月別アーカイブ: 2023年4月

デザイン工芸科夜間部

どうも!デザイン工芸科講師の山内です!

自分自身の美大受験を振り返ると、苦もありゃ楽あり、人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄の如しといった具合なんですが、そんな冥府魔道(?)を生き抜くのに必要だったった、心の支えを紹介します!

第一回は『あまちゃん』です!著作権的なものを気にし、漫画風イラストを描いてみました!かっぱみたいな口がモエ~。

あまちゃんはNHKのあさイチというニュース番組で放送されていて(いわゆる朝ドラ)放送後にイノッチと有働アナが感想を好き放題言うんですけど(いわゆる受け)、僕はこの受けが大好きでした!

そもそもニュースキャスターという本来堅苦しい人たち(失礼)が、ざっくばらんにとりとめのないことを話すのが、朝ドラ初心者の僕には衝撃でした。イブのすべての「悪いやつらです」を地で行ってるな!と。 ものすごく面白い会話とか、切れ味鋭い考察を披露するわけではないけれど、ドラマの感想は観たあとすぐに共有したくなるのが人の性。放送当時は浪人時代だったので、朝ドラ受けまできっちり堪能し、ちょっと予備校に遅刻するのがルーティーンでした(汗)。

そして予備校でも当然あまちゃんの話。あまちゃんは話の進行上意味のない小ネタがいっぱいあって、おしゃべりの話題に事欠かないんですよね! とくに昭和ネタが多いので、昭和や平成初期が好きなことに定評のある僕としてはニンマリだったわけです。

各週ごとにサブタイトルがついていて、「おら、悲しみがとまらねぇ」という週が特に好きでした。言わずと知れた昭和の名曲、杏里の「悲しみがとまらない」(マツコデラックスも歌番組で熱唱してましたよね)の歌詞では、電話が鳴ることによって悲しみがとまらなくなるわけですが、あまちゃんの場合、ある人物の電話がきっかけで悲しみがとまりはじめる展開になるんです! いままでの辛く理不尽な状況が、この電話からオセロのように全て好転していく、物語の転換点になる週です!ここからボルテージがあがりまくり、高まる興奮は留まるところを知らず、予備校もちょくちょく休みました(爆)。実は朝ドラはその日のうちに再放送があり、面白すぎた回は朝と昼と夜の3回全部観るためです!

ということで、予備校生のみなさんはちゃんと毎日予備校に行こうね!(ヤケクソ)

オンライン教育科 2023年度合格体験記①

こんにちは。オンライン教育科です。

 

◯2023年度合格体験記

東京芸術大学/絵画科油画専攻 合格 【油絵コース】 I.M. 既卒(神奈川県)

志望校を藝大一本と決めて、オンラインの夏期講習と秋葉原校で2ヶ月お世話になりました。

オンライン夏期講習でほぼ初めて木炭と油画を描いたので講評して頂くのも恥ずかしかったのですが、良い所を沢山見出して下さり無謀な挑戦では無いのかもと思うことが出来ました。仕事をしながらの挑戦でしたのでこのままオンラインで続ける事も検討していましたがやはり他の受験生がどの様な作品を作っているのか知っておきたいという思いから秋葉原校に通い始めました。

私よりもずっと年下の学生さん達の思慮深さ、画に対する真摯な姿勢に感銘を受けました。皆で絵を描く環境にいると皆に負けたくないな、と思うようになれたことが私にとっては一番大切なことでした。

先生からはいつも素描と油画に共通して伝えたいことがはっきりとしていると言って頂けていた一方で相手に想像させることも大切にして欲しいという言葉もあったので、試験ではそのバランスを1番大切にしました。また、度々先生が仰っていた際の作り込みについて、キャンバスを4等分した時にそれぞれの画面で違う仕事が含まれている事にも重点を置いていました。

諦めずにご指導頂けたこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。(作品画像は2022オンライン夏期講習時)

 

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◯2023年度始まりました。今週は1学期 4月ターム制作期間です。

◯新受講生は申込後、随時オリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

第19回特別講義は5月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

オンライン教育科  新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。

講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

 

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

 

芸大デザイン・工芸コース

こんにちは
新宿校デザイン・工芸科 芸大コース講師の山本です。

春期講習会が終わり、いよいよ新年度の授業が4/10から始まります。昼間部の1学期カリキュラムは、基礎実技課題と並行して、校外学習を中心とした様々な事象を面白がるための練習課題があります。楽しみにしていてください。夏までの期間は入試の直後ということもあり受かるための焦る気持ちもあるかと思いますが、じっくりと自分の制作を見直し向き合う事が実は大切なのです。そしてどのようなクリエーターになりたいか考えますしょう。今年度一年間、健康で良い学びができることを願っています!

本科登録はこちらから

画像は春期講習会での講師デモストです。

春期終了と新学期

 

こんにちは、留学生コースです。

春期講習会が4/4で終了となり、数日間のお休みに入りました。
まずはみなさん、お疲れ様でした。
初めて日本の生徒と同じ教室で授業を受け、緊張したという留学生もいるのではないでしょうか。あるいは早速友達ができて、楽しかったという人もいるかもしれません。

スタートアップから始まり、あっという間に数ヶ月が経ち、いよいよ新年度を迎えようとしています。

ここからは日本の生徒と共に制作をし、共に講評を受け、受験までの時間を過ごしていくことになります。お互いに刺激をもらい、学び合えることを期待しています。

 

さて、新年度から留学生コースは【留学生科】と名称が変わります。

カリキュラムや指導内容は今までと大きな違いはありませんが、留学生がより一層高みを目指していけるよう、共に戦っていける場所であり続けることを目標に頑張っていこうと考えております。

留学生の入国が増える今の時期。今年はどんな生徒と出会えるか、ワクワクしながら待っています。

合格へ向けて、一緒に新たな一年をスタートさせましょう!

 

先端芸術表現コース合格体験記2023その2

こんにちは。先端芸術表現コースです。
合格体験記第2弾を掲載いたします。第1弾はこちらのリンクからどうぞ。
https://www.art-shinbi.com/blog/20230327/21/

今回は1次試験素描選択で合格したKさんの体験記になります。

新美にしようと思ったのはなぜですか?
私は他の予備校も含め何校かお試しで講習会に行きました。そして、それぞれの予備校の特徴を知り、新美は学生の事情や課題に向き合ってくれるなと感じました。
他の大学に通ってから先端芸術表現科を目指した自分にとってはそうした個人に向き合う体制が受験対策をする上で合ってると思い選びました。

一次試験素描受験ですが、予備校での対策はどのように役立ちましたか?
私はもともと自分の中で良いとするデッサン像がありましたが、それを描くだけではうまく行きませんでした。ここで行った素描課題を通して、自分の素描がなぜダメなのか、なぜ通過圏内に入るデッサンになれないのか、どうすれば良くなるのか、を感覚的な説明だけではなく言葉で説明してもらえたことで理解できました。そうした自分の素描に対しての客観的な線引きを見つけられたことが一次試験を通過するのに役立ったと思います。

個人資料ファイルを制作するプロセスで予備校はどのように役立ちましたか?
バラバラに思えた自分の思考を一本の線に結び繋げるのに役立ったと思います。関東圏以外のところで制作をしていたので予備校に来て個人資料ファイルを見てもらう機会は少なかったのですが、自身の思考を他者に伝える経験は貴重で、話すことで自分の思考がまとまっていくことを感じました。また、何も知らない他者にどう伝えるかを考えることがファイルの構成を考える上で役立ったと思います。

総合実技はどのような試験だと思って取り組んでいましたか?
自分が素材の魅力を存分に扱える人間だとアピールするものと思い取り組みました。
そのため、扱いやすい素材を扱いやすいままに使うのではなく、考えたことをどう素材の魅力に置き換えて表現してやろうかと考えて取り組んでいました。

制作するということは、Kさんにとってどのようなことでしょうか?
私にとって制作することは、ものを見るとき、他人と関わるとき、見たものを共有するときなどに必要なものです。この制作する行為によって優しい人が傷つかない世界を作れたらと考えています。

最後に今年の受験を振り返り自由にどうぞ
私は作品数も少ないし、予備校に来ても周りのレベルが高く、面白い考えを持った人ばかりで常に不安でした。自分は制作者に向いてないのでは無いかと打ちひしがれていましたが、どんな結果になっても悔いの残らないように全力を尽くそうと思い真摯に取り組み、その結果が自分にとって一番良いものになって良かったです。今も入学後のことを考えると不安ですが、これまでと変わらず真摯に取り組んで行きます。

Kさん合格本当におめでとうございます。とても素晴らしい個人資料ファイルでした。
Kさんの再現作品などは現在ギャラリーの再現展でも公開していますので興味のある方はぜひご来校ください。

新学期の授業は、4月11日(火)からスタートします!
本科の申し込みや、無料体験の申し込みなどまだ間に合いますので、相談などありましたら遠慮なくご連絡ください。
無料体験の申し込みは以下のリンクから可能です。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html

それでは、先端芸術表現コースでした(画像は体験記Kさんの再現の画像の拡大になります)。