日別アーカイブ: 2024年6月1日

彫刻科 1学期中盤戦!

こんにちは、彫刻科講師の佐宗です。今年度からena美術で講師をすることになりました。みなさんよろしくお願いします!4月からは試験で出るデッサンや塑像の他にも、基礎的な課題を多くこなし、底力がついてきましたね!大きく作品を空間的に捉えることがとても大事です。

それでは、ここ最近の秀作を見ていきましょう。まずは昼間部から!

大型石膏のデッサンです。普段あまり描かない石膏像ですが、食らいついて制作できました。しっかりと空間が出ていますね。

ヴェロッキオのマスクとレンガの構成です。
ピシッとした工業製品の煉瓦と彫刻の差をしっかり出しつつ、空間の中で動きを出したい、なかなか難易度の高い課題です。芯棒から計画性を持って制作することが大切です。

フォーンは顔のないトルソーなので大きく捉える訓練には最適な課題です。紙の上から下まで大きく炭を動かし、スケール感や量を掴んでいくことができました。

ゲタの模刻です。動きの激しい像ではないので量は合わせやすいですが、顔の印象を捉えるのが難しい像です。しっかりと似せることができました。

続いては夜間部です。

ガッタメラータのデッサン、力作揃いです。序盤から確実に仕事を重ねていきました。途中、ガッタメラータの特徴的な顔の印象に苦戦していましたが、最終的には自然に似せることができたと思います。夜間部は今ぐんぐん伸びているので、次のデッサンにも大きく期待を寄せています!

基礎科は今年度初めての塑像課題です。




自刻像は一番身近な自分がモチーフです。触覚的にも形を捉えやすいので、これからもたくさん作ってほしいです。
時間をかけ、作り切ることができました!

憂鬱になりがちな5月も終わり、これから夏に向けてガンガン進んでいきましょう!!