような影響を及ぼしているか。そんな身近な観察を通した『空間』という概念との対峙から始まり、捉えきれない複雑な概念を自分なりに噛み砕きながら、つくりたい空間像を絵・文章・立体等様々なメディアを用いて表現することを一年かけて学んでいきます。
普段生活していて空間について考えることはなかなか無いと思います。空間とは何か、その答えを一年で出すのは極めて苦労することで、きっと大学入学以降も設計活動を通じて探り続けることでしょう。
そんな設計活動の第一歩目として、生徒の皆さんが現段階で出しうる答えを、自信を持って発表できる日になることを祈っています。正解も間違いもない問いの答えに説得力を与えられるものは、冷静な客観性を兼ねた最大限の熱意です。
落ち着いて、自分がこの一年で得てきた自分の価値観に自信を持って、試験に臨んでもらえればと思います。