月別アーカイブ: 2016年3月

彫刻科、プレ春期講習!

こんにちは!彫刻科の小川原です。今日はプレ春期講習ということで、彫刻科では石膏デッサンの描き出しで、大きな探りで構築していく進め方についてレクチャーし、実践を交えて学びました。

最初は僕のデモンストレーションを見てもらいました!今回はデスケルやはかり棒などは使わず、感覚だけで形を取り、直していきます。
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最初は大きなストロークでゆったりと、遠いところの関係性を合わせるように全体を掴んでいきます。
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形の構築が十分整ったら中身の作業です。部分の色の変化に捕われず、全体での色の統一感を大事に進めます。「見る」力を養えば1時間もかからずこのくらい描けるはずです。かく「描く」力があっても見る力が足りなければ実際の像の印象には近づいていかないです。
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描き急がないことが大切です。正しい探りが出来ての「作品」なのです。
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現役生も頑張っています!
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臼田先生は大分デッサンから離れていましたが久々に挑戦です!
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首なし円盤。トルソ像はプロポーションや動きに特に敏感に反応して欲しいです。
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量感の表現が魅力的ですね!
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この1年は、「見る力」を養うことをテーマに学んでいきたいです!モチーフを見切ってがっちり掴んで離さないくらいの安定感を身に付けましょう!春期講習で1つでも多くのことが身につくよう、講師一同徹底した指導を心がけていきます!
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芸大油画、再現作品制作の現場から

こんにちは。油絵科の関口です。
さて、今年は新美の油絵科から7人も現役の芸大合格者が出て、夜間部を担当している僕としてはたいへん嬉しく思っております。

ところで、いま芸大合格者に再現作品を制作してもらっていますが、一体どんな作品が出来上がるのでしょうか?今から楽しみです。
今日は制作している現場からレポートします。

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まず…この人は芸大現役合格者なんですが、制作現場はなかなか凄い事になっています。この手に持っているのは、おにぎり…ではなく、何と油絵具です!!
素手で油絵具を混ぜる(しかもこの量!)なんて、ワイルド過ぎて本当にビックリです。よく油絵科は色んな人から「汚い」とか言われてしまいますが、そりゃ?こんなことしてたら色んなところが汚れますわ(笑)。

でも、本人はただ単に絵に対して真剣に向き合っているだけですから、変人でもなんでもありません…多分(笑)。こういう人がいてもどうか怖がらないで下さいね。油絵科には本当に色んな人がいるんです。

 

さて気を取り直して、作品をチョロっと紹介します。

今年の一次試験の課題は「石膏像、色紙、みかんの中から一つを選択し、鏡と組み合わせて描きなさい」というものでした。※?石膏像はマルスかブルータス。

課題文の通り、石膏像でもミカンでも色紙(色付きの片面段ボール)でも、何を選択しても良いという、油画専攻らしく非常にザックリしたものでした。ミカンと石膏像を同じ土俵で審査するというのも凄い話です。球技に例えるなら卓球vsアメフトみたいな…このミスマッチ感がたまりません。

これは作品のー部分ですが、何が描かれているか分かりますよね?Image-2
そう、これはブルータスの胸の部分。ですが、何か違和感が…実はこれは左胸なので、鏡に映左右が反転した状態を映して描いています。

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こちらも作品の一部分ですが、この人のは色紙(片面段ボール)をモチーフに選んでいます。2作品とも現役生の作品なんですよ。
ちょっと全体が気になりますよね?全体が見たいという人は、是非一度新美に足を運んでみて下さい。只今準備中ですが、恐らく20日頃には合格者の作品展示が出来ると思います。

 

ちなみに21日には、無料のプレ春期講習があります。油絵科は「今年の芸大一次試験にチャレンジ」という内容で、当日は過去数年分の芸大合格者再現作品の解説や、今年の芸大現役合格者によるトークも企画しています。

http://www.art-shinbi.com/event/3-atelier/pre/

受験生の皆さんには、芸大について色々と情報を得るチャンスになります。乞うご期待下さい。

彫刻科合格速報

彫刻科 昼間部講師の氷室です。

ひとまず、皆さんが1年間目指してきた2015年度の芸大受験が結果を持って一幕おりました。
悲喜こもごもあり、様々な思いが引いては寄せ、感情や思考が整理できない時期でもあります。

そんな中ではありますが、まずは報告としてー
新美からは、芸大彫刻科へ3名の生徒が合格を手にしました。
本当におめでとうございます!!とても嬉しいです!!

早速、1次素描で出題されたジョルジョ、2次素描で出題された大石膏室においての素描、2次塑像で出題された鳩の3種類の項目を合格者に再現してもらいました。
やはり再現された作品を目の当たりにし、とても凄い集中力で当日を向かえ、魅力がある作品を試験当日に置いて来たのだなと、感心させられました。
試験の日に対面した鳩が、ととも綺麗に感じ、作るのが楽しかったんです と言う生徒のフッと話してくれた一言がとても印象的でした。
当日に緊張を越える何かを掴めた事が、素直にモチーフを観察する結果につながったのでしょうか。

早速、再現してもらった作品を紹介致します。
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写真では全てを感じる事はできませんが、なるほどなと、うなずく魅力がありました。

一人一人、どの様な結果であれ、時間は止まってくれません。自ら一つの決断をして進んで行くのですから、制作に邁進してもらいたいなと願うばかりです。
そしていつか、作品について語り合いたいものです。

そしてもう1年!と決めた人、頑張りはもちろん大前提でありますが、頑張ったというだけではこの厳しい倍率を超えていけないのが事実です。せっかく与えられた時間を、視野を少しだけ広げて、彫刻とは?自分とは?と、実技とともにしっかり考えていっみてください。
自分で判断できる1年後を目指して!

合格おめでとう! 国立校からも芸大に合格!!

国立校です。

受験科を開講して2年目
昨年度に続き武蔵野美大、多摩美大に素晴らしい成績をあげることが出来ました。
そして念願の東京芸大にも合格者が出ました。
高1の11月に入学し、芸大を目指して頑張って来たH君、念願の芸大油画専攻現役合格です。
後輩達も後に続けとこれからの制作によりいっそう力が入ることでしょう。


2016 年度入試結果

東京芸術大学   1名
武蔵野美術大学 43名 (昨年度31名)
多摩美術大学  22名 (昨年度20名)
東京造形大学  16名 (昨年度 7名)
女子美術大学   8名 (昨年度11名)
その他      5名 (日芸、学芸大など)

※国立校在籍者の成績です。(講習生は含みません。重複合格、補欠合格を含みます。)


3月イベント

◯無料アトリエ開放 3月18日まで    ※当日申込みでも大丈夫です。
◯1日体験講習   3月20日      
※3月19日までにお申込みください。
◯春期講習会    3月26日ー4月4日

まだ間に合います。
気軽に参加してください。

新美国立校 042-577-1117

渋谷校・開校1年目、現役芸大合格!

渋谷校です。
開校1年目の渋谷校ですが、現役での芸大油画の合格者が出ました!
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合格した本人も担当の箱岩先生も大喜びでした。
開校1年目でこの結果!素晴らしいです。
この後も3/20に1日体験などもあります。ぜひご参加ください。
渋谷校の詳細はこちら