カテゴリー別アーカイブ: 新美

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

◯2024始まりました。1学期4月ターム制作期間です。

 

◯2023年度合格体験記①

武蔵野美術大学/デザイン情報学科、基礎デザイン学科合格

多摩美術大学/グラフィックデザイン学科、情報デザイン学科、統合デザイン学科、 合格

【私大デザインコース】M.O. 現役

私は元々地元(四国)の画塾に通っていましたが、夏休みに参加した新美の夏期講習で通っていた画塾との差があまりにもあることに気づき、地元でも新美の授業を受けられないかと調べ9月頃から画塾を辞めて新美のオンライン教育を受講しました。普段は高校の美術室でオンラインの課題をし、冬休みには冬季講習にも参加して第一志望である多摩美のグラフィックデザイン学科に進学することができました。 

毎月末にある1時間ほどのテレビ電話での講評では質問や相談をたくさんしていました。このように自分だけのための講評を長時間してもらえるのは画塾や講習会にはないオンライン教育ならではの大きな強みだったと思います。私は月3課題のコースでしたが、1つの課題で2枚描いてみたり講習会で出された課題のリメイクをすることでなんとか数をこなしました。

 地方の受験生は自分のやっていることが正しい努力なのかも分からないし、周りの受験生が今どんな実力なのか比べることもできないし、技術的にも分からないことがたくさんあって正直すごく不利だと感じていましたが、担当してくださった先生にはいつも的確なアドバイスや安心する言葉をいただいて本当に感謝してもし切れません。短い間でしたが本当にありがとうございました!! 画像は2023年度オンライン教育科授業制作時のものです。

 

2022年度オンライン教育/合格体験記   です。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。2023年度オンライン教育科合格体験記も近々up予定です。

 

特別講義は5月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

 

オンライン教育科 申込 新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

映像科:春期講習会が終わりました!

こんにちは。映像科です。
春期講習会映像コースは先週3/30に終わりました。
あっという間の6日間でしたが、受講生のみなさんは各課題とも集中して制作していた印象です。
以下、アトリエの様子を少しだけ。

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新年度の準備期間を挟んで、映像科の一学期の授業は4/11(木)から始まります!
無料体験入学や教室見学なども随時受け付けています。
映像メディア系の美大入試を考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください!!

春期講習会と新年度 秋葉原校

秋葉原校です。

今年の冬は暖かいと思ったらまた寒い日が続いたり、なかなか気温が安定していなかった印象でしたがようやく春らしくなってきましたね。桜も少しずつ開花してきたようです。

3月23日から春期講習も始まり、早いもので半分が過ぎました。春はまだ志望校別の課題だけではなく、幅広く制作してもらっています。一学期くらいまでは下地作りなので色々な表現や考え方を身につけて自分の強みを見つけてほしいです!

春期講習は4月4日で終わりますが、7日に1日体験授業があります。これから美術の勉強を始める生徒や予備校選びに迷っている生徒は一度参加してみてください。11日から新学期が始まるので良いスタートを切れるようにしましょう!

https://www.art-shinbi.com/event/event-oneday.html

建築科:前期へ向けて

こんにちは。ena美術建築科の河野です。

早くも新学期が近づいてきましたね。新高校3年生になる方々、もう一度受験にチャレンジする決意を固めた方々、皆一年後の受験という目標に向けて緊張感を持ち始めていることでしょう。

私も大学受験に2浪し、この予備校でお世話になっていました。現役生の頃は(当時)センター試験3割、実技試験白紙という凄惨な結果を叩き出し、猛反省の末に浪人生活に臨んだものでした。

皆さんにも、現時点の実力で自分の限界を見切らずに志高く志望校を目指してほしいと思います。

今回は前期の過ごし方をテーマに書こうと思います。

本番までに時間がある前期は、ぜひ自分の好きな居場所について意識し続けるようにしてみてください。この時期は勉強も基礎固めに集中される時期かと思いますが、実技も同様です。デッサン力の下地を強化しつつ、自分が目指したい空間性とは何かを模索し続けてみてほしいのです。

勉強する環境でも構いません。一番集中できるのは本当に自習室なのか、実は学校のオープンスペースだったり、図書館のテーブル席だったりするかもしれません。そしてそれはなぜなのか、周りの視線との関係性や周辺の環境に対する自分の場所の位置付けなど、何か居心地良いと感じさせる要因が何かを掘り下げて考えてみてください。

自分の実感を伴う価値観が基礎づけられると、その後制作する空想上の空間に体験のイメージがつきやすくなってくるでしょう。

そしてもうひとつ、『石橋を叩いて渡る』心持ちでいることです。

基礎固めの時期、自分が分かっているつもりのこともその理解が十分であるか、慎重に確認してください。そこに時間をかけられる時期は前期しかありません。

同じ問題を繰り返し解くことも十分力になります。パースの取り方を理解しても、それを正しく絵に描けているのか、光の方向を決めていても、絵にその明暗を書き起こせているのかなど、慎重に自問自答しながら実技に取り組んで欲しいと思います。

今回の油画夜間ブログは多摩美推薦入試合格体験記です!

3月頭のブログにて、武蔵野美術大学の推薦入試の合格体験記を載せましたが、今回は多摩美推薦入試です。

昨今推薦入試の倍率需要はどんどんと上がっており、大変難しい試験形態になります。受けるなら本当に覚悟が必要…。3月17日に無料の推薦入試説明会が行われましたが、各科だいぶ覚悟が必要な話をしていました。

4月の7日にも改めて推薦入試説明会が行われます。そこには大量の合格者のポートフォリオなど設置されていますので、推薦入試を検討している人は春から急いで動き出して下さいね!

では今回は2名分の合格体験記を記載しますので、すごく長い記事になりますが、是非受験生のリアルな挑戦の記録をお読みいただければと思います。

【多摩美術大学油画推薦入試 合格体験記①】

油画科夜間部 細川佑子

私が推薦を受けた理由は、私自身のためだった。  自分について知りたかったし、チャレンジしたかった。私を見てくれる試験だからそこで上手く伝えられたら今よりも私になれると思った。

推薦入試を受ける中で1番楽しかったのはポートフォリオ作り。自分の絵をまとめてみるとやっぱり好きなところが沢山あって嬉しかった。また、まだまだ行けるなーと思えた!これは、頑張りのスイッチに繋がったと思う。

整理して、どんな形で私の作品を見せようか考えていると、どんどんやりたいこと、楽しいことが出てきたから時間は絶対に必要だと思う  予備校の先生とか、友達とかポートフォリオを見てくれる人がいたのが、モチベーションになっていた。イラレについて学べたのも良い機会だった。

面接は、初めのうちは上手く話す私の理想像に頭の中で固執しすぎていたかも。 思った事を私の納得出来る形で伝えられないことも、こんな私を試験官がどう思うかも不安だった。無理に当てはめようとしすぎたことで、少し苦しかったのかもしれない。

私は心の真ん中にある事の話をすると詮が取れてドバーっと涙がでることがある。これで混乱、不安が加速し収集がつかなくなる。最初は本当に訳も分からず泣きながら面接をしていた。

入試前日の面接練習でまあいっか!と諦めがついてからは気楽になった。 私が話したいことでいいんだなーと納得した 。すごく話すのが楽しくなる、 本当に人が聞いてくれること、絵と私について話せることが凄く楽しかった!

頭の中で焦らずにのんびり考えを回して素直に答えるようになった。ようやく自分のペースで相手とのやり取りを楽しむ余裕を作ることって大切だなと気づけた。

何故か泣かなくなった。

試験当日はすごく晴れていて空気もよかった。 ワクワクしながら電車に乗った 、少し乗り過ごしたけど大丈夫だった。集合時間1時間前に着いて、のんびりしたらあんまり緊張しなかったので良かった 。自分の楽しい気分を切らさないように焦らずいれたのがきいたと思う。

言うことは言うぞ!と思って、前向きに話せたことは良かったんじゃないかな。楽しく話したけど、内容は結構くちゃくちゃになっていたかもしれない。 教授の反応がうかがいうかがいって感じでよく分からなかった。

結果推薦入試をやって本当に良かったなと思っている。私について、知れたことがやっぱり嬉しくて、私ってこんなに楽しめる人間なんだーと思えた。時間の中でやることをやる経験になったし、なんか行けー!みたいなパワーがついた。

この中で意外と色んな人との関わりがあって、それも凄く嬉しくて良い事だった。

【多摩美術大学油画推薦入試 合格体験記②】

油画科夜間部 阿部夏苗

《準備したこと》                ◆ポートフォリオ◆

夏頃から手をつけ始めたポートフォリオが一番時間がかかりました。                 今ある作品の写真を一旦全部撮影、写真加工、載せたい作品をリストアップ、レイアウトを決める、印刷して確認を繰り返す・・・などなど、当初自分が思っていたよりもやることがたくさんあって驚きました。

とはいえ日頃から画集のレイアウトやフォント、製本などに興味があったのでとても楽しみながら制作できたと思います。

最初は文字を打って入れていたところを先生からアドバイスを受けて自分の手書きの字に差し替えたり、レイアウトにドローイングを入れてみたり、だんだんポートフォリオが私自身に近づいていく感覚が楽しくて波に乗ってくると、もうこだわったもん勝ち!私だけの画集を作ってやりますよ!の気分になっていきました。

完成した時は完全に心酔してたと思います。自分のポートフォリオに。

それぐらいお気に入りの一冊ができると、面接に対する気分も上がってきて受験自体がかなり楽しくなりました。

◆面接◆

私は教授に自分の口から絵の話がしたい、という理由で推薦での受験を決めました。

高校受験の時の面接とはかなり違って、返答をきっちり準備するのではなく、自分の中にある考えの筋をしっかり通して、それを相手に伝わりやすく話す練習を重ねました。

元から考えを飾るようなタイプではなかったので、質問に対してはわりと柔軟にバカ正直に返すことができたと思います。

面接って言葉が少し堅苦しいので、自分の作品をテーマにした相手との対話だと思うようにしたら自然な考えが口から出やすくなりました。

私は自分の作品について相手に伝えようとするとありえないぐらい涙が出てくるタイプの人でした。慣れたら治るかな〜と思って色々試しましたがあまり効果がなかったので、諦めて最初の練習から本番までずっと大号泣面接で貫き通しました。

しっかりとした受け答えをするためになにかを押さえ込むよりも、もういくとこまでいけ!の気持ちで泣きながら話した方が自分から出てくる言葉の純度が上がった気がするので、これはこれでよかったかなと思っています。

◆やってよかった!◆

ポートフォリオ・志望理由書・面接への準備の過程で、自分について理解を深める時間をたくさんとれたことです。

また、自分の中に潜在的にある考えを相手に伝えるために言語化することも繰り返し行いました。すごく難しかったですが、新たな視点から自分を見つめ直す良い機会になったと思います。

ポートフォリオ・ドローイングファイル作りも、普段の制作よりものびのびと自分のやりたいように進めることができたので、楽しかったです。