カテゴリー別アーカイブ: 彫刻科

彫刻科 2月突入!1月末の秀作

こんにちは、講師の臼田です。

入試の足音が近づいてきて緊張感がより一層増してきている中で、みんな本当に良い集中力で毎課題向き合えているなと思います。制作リズムも見ていて安心感を感じることが多くなってきました。それぞれの持ち味は充分にあると思うので、凡ミスやウィークポイントをいかに出さず、こなせるかが大事になってくると思います。作品の出来で一喜一憂あると思いますが、冷徹に冷静に何がダメだったのか何が良かったのかを毎課題良くよく反芻して考えてみてください。一課題一課題がとても大事です。体調に気をつけて残りの期間走り切りましょう!

秀作が沢山あるので全ては紹介しきれないです。同一作者の被りがなるべく無いように昼間部から作品紹介していこうと思います。

続いて夜間部の紹介に移ります。まだまだ時間的に厳しかったり、見方の偏りや視野の狭さからくる形の狂い等はありますが、みんな凄まじい勢いで伸びています!悔しかったり、キツイ時はあると思いますが、どうか自分に自信を持ってやり切ってもらえるといいなと思います。

最後に基礎科生の作品を紹介して終わりにします。受験生に負けないくらい本当に集中できていますし、毎課題楽しめて向かえていて良きです!吸収が早くて驚きます!(最後の2作品は高校1年生の作品です。)

 

長くなりましたが、今回は以上になります。

彫刻科:入試直前講習開幕!

こんにちは、講師の新妻です。

いよいよ受験の最終局面が幕を開けました。一課題づつ、出来たこと、はずしたこと、気付いたこと、学んだことを、次の一枚、次の一作に生かせるように臨んでいきましょう。まだまだ時間はあります。まだまだ改善できます。

昼間部から秀作を紹介します。

それぞれの持ち味を活かしながら上げられました。うまくいった時、うまくいかなかった時、その差は本人が思っているよりもシンプルでわかりやすい原因があります。そこを理解して納められれば結果はついてきます。


続いて夜間部です。入直一発目でみんな良いテンションで制作できました。表現自体はそれぞれとても魅力的なので、ウィークポイント(主に形の狂い)をどうカバーするか、今までよりもスパンの短い課題を次々こなしていく中で、無理なく自然に上手くいく流れを掴み取って行きたいです。



最後に基礎科生の冬期講習会ラストの作品紹介です。毎課題ごと濃密な製作時間を過ごせたかなと思います。これからがとても楽しみです。


最後の作品は中学3年生の子の作品です。ぐいぐい意欲的に進めていて楽しそうでした。

今回は以上です。ここからですね。

彫刻科 二学期締めくくり

こんにちは。彫刻科の臼田です。二学期で昼間部・夜間部ともに地力がしっかりとついてきました。見ていて本当に頼もしいです。受験も近づいてきて、心理的プレッシャーも大きくなってきていると思いますが、今の調子で頑張りましょう!

秀作が多いので全てを紹介できないのですが、昼間部から紹介していきます。

青年マルスマスクに任意の素材感を与えて構成する課題でした。印象をかっちり作りつつ、素材感も高い密度で出力できていますね。量の構成の配置はよく見るものですが密度があって良いです。今回のようにキワをしっかりと止めて、形を締めていく意識を毎課題意識しましょう!

手と任意のモチーフを構成する課題でした。(モチーフは資料を見れない)作者は観察力が本当に高く、毎課題素晴らしい密度をもって制作できてます。血管や皺の表現なども緻密ですね。素晴らしいです。

こちらの構成も素晴らしいです。カーテンをめくる一連の動作の構成から様々な情景を感じ取れます。隙間から抜ける空間が美しいですね。

面白い構成で、目を惹きます。こちらも構成から様々な物語や情景が感じ取れますね。幼い手の部分がしっかりと作り込まれていて、陰が落ちていることで作品のポイントを作れていると思います。(もっと自分の判断に自信を持って!)

あなたと鳩というコンクール課題でした。1位の作品です。首と鳩の関係性にギョッとしますが良い構成だと思います。鳩のハリの表現はもう一歩着目できると尚良かったと思います。

隅々まで描写が行きわったていますね!隙間の表現にもこだわりが感じ取れます!ミロビ頭部から腰にかけての空間性はもっと出しても良かったかなと思います。カタチをここまで詰めていけることは素晴らしいですが、さらに包括して画面全体を作っていけるという事なしです。

明快に状況を表現できていると思います!課題である光の綺麗さも美しく表現できていると思います!それに比べるとやや床面が弱いかなと思います。影の表現はもう一発いけると申し分ないできになると思います。

 

 

コンクール奴隷上位作品です。3作品ともすばらいい出来だと思います。この作品以外の全体としての出来も良かったです。過程を見ていたわけではないのですが、全体的に出だしから中盤にかけて勢いはあったけどやや精度、安定感に欠ける部分が見られたという事でした。全体を大きく捉えつつ、かつ冷静に捉えるというのはバランスが難しいと思いますが、さらに描くリズムを調整していきましょう!

続いて塑像の上位作品です。課題は「心の内側をテーマに自刻像を制作しなさい。」でした。

 

 

 

 

 

 

こちらも全体としての出来は良かったと思います。本当にみんな地力がついてきているなと感じます。構成は少しのことで見え方、伝わり方が変わってくるので最後まで気をつけて進めていきましょう!自分の実力を100%出し切ることを念頭に置いて構成のバランス・時間配分を考えましょう!

続いて夜間部です。

制作リズムに安定感が出てきましたね。見ていて頼もしいです。大きな形の精度はさらにイメージしていきましょう!難しいですが、像の事をもっとよく知る事、強制的にいつもよりも大きく手を動かしてみたりすると良いかもです。

作者は表現することについて高い実力を持っている反面、形の精度ができる前に表現へ走ってしまう節がありました。だいぶ堪えていけるようになってきましたね。大きな形をしっかりとみて直していきつつ進められるようになっています!ここからもう一歩精度に関して踏み込んでいけると良いです!

魅力的な一枚にできましたね。炭(特に黒)がやや浮いてしまう印象でしたが、全体をしっかりと形に這わせて表現できています!顔の印象を合わせていくことについても制作リズムを掴んできたのではないでしょうか。まだ出だしで大きな関係性を少し外すことがあるのでゆったりと観察して像をもっと知っていけると良いと思います。

白を貴重に美しく表現できました!黒側の表現もしっかりと収まっているように見えます。探りに関しても複雑に何層にもカタチを積み上げられていて良いです!ただ顔だけまだ見方が硬いです。肩にどうしても力が入ってしまうのはわかるのですが、もう少しゆったりと作業を積み重ねていかると良いですね。

印象・表現ともに高いレベルだと思います!素晴らしいです!頭部の形態感はまだ探りが足りないように見えます。もう2周ぐらいベースと書き込みのリズムが入ってくると良くなりそうです。顔もこれだけ描けるからもっとゆとりを持って強引な作業が入らないようにできると隙がなくなりそうですね。

あなたと私というテーマで制作しました。良い構成ですね。物語性を作品から感じます。形の精度もですが形の質に迫った表現ができるようになってきていて素晴らしいと思います。やや指先の表現が硬い気がします。爪根もと付近の斜めのカタチをみれるとよくなりそうです。

最後に基礎科生の作品を紹介していきます。

みんな本当に頑張りましたね!やることが多くて大変だったと思いますがしっかりと密度を上げてこれていて素晴らしいです。カタチを合わせていくことだけでなく、ちゃんと質に迫った表現ができています。今後の成長が楽しみです!

長くなってしまいましたが、以上になります。

彫刻科:2学期後半の秀作紹介

こんにちは、講師の新妻です。段々と年末の空気が近づいて来ましたね。

デッサン、塑造共に、高いレベルで自治的な制作が出来る学生が増えてきて、それに伴いポジティブな方向でのアドバイスを投げかける場面や、制作を見守るスタンスが増えてきたなぁと最近感じています。実技力自体は十分受験で戦えるレベルにある人がほとんどなので、制作する上で、「どこまで自分がやるつもりなのか」の目標設定がすごく大事になってきます。まだ理解不足や抜けもあるので冬期講習に入る前に今一度ウィークポイントを自浄出来ると良いですね。

 

まずは昼間部から秀作を紹介します。

時間をかけて自刻像を制作しました。みんなよく出来ていました。その中での2点。

人物彫刻の魅力って、作る人によっていろんなアプローチがあるかと思いますが、その中でも「屹立する力強さ」に作者のこだわりを感じる事ができる作品です。頭部、首の説得力に大して、広めに作った身体の部分にもう少し作品としての意味を持たせられるとさらにカッコいいと思います。

こちらは動きの揺らぎや表情など、観る人の眼差しを自然に受け止めるような作品になっていて、作り込んだ上で柔らかい雰囲気がしっかり表現できています。アクセントとして取り入れた帽子のベースの形の短調さが若干気になりました。

 

マイナーモチーフを色々描きました。全体的な成長を感じられた回でした。

ギリシャ夫人、頭部と顔の量的な設定がはめづらい像なんですが、とても印象よく描き上げられました。途中、顔がライン的になったり、画面全体の光の明快さの言い切りなど、些細なことではあるけれど、作品の向かう方向性が鈍るきっかけに、自分で気づいて修正できればOKです。

描き出し立ち上がりで、画面全体の関係性をしっかり確認すること、中盤で具体的に描写する際に日向の印象をしっかり抑えること、その2点を気を付けただけで、かなり良くなりました。スペックは高いので、あとは運転操作がスムーズにできれば、いつも実力を発揮できます。

カラカラ帝の印象をよく捉えています。見えたものを見えた通りに描く、そのための決定力がついてきました。答えはいつも目の前にあります。この調子です。

授業後に加筆して完成しました。軌道に乗ってからのやりとりは実感を持ちながら魅力的な仕事を重ねていけていると思います。完璧ではなくても、ここは外せないよね、っていう最低限の設定を出だしで守れれば、実力を発揮できます。

出だしからゴロッとした塊感を感じながら攻めれていて良かったです。構造を全て理解せねば!って難しく考えるというよりは、正中と左右軸といった最低限の基準だけ確認できれば、持ち前の目の良さと感覚で自分の仕事に自信を持って進めてほしいと思います。

髭の男の絵画的なメリハリ感がカッコよくとらえられました。調子の幅も、わかりやすい見せ場も画面上半分に集中しているんで、逆に画面下半分の説得力が絵を成り立たせる上では大事になってきます。

構造的な設定を序盤で意識する事ができるようになってきました。絵の中の世界に量や空間だけじゃなく、湿度も感じるような、いい作品になりましたね。受験石膏デッサンという枠を出た、部屋に飾っておける一枚だと思います。

 

模刻は最近では単体で出題されませんが、今後具象的な仕事をする上で、最低限このくらいのレベルはざっくりと把握できなければ逆に不安かなと思います。3Dプリンターのように寸分違わずではなく、立体として印象がかみ合ってるよねっていうラインをクリアできる精度が出せるようなることに意味があります。

自主的に制作したジョルジョの模刻です。模刻をする上での要点が分かってきましたね。土台の設定や形が合っていれば作り込んでも似るんだなぁって事が、頭ではなく実感として理解できたと思います。

動きの伸びやかさと恍惚とした印象をしっかり掴めています。喉元付近の首付け根の様子は大きな動きの印象的にも影響してくるのでよーく観察してみましょう。

こちらもしっかり作れています。伸び側の、ただ張っているだけではない形の複雑さに今一歩迫りたいですね。

作る力はあるので、小さな作業の集積ではどうしても掴めないような、像を取り巻く空間ごと似せる感覚を常に持てると良いですね。

 

続いて夜間部生の作品です。現役生たちも今までの積み重ねが布石であったかのように格段にできることが増えてきています。

とても良い流れで走り切れました!良い一枚が出ました。奴隷の持っている「張り」と「反り」の、「反り」の印象がやや弱いのと、大きな面性を序盤でガッチリ掴めると更に真に迫っていけると思います。

プロポーションからくる上向きの顔の印象や、上半身のまとまった量感の見え方はまだ本物に寄せていけるかなと思いますが、全体の印象がよく好感が持てます。キワの処理や奥に逃げていく形も弱くぼかすのではなく、一度しっかり決めきるやりとりができたのが良かったです。

 

続いて基礎科生の作品です。受験部と同じ空間で制作する中で、自然と制作に対する意識が高まっているのを日々感じます。受験部にとっても良い刺激になっています。

ヘルメスの体の、微妙な造形の機微をよく見ています。頭部に対しての立体的な解釈は、色んな角度から観察する事で捉えやすくなってきます。

かなり描き進んだ時点でも、大きく頭部の位置を修正する局面がありました。「もっとよくできるはずだ」という作品に対する姿勢が素晴らしいです。最終的に受験で(というか制作全般で)必要なメンタリティってこういうやりとりの積み重ねで培われる経験値の量で結構かわってくると思います。

まだ入学して日が浅いですが、とても良い感覚を持っています。デッサンも塑造もいっぱい課題をこなす中で、作品を形にする上ではずせない要点や、それを自分で見つけて是非の判断をする方法をどんどん増やしていってほしいです。

今回は以上です。風邪が流行ってきています。ご飯しっかり食べて、あったかくしてしっかり寝ましょう!

彫刻科 2学期後半戦へ

こんにちは。彫刻科の小川原です。
暑い夏が過ぎたと思ったら急に寒くなってしまいましたね。受験は体調管理が最も重要なので皆さん気をつけてください!

公開コンクールもひと通り終わり、入試に向けて意識も実力も高めていくこの時期、まだ本番までは時間があるので自分の弱点をしっかり克服しておきたいです。

それではここ最近の優秀作品の一部を紹介します。

昼間部生のデッサン です。
制作時間も試験時間に合わせてきたところはありますが、やるべきことを整理して内容を落とすことなく仕上げられるようになってきました。

続いて昼間部生の塑造です。
塑造は平面ではないのでデッサン以上に全体幹を意識して取り組まなければいけません。まだ気を抜くと部分的になりがちですがだいぶ裏側の意識もできるようになってきました。

次に夜間部生のデッサンです。
現役生はまだ同時にいくつものことを意識しながら取り組む事に苦戦しているところもありますが、以前より自律的に作品を進められるようになってきました。

夜間部生の塑造です。
考えるちからも作る力も板についてきたと思います。特に芯棒作りから出だしの大まかな土付けまでをより自信を持って取り組めるようになれると良いです。

最後に基礎科生の塑造です。
基礎科とは思えないほど上手いです。デッサン力も高く、それを塑造にいかせているのが素晴らしい。平面、立体の両輪でどんどん上達しています。

以上です。自分のできることを毎回漏らさずしっかりやる!これが一番大事なんだと思います。2学期後半が1年の中で最も作品研究に没頭できる期間だと思います。気合を入れていきましょう!