カテゴリー別アーカイブ: 基礎科

《基礎科》夏もそろそろ

暦の上ではもう秋なんですが
秋とは?というぐらい暑い毎日です。
夜の風はだいぶ落ち着いてきたなあとは思うのですが、
日中はまだまだ油断のできない暑さです。
ここから台風が来たりするので全く落ち着かないのですが…

これだけ暑さが続くと気づかない間に体が疲れていたします。
自分は元気だと思っていても、意外と疲労が溜まっていたり
もう一踏ん張り、というのが効かなくなっていたりします。
そういう時は「いつもならできていたのに…」ということができなくなっていたりするので
もしそういうことがあっても季節のせいにするのも
あながち間違いではなかったりします。
夏の疲れが蓄積してきている今時期だからこそ
しっかりとした休息を心がけましょう。

さて、9月は大きなイベントがいくつかあります。

[藝祭2025]
9月頭といえば、
そう、東京芸術大学の学祭、いわゆる『藝祭』ですね!
近年アートマーケットで学生たちの作品を購入することができるとあって
一般の方も多く来場されるそう。
芸大を身近に感じられるチャンスとなっていますので、
まだ行ったことない方はぜひ足を運んでみてくださいね。

藝祭 2025 たまゆら公式ホームページ

[石膏デッサンコンクール]
9月はもう1つイベントがあります。
そう、毎年恒例の石膏デッサンコンクールですね!
全科対象、全学年対象となっておりますので
基礎科の方々も受けることができます。
上位を狙うことも大事ですが、それよりもいつもと違った空気や
模試のような感じで参加するのが良いと思います。
いつもと違った環境で絵を描くのは緊張しますが、
それはそれで気づきがあったりするので、ぜひ奮って参加してみてくださいね!

2025 石膏デッサンコンクール

それではみなさん
暑さに引き続き気をつけて…

《基礎科》夏始まってます。

毎日40度に迫る気温(40度になってる場所もあり)以上な暑さですね。。
今まで日常的に行なっていたことができなくなってきていたりして。
私の小学校の頃プールの授業は、夏が始まるとスタートして
夏休み中もプール講習みたいなのがあって、時々曇ってたりすると結構寒くて
唇が紫色になってたりして、体温を上げるためにプールからあげられた記憶があります。

今はむしろ暑すぎてプールの授業ができない日があったりするらしいですね。。
(水温と気温の合計が65℃を超える場合プール授業の中止を検討する目安らしい、、、)
本当に数十年で大きくいろんなことが変わっていくのだなと思います。

当時の私たちの頃の当たり前が当たり前でなくなってしまうように、
当たり前ということは一瞬にして変わってしまうこともあるわけで。

夏休みが始まって、ゆっくり朝ごはんを食べて宿題をやるようななんでもない日常も
当たり前にすぎていってしまうわけですが、
その日常というものが実はいろんな上に成り立っていることだったりして。
こんな夏の暑い日が、ただの1日であることに対して
私は安堵の気持ちさえもあったりするのです。
朝起きて満員電車に揺られ、今日のお昼何を食べようかなと考え
そしてまた満員電車に揺られて帰路に着く。
そんな日常を繰り返せたからこそ、日々をグラデーションのように幾重にも積み重ね
今の自分が成り立っていられる、ということを改めて
数十年前も泣いていたであろう蝉の声と共に実感します。

基礎科では夏期講習が早くも3期に突入しています。
普段の授業だと専門課題は月に1、2回ぐらいなのですが
講習会だと6日間連続で行うことができます。
毎日絵の具などの画材に触れ、
色や道具の感覚が徐々に掴めてくるのではないでしょうか。
また、違う曜日や外から参加された学生さん、地方からの方も
多くいらっしゃるので、様々な絵に触れるチャンスでもあったりします。
ぜひこの機会を有効に使って、ステップアップの夏にしてくださいね。

毎日とんでもなく暑い日が続いていますので
無理せず体調を整えながら(あとしっかり水分補給しながら)
夏を乗り切ってください。

《基礎科》夏が始まる!

夏の準備はできていますか!!

基礎科は1学期がそろそろ終わりをむかえ
ついに夏期講習が始まります!

講習会はいつもの授業と違って連続して毎日絵を書くことができるので
大きな成長のチャンスとなります。
数日空いてしまうと、どうしても感覚を忘れてしまったり
掴みかけていたものが薄らいでしまったりすることがあるので
数日間しっかり体に定着させていきましょう。

高2の生徒さんの場合、来年の夏はほぼ夏期講習で埋まってしまいます、、、
今年の夏はまだ時間はあるはず。。
実技に学科に今年からやることはいっぱいですが、
ぜひ今年の夏はインプットもたくさんして欲しいです!
(もちろん高1の方も!)

夏休みは美術館もかなり力を入れた展示が多いです。
作品も見せ方もやっぱりすごいです。(人も多いですが、、、)
ぜひいろんな先入観を捨てて、まっさらな頭で
作品をいっぱい見てください。

美大芸大を卒業した先で何をしたいのか、というのは人それぞれですが、
そもそも美大芸大は根底にあるのはアートだと思います。
アートってなんなんだろうな?
表現ってなんなんだろうな?
そんなことをいろんな作品を見ながら考えてみてください。
(僕も含めデザイン科とかだと美術館行かないことが多かったりするので、、、)

普段受験という土俵の上にいると、どうしても合格レベルなのかとか
上手い下手とか、そう言った目で作品を見がちになってしまいます。
もちろんそう言った視点も普段は必要なのですが、
アート作品を見るときは一旦そう言ったことは忘れて自分の独自のフィルターで
見てみると良いかもしれません。

表現の世界には基本的に制限はありません。
言語も、国境も、性別も関係ありません。
自由であるはずです。だから感じ方も自由なんです。
そんなアートの本質である自由な作品が山のように生で見れるということは
当たり前なようで、実は贅沢なことだったりします。
世界的にもすごく恵まれたことだったりします。
(大学生の時バイトばっかりしてて美術館に全然行かなかったのが悔やまれる…)
この当たり前のようで当たり前でない日常が
今後も続いていって欲しいと思うのです。

自分で感じたことは自分にしかない感覚です。
誰にも奪うことできない大事なものです。
きっとその感覚は受験であったり、作品を作ったり、仕事をしたり、
この先々できっと皆さんを助けてくれるはずです。

いろんなことをいっぱい吸収して
最高の夏にしましょう!!

《基礎科》先日の座談会について

先週の日曜日ですが、毎年恒例になってきました
座談会シリーズ第6回目、『講評ノート座談会』でした。

デザイン×2、日本画、油の計4人の方に登壇していただき、
予備校生時代の講評ノート事情について教えていただきました。

実はこの企画は2回目なのですが、
前回に引き続き、今回も内容がかなり濃厚かつ、ためになることばかりでした。

かいつまんで話しますと、
講評ノートは先生から言われたことを書くだけのノートではないということ。
自己分析のツールとして講評ノートを使っており、
その書き方は、『どうやって自分を客観視できるか』の方法によって人それぞれである、
ということでした。

最初のうちは講評時に先生から言われたことを1つずつクリアしていくことが
1つの目標になっていくと思うのですが、
ある一定のレベルになってくると、目標を自分で決めることが
とても大事になってきます。

出された課題のとは別に『今日はこれをテーマにしよう』ということを
自分で決め、それを確認しながら作品を作る。
この『自分で決める』ということが成長にとって大きなキーワードに
なるのではないかなと思っています。

美大芸大は意外と放任主義だったりします。
その代わりに自分で決めないといけないことがほとんどです。
『何を作りたいのか』『何を表現したいのか』『何になりたいのか』
先生は決めてくれません。
自分で決めるんです、大学って。

その自分で決められる人から順に大学に受かっていくんじゃないかと、
それが1つのキーワードになるんじゃないかと思うんです。

そしてその考え方は将来のやりたいこと、仕事にも繋がってくると思うんです。
『なぜ自分は会社に行きたいんだろう?』『何を自分は将来仕事にしたいんだろう?』
そういうことってポンッって急に答えは出てこなくて、日頃頭の中で考えてるモヤモヤ
みたいなものを1つずつクリアにしていって初めて答えが出るもんだと思います。

とりあえず頭の中にあるものを全部書き出してみる、その後にいるものといらないものとを整理していって、答えが出てきたりするもんです。

そう言った仕事を講評ノートを通じてやっているんじゃないかなと
聞いてて思いました。

美大芸大に行くと、ひたすら自分と向き合うことになります。

日本中の絵や立体が上手い人たちが一堂に介するわけで
そこで否応にも『自分の立ち位置や存在について』を
確認させられることになるわけです。

そのときに、
客観視というのがきっとまた役立つはずです。
あーあの時言ってたのはこのことかぁとなるはずです。

ぜひ受験だけではなく
この先の大学生活含めて、
アーカイブが上がりましたら
見てみてくださいね。

《基礎科》夏が来るゥ

まぁ夏の前に梅雨が来るんですけどね…

それでもあと1ヶ月ほどするとこの季節がやってくるわけです。
そう、夏期講習です!!
普段の授業よりも長い時間、しかも連日行うことができるので
力がつきやすいのが1番の夏期講習の特徴です。

何でもそうなのですが、
技術や考え方を定着させるには
“毎日繰り返す”
というのが一番良かったりします。(インターバルも必要ですが)

講習会というのは昨日やったことの復習を次の日できる。
かつ、それが数日間続くわけなので、
講習会をやったかやらなかったかで、その後大きく差がついてしまったり
することもあったりするわけです。

また、普段は曜日が分かれているのですが、
講習会になると全曜日の生徒さんが集まりますので、
普段目にしない同じ科の人とも対面できます。
他の人はどんな絵を描いてるんだろう、そんなことを
知る良いタイミングでもあるのではないでしょうか。

この数年、夏期講習を受講される生徒さんが徐々に増えてきており、
みんなが休みの夏の中盤ごろなどは
早々に締め切ってしまったりします。
「受けたかったのに受けられなかった、、、!」
となるととても残念なことになってしまいますので、
早めに自分がここだけは間違えなく受けられる、
という日にちだけでも申し込んでおくことをお勧めします。

今年も暑い夏になりそうですが、
それに負けないぐらい
アツい夏期講習にしていきましょうね。