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渋谷校 合格体験記

渋谷校です。

今回は次第受験で合格した人の体験記を掲載します。
これから受験の人の参考になれば嬉しいです。

●谷本さん(高3生、現役合格)

●合格した大学と科名

多摩美術大学工芸学科、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科・デザイン情報学科です。

●高校2年生までの実技はどのようにしていましたか?

2年生は4月から新美渋谷校の基礎科(木金土)で練習してました。高3では週5で渋谷校に通っていました。

基礎科時代の作品

 

●高校3年生の1学期のことを話してください。

3年生になるまでに単語・文法をある程度は終わらせたかった。実技に時間を割きたくても大切な受験期に勉強に時間を取られてしまった。

 

1学期の作品

 

●高校3年生の夏期講習会はどうでしたか?

夏期講習やコンクールで他校の生徒、浪人生を間近に見て、いい影響を受ける代わりにすごく焦った。しかし、私は夏休みで一番実力が伸びたなと感じた。また、自分の個性や好きなものを見つける時間が取れた。 加えて、夏期が終わるまでには、自分の使う道具を揃えておいた方がいい。私は直前に買った筆に慣れずに本番で使い、失敗しそれに焦ってまた失敗を繰り返してしまったため。

 

 

夏期講習会作品

 

●高校3年生の2学期について教えて下さい

 

夏期講習と比べると時間が取れないため、前より下手になったのではないかと心配になる。現役生は夏期から夜間コースに変わり一日がすぐに過ぎるので、受験がより早く近づくように感じ不安になっていた。私はこの時期が一番ストレスを感じていたと思う。しかし、渋谷校の先生・友人たちと話したりしてなんとか乗り越えた。 冬期になる前に勉強のラストスパートと落ち着いた感情を持てていれば強いと思う。

2学期作品

 

●高校3年生の冬期講習会はどう過ごしましたか?

急に上達しだす。自分もだが、みんなも急成長するのでやはり焦る。落ち着いて毎日課題をこなすしかないと思った。こなしてきた枚数が多ければ多いほど自信にもなるし、冬季講習で特に伸びていた。

冬期作品

 

●最後の高校3年生の入試直前講習の過ごし方は?

今までの授業から自分の強さ・弱さを知って本番自分がどのような強みで挑むかが定まった時期だった。実力は本番ギリギリまで伸びた。出来ないことも多く辛かったが、本番は練習以上のものが出せた。

入直前講習の作品

 

●これから美大を受験する人へのアドバイスなんかはありますか?

私は、平面構成が上手く描けなくなる度にPinterestや美術館で興味のなかった分野の作品を調べるようにしていました。最終的に自分の個性を決めるのにすごく役立ったと思います。  デッサンでは、隙間時間を見つけては描き出しの練習をしていました。初めは描き出しが苦手でしたが、本番では誰よりも早く描き込みに入れたと思っています。  受験生の方々、辛い一年だと思いますが頑張ってください。応援しています。

 

武蔵野美大工芸工業再現作品

 

最終的には第一志望の工芸系の学部に合格出来て、講師一同もよかったと思っています。まずは真面目に課題に取り組んだ、本人の努力だと思います。

今後も出来次第他の学生の体験記なども掲載できたらと思います。

谷本さんもご協力ありがとう。大学へ行っても渋谷校で学んだことをしかして制作頑張ってください。

 

 

 

●森山くん(高3生、現役合格)

●合格した大学と科名

多摩美術大学グラフィックデザイン学科 多摩美術大学統合デザイン学科 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科です。

●高校2年生までの実技はどのようにしていましたか?

高1の秋頃から基礎科で静物デッサンを主に書いていました。 高1,2の時期は絵が嫌いにならないように適度に頑張ればいいと思います。でも、学科の勉強と平面構成のファイリングはやっておいた方が絶対にいいです。特に学科

高2作品

 

●高校3年生の1学期のことを話してください。

初めて手のデッサンを描いた時、あまりにも酷く予備校で1番下手でした。 夏期講習前のコンクールで、構図のレパートリーを増やしたり、色相環を意識した平面を行ったことで上段に上がったことを覚えています。

1学期作品

 

●高校3年生の夏期講習会はどうでしたか?

本格的な受験対策といった具合で進んでいき、とても切羽詰まっていたのを覚えています。切り替えは大事ですが、自分のペースで焦らずに取り組んだほうがいいと思います。でないと、入試まで気力がもたないと思います。 この時期の自分は色々な表現を試してみて、入試で使う自分の表現を探していました。夏期講習のうちに自分の表現を決めてしまいたかったのですが、結局決まらず、自分は最終的には冬季講習の中盤でやっと決まりました。 冬季講習で表現が決まったのも夏期講習で色々な表現を試していたお陰かなと思うので、この時期は焦らずに色々試してみるのもいいんじゃないかなと思います。 学科の対策を始めていないひとはそろそろ始めないとやばいと思います。

夏期講習作品

●高校3年生の2学期について教えて下さい

自分の場合、推薦の試験があったので、その提出書類や推薦の実技の対策に追われていました。自分が受けたのは多摩美グラフィックデザイン学科ですが、相当の実力がなければほぼ落ちると思っていいと思います。 グラフィックデザイン学科の推薦は落ちることを前提に落ち込むことなく受けることができるなら、高級な模試として受けるのも選択肢だと思います。自分も落ちましたが、推薦の挑戦の際に浪人生のデッサンや平面構成を見て危機感を持つことができたので、今思えば受けてよかったです。 でも、とことん落ち込んでしまう可能性を自覚しているなら、受けるのはやめたほうがいいと思います。一般試験まで引きずってしまうとよくないです。浪人生ばっかです。受かったら本当にラッキー。

2学期作品

●高校3年生の冬期講習会はどう過ごしましたか?

現役生は本当にここからの伸びがすごいです。冬季から入直のあいだでどれだけ頑張れるかが合否につながると思います。 この時期になると、入試の制限時間にペースを合わせていく練習になっていきました。課題に対する答え方や描写の詰め方などを一回一回の講評から吸収していきけば、着々と自分でもわかるくらいに成長していきます。また、自分の講評だけでなく、上段に上がっているような上手い人の講評もちゃんと聞いて自分の絵に活かしていくことが案外重要な気がしました。 多摩美平面は色々な資料を沢山見たり、過去の自分の作品を見返したりして自分の表現を決めていきました。どうすればいいのかわからないときは先生と相談して決めていくといいと思います。自分の表現があることはそれだけでお守りになるし、本番で大失敗してしまう可能性もぐんと低くなるので決まっていない人は決めてしまうといいと思います。

冬期講習会作品

●最後の高校3年生の入試直前講習の過ごし方は?

描ける残り枚数も指で数えられるようになってきたので、一枚一枚を大切に描いていました。

入試直前作品

●これから美大を受験する人へのアドバイスなんかはありますか?

学科の勉強と平面構成のファイリングは本当に大切なので早いうちにやり始めるといいとおもいます。Pinterestがおすすめです。

森山くんもよく頑張りました、みんなのために渋谷校の机をきれいにする姿など大変に良かったと思います。

 

 

●松村さん(高3生、現役合格)

●合格した大学と科名

多摩美術大学 生産デザイン学科 プロダクトデザイン専攻です。

●高校2年生までの実技はどのようにしていましたか?

新宿美術学院に通っていましたが、専攻があやふやで進路が決まりきっておらずあまり身が入っていませんでした。

●高校3年生の1学期について教えて下さい

初めて手のデッサンを描いた時、あまりにも酷く予備校で1番下手でした。 夏期講習前のコンクールで、構図のレパートリーを増やしたり、色相環を意識した平面を行ったことで上段に上がったことを覚えています。

1学期作品

 

●高校3年生の夏期講習会はどうでしたか?

学科が30点ほどしかとれないほど酷く、予備校後図書館へ行き学科を詰めるようになりました。 夏期講習では、なるべく実物を持参し、観察することでデッサンや平面の描くもののレパートリーを増やしました。 講評で言われたことをまとめたり、夏期講習では講評後長く加筆することができるのが講習の良いところでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏期講習作品

●高校3年生の2学期について教えて下さい

学科は夏に詰めた成果が出たため、この時期に8割まで上げることができました。 この時期は実技が停滞し、デッサンの濃い色がのらなかったです。そのためコンクールでは、最大限濃い色がのった小さな紙を作品の隣に置きながらデッサンをしました。 それからデッサンに黒の色幅が増えるようになりました。

2学期作品

●高校3年生の冬期講習会はどう過ごしましたか?

私の平面が1番伸びた時期でした。 参考作品や合格作品の素材の描き方を真似たことで、描き方がわかるようになりました。 上手い作品の良いところは真似して吸収するのが、実技において1番早い上達法だと思います。 工業製品の形取りが苦手だったため、平面ではなるべく自分が得意な円柱のもの(鉛筆やクレヨン)を描いていました。 デッサンは、自分の好きなメカやプラモを描いた事で細部パーツを描けるようになりました。

冬期講習会作品

●最後の高校3年生の入試直前講習の過ごし方は?

平面は方針が1週間ほど前まで決まらず、最終的に自分が得意な車を描くようにしました。(得意なものを自分の武器にできるように1つの物を徹底的に極めることを意識しました。) またどんな課題がきても対応出来るように自分の得意な構図をもってました。 冬季や直前は、残って加筆やリメイクをしていました。新しいことをできるより、自分の武器を何か一つ徹底的に突き詰める方がダクト試験では有利だと思います。

入直作品

●これから美大を受験する人へのアドバイスなんかはありますか?

何度も挫けそうになり泣きながら帰っていましたが、勉強も実技も人よりできないなら人一倍やるようにしていました。 また、私は焦ると酷い作品を作るので、試験本番は1番前の席で落ちついて試験に挑めました。本番は周囲に流されず自分のペースを保ち、しっかりエスキースできれば上手くいくと思います。 私が大切にしていた事は、「やりきる事」と「エスキースを疎かにしない」「完成系を意識して進める」の3つです。私は本命の多摩ダクトで、これだけ描いて落ちたらもう無理だ という現段階の自分の限界まで描ききりました。 また、エスキースを疎かにするとその分本番用紙で迷ってしまい時間の無駄になるので、エスキースでしっかり決め切ることが大切です。 そして、完成系を意識し、色の変わり目は最初から精度をあげることで後回しにしないようにしていました。些細なことの積み重ねが時短への鍵になると思います。

松村さんも明るく制作に励んでいたことが良い結果につながったのだと思います。今後も活躍を期待します。

 

また、明日からは無料の授業、オープンアトリエもありますので、まだ参加していない人は是非

こちらから

申し込んで参加しましょう。