こんにちは。彫刻科です。
もう9月ですね。今年度後半戦スタートです。
夏季講習後の休み期間過ごし方はそれぞれだったかと思いますが、うまくリフレッシュできましたか?
どこか出かけたり映画や本を見たり自分の好きなことを彫り下げてみたり人と話したり……実技以外のインプットの時間を作ることは客観性や知識・アイデアを得るために大事なことです。
予備校で手を動かさない日常の中にも実技に活かすことができるヒントは数多くあると思います。
今回紹介します学生作品は手と布の構成です。
手はずっと自分の視界にあるとても身近で複雑なモチーフです。
選ぶポージング、指先の力の込め具合、関節の曲げかた一つで見る人へ与える印象が変わります。
毎日見て使っているものですから狂いは相手にすぐに見つかります。しっかり捉えたいところです。
1作品目
布を拾い上げる自然な動作を取り込みました。指先のつまんでいる付近の作り込みや、チラッと反対側への抜けを作ることで軽やかさを出しています。布の表情はもうひと粘り欲しいとこです。
2作品目
先ほどとは対照的な作品です。布の構成となると空間を大きく使いたくなりがちですがこれは前腕まで作って一つの塊として質感の違いを追いながら作ってます。
螺旋に螺旋を重ねてる感じはちょっと新鮮に見えますね。
本日は以上です。
実技頑張っていきましょう!