日別アーカイブ: 2021年5月20日

ニホンゴ、ムズカシイ①

 

こんにちは、留学生コースです。

ジメジメした季節がやってきましたね。
もうすぐ梅雨入りしそうな予感です。
留学生の中には日本の梅雨を初めて体験する人もいるのではないでしょうか。
体調を崩さないよう、気をつけて過ごしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

↑ 雨のお知らせ

 

ということで(?)、雨とはあまり関係ありませんが、美術用語について少しお話します。
留学生のみなさんは、画材名や用語をどれくらい日本語で言えるようになりましたか。
ものの名称がわからないと、先生とのやりとりや講評などで「???」となりやすいですよね。
実際、留学生からの質問でかなり多いのがものの名称です。
特に外来語は難しいですね。
日本語には外来語が多く含まれているのですが、美術用語も例外ではありません。
いくつか例を挙げてみます。

 

デッサン フランス語
カルトン フランス語
バルール フランス語
イーゼル 英語
パース(パースペクティブ) 英語
ガーゼ ドイツ語
ポートフォリオ 英語(イタリア語Portafoglioが語源)
デスケル(デッサンスケール) 和製仏英語

 

いかがでしょう。
来日したばかりの英語圏の留学生に「デッサン」と言っても通じなかったのは、フランス語だからですね。(思い込みからの失敗、反省)
中国語でもあまりこういった外来語の使い方をしないので、中国語圏の留学生も少し戸惑うと思います。
聞き慣れない言葉ばかりですが、くり返し使っていくことで少しずつ身につけることができます。自分から声に出してその言葉を使う機会を増やしましょう。
なんとなく聞き取れるからと安心していると、いざ話そうとするとき出てこなかったりします。
面接で「あれです、あれ」とならないよう、今のうちに覚えておきましょう。

 

以前、「ポートフォリオ」がどうしても言えなくて「フォトポリオ」と言い続けてしまった留学生がいました。
それはそれでかわいくていい……のか……?