日別アーカイブ: 2024年3月3日

春のイベントと推薦入試について

ご無沙汰しています。油絵科夜間部です。
今年度の入試が佳境にさしせまってきました。
それと同時に次年度の春のイベントも近付いてきました。
春期講習会や春のイベント、推薦入試説明会など動き出す時期です。

3月17日(日)には、春期講習直前講座

【上達につながる絵の見方考え方!】

を開催します。
画集の見方、取り入れ方、分析の仕方、などレクチャーやワークシート作成を交え、
実際の作品制作を行います。特に新高3生は受験期に入る直前に視野を広げる良いチャンスです!
詳細は以下より。ご参加お待ちしています。

https://www.art-shinbi.com/event/2024/24event-spring-special/event-pre-spring/spring-I.html


次に推薦入試についてです。
昨今推薦入試需要が大幅に拡大すると同時に、大変高度なレベルが求められます。
一般入試に比べ、志望理由書、自分の作品についての調書、ポートフォリオ作成(自己のテーマでの自由制作必須)
面談練習など、やらなければならないことが格段に増えます。
推薦を受けるための心構え、揃えなければならない機材、時間の使い方など、春の推薦イベントでも
説明しようと思っていますので、悩んでいる方はご参加下さい。

また今回、次回に分けて、前年度の合格体験記を掲載していきます。
今回は武蔵野美術大学、次回は多摩美術大学を掲載予定です。

【武蔵野美術大学油画推薦入試 合格体験記】

油絵夜間部 松尾典汰

 私はこの度、武蔵野美術大学油絵科に合格しました。
合格するまでの感想を一言で表すなら「大変」だったことに尽きます。
一般入試でも同様のことは言えますが、総合型選抜の場合、ポートフォリオ、自己推薦調書、
持参作品3点を必要とします。
はポートフォリオ制作に追われて学科の勉強が手付かずでした。もし総合型選抜が落ちたなら、
一般入試も学科の点数で落ちていた可能性が高かったです。
それ程までに総合型選抜ではやるべきことが多いので、強い覚悟を持って受験することをお勧めします。

 私からのアドバイスを少し述べさせていただきます。
まず、自分の作品と文章に一貫性を持たせることが大切です。
そのために私は、過去の自分の作品を見返したり、先生方と作品について話し、
頭の中で整理したことで自分の今のテーマが分かりました。
そうすることで、ポートフォリオや推薦調書、持参作品が制作しやすくなると思います。
他には、面接は緊張しすぎなくて良いということです。
私が面接で作品の説明や質問に答えたところ、5人の面接官(教授方)は少しうなずく程度で反応はあまりありませんでした。
また、緊張も相まって「説明の仕方間違えた…」などと考えてしまいました。
今考えてみたら、質問内容の9割は持参作品についてで、教授方は素直に“私”と“作品”を見たかったんだなと思います。
突拍子の無い質問はされなかったので、きちんと面接対策すればそこまで怖くありません。
適度な緊張は少し持ちながら、楽しみましょう!
私の受験対策をして下さった先生方、特に鷹取先生、本当にありがとうございました。