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渋谷校、平面のアイデアスケッチについて

渋谷校です

 

今日はデザイン科の平面構成のエスキースについてお話してみましょう。

新美ではエスキースとよく言うのですが、実際には(esquisse)エスキスというフランス語のことで、このエスキスという言葉は素描や下書きラフスケッチのことなので、アイデアスケッチと呼ぶほうが一般的かもしれません。

このアイデア出しですがはじめは言葉で出しても構いません

このスケッチのようにまずは言葉でアイデアを出してから、絵に移っていくのが良い方法だともいます。

言葉出しで大事なことは、良し悪しの判断をせず間違ったアイデアでも良いので数多く主ついたことを出すことが大事です。短時間でどれだけ数多く出すかがポイントだと思います。

また、このとりとめのない言葉を見て、またそこからインスピレーションを受け、類似のアイデアを出したり、アイデアをグループ分けして、そこからまた発想するなどアイデアを出す訓練は日頃からしていきましょう。

ブレインストーミングやKJ法などアイデア出しのためのノウハウもあるので調べてみるのも良いと思います。アイデアのあまりでないデザイナーでは困ってしまうので、今のうちに訓練することをお勧めします。

 

この次はアイデアを得にしていくのですが、とにかく一度バリエーションにこだわりいろいろな種類のアイデアスケッチを簡単でも良いので書いてみましょう。このときに一つのアイデアにこだわらず幅広く描いていくのが大事です。なぜなら一つのアイデアに時間をかけたのに、そのアイデアを使用しなかた場合には時間の無駄になってしまうので、入試のように時間が限られることを想定して効率的にアイデアスケッチができるようにしておきましょう。

 

最終的にアイデアを決定するのですが、同じアイデアでも構図や色によって伝わり方は変わってきますので、形や色、構図など同じアイデアに対してのバエリエーションを出しましょう。やはり得になってからの見栄えということは大事なので、できればここからのアイデアスケッチに時間をかけたほうが良い作品になりやすいと思います。最終的に決定したものも、しっかりメイド計画の出来ている画面を作ること、実際の画面に対しての比率などが大事なので画面の比率にも気をつけて制作しましょう。

ちなみにBサイズの比率は正方形の辺を短辺として、長辺の長さはその短辺を辺とする正方形の対角線の長さになります。なので1:√2とおぼえてもらえばよいと思います。文字での説明は難しいので、質問があれば渋谷校に来て質問してみましょう。

最終的には

 

 

 

 

 

これらのようにしっかりスケッチを完成してから制作に進みたいですね。

アイデアスケッチがいい加減だと、途中で悩んで時間がかかったり、場合によってはあまり考えていなかった部分のせいで失敗なんてこともあります。

アイデアスケッチは重要なのです。

渋谷校では2学期になり、基礎科でも平面や立体構成の課題を増やしていきます。場合によっては高3の受験かと一緒になって制作する機会も作っていきますので、内部生はカリキュラムを確認していきましょう。

渋谷校、2学期始まります

2学期のスタートについて

 

こんにちは渋谷校です

 

2学期の始まりはもうすぐ、明日9/5木曜日からです。

受験科週6,週5コースと木金土コースと、基礎科木金土コースは9/5スタート、

基本的にはデッサン課題から始まります。

受験科と基礎科の土曜コースは9/7始まりです。

受験科、基礎科の月火水コースは週明けの9/9がスタートとなります。間違えないように。課題等不安があれば渋谷校まで電話してください。

 

夏期講習会中の夏★スペでのコンクールでしっかり点数や順位をつけて緊張感の高まってきた受験科はまたスタートは夏★スペと同じコンクールで始まる予定です。

このあとは、夏期講習会などででてきた問題克服をテーマに制作しましょう、また併願校などを考え出した生徒は併願の対策をこの時期に始めてみるのも良いかもしれませんね。

基礎科はまだ構成課題などやっていないようであれば、これから対策していきましょう、特に高2の学生は来年度の受験に向けて志望校に向けて制作を始めていくのも良いと思います。課題などは講師に相談してみましょう。

また2学期から土曜コースから週3コースへ通う日数を増やす学生も多いので、やる気が出た学生はコースの異動を申し出ましょう。

受験生はまだもう少し時間があると言っても本番の試験まで半年は切っていますので、これからの過ごし方が合否に関わります。大事に制作していきましょう。

小中学生向けイベント・小中生のためのデザイン&アートスクール

こんにちは渋谷校です。6/12(土)14:30〜17:30に小中学生向けイベントとして

小中生のためのデザイン&アートスクールを開催いたします。

 

昨年秋から始めたイベントで結構好評で今回が3回目になります。

内容は鉛筆で簡単なモチーフを描くというイベントで、3時間程度の短い時間で開催する内容です。

小中生ですでにデザインナーやイラストレーターなどをぼんやり考えていて将来美大受験なども意識しているような小中生にピッタリの内容です。

今までの参加者は結構絵に自信のある子たちで絵の上手な子たちも多かったですが、あまり自信の内容な子でも問題無いです。

まずは上手に描けなくてもまずは道具の使い方に慣れてみようという程度でも大丈夫です。まずは体験してみることが大事です。お気軽にご参加ください。

参加費や詳細な内容、お申し込みは

https://www.art-shinbi.com/event/2021/21event-syougaku-01.html

でご確認ください。

ちなみに美術系高校受験のためのイベントではないのでお気をつけ下さい。

渋谷校です。初心者用鉛筆デッサンの道具について。デッサン道具テキスト。

こんにちは、渋谷校です。

GWも明けて、そろそろ美大受験を考えてくる人も多いと思います。
最初は色々不安なことも多いですね。
今回は鉛筆デッサンをこれから始めようとする人のために、道具の種類や使い方についてレクチャーしてみたいと思います。本当に簡単な説明なので気軽に見てください。

★デッサンの道具について

パネル
木炭紙大サイズやB3が多い。芸大デザイン科の入試などでは木炭紙サイズより一回り大きいサイズを使用することもあり、制作する用紙のサイズに合わせて用意しましょう。鉛筆デッサンでは紙製のカルトンではなく木製のパネルを使用する方が良い。

鉛筆
ユニがおすすめ。その他ステッドラー、カステル、スタビロ等。
トンボ(モノ)などはデッサンに向かない×。


画用紙を使うことが多い。ざらざらした面が面。画用ボードを使うこともある。

練りゴム
デッサンの時は、プラスティック消しゴムではなく、練りゴムを使う。

デスケル(計測枠)
構図を決める時に使う。Bサイズ用と木炭紙(D)サイズ用がある。

はかり棒(スポーク)
長さの比率や、角度をはかる。

カッター
鉛筆を削る

ガーゼ
鉛筆の調子をこするのに使用(デザイン科はティッシュのほうが良いと思います)

擦筆
鉛筆の調子をこする。

フキサティーフ
完成後、鉛筆を画面に定着させる。

クロッキー帳デッサンの前にスケッチ等
に使用。

スティック消しゴム
細かい所を消す時に便利。

クリップ、画鋲
パネルに画用紙を留めるのに使用。

★ 鉛筆の種類
鉛筆の種類は多い方がよい。まずはユニ(ハイユニ可)を揃えるようにしましょう。もう1種類ステッドラーもあると色幅が増えるのでさらに良いです。HBやB系の鉛筆は減りが早いので多めに用意しましょう。

ユニ

ステッドラー

鉛筆の種類(硬さの違い)

★ 収納
下のように市販のケースに入れて持ち運ぶ。本数は多い方は良い。

★ 鉛筆の正しい削り方

鉛筆はカッターで削る。写真のように芯、軸共に細長く削り先は尖らせる。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


鉛筆削り機は×

寝かせて鉛筆を使う時に、軸の部分の角度が急だと画面にあたるので、右のように細長く削る。芯も長いと大きめに調子をのせやすい。芯のさきもとがらせる。
×悪い例

○ よい例

★ 鉛筆の持ち方
鉛筆を上から手のひらと親指で軽く持つようにして使う。始めは慣れないので意識して練習しましょう。
鉛筆の持つ位置は鉛筆の後の方を持って、鉛筆の長さを利用して描く。
細部を描く時は字を書く時の持ち方に変えるなど、状況に応じて様々な使い方を工夫しましょう。
鉛筆を寝かせて使う

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

鉛筆を立てて使う

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

★ 練りゴムの使い方
まず袋から取り出し、必要な分ちぎり良く練って柔らかくして使う。

練りゴムは消すだけではなく、鉛筆の調子を調整する使い方など様々な使い方があります。白い紙の鉛筆があると思ってまず自由に使ってみましょう。

● こする
練りゴムの面を使ってこすって使う。

● たたく
練りゴムを画面にたたきつけて、調子をととのえる。

● 細く使う
練りゴムを細く尖らせ、シャープに消す。

● ころがす
棒状にして、画面にころがし、大きな面を消す。

★ 画用紙
画用紙はパネルにクリップ又は画鋲で留めて使いましょう。面と裏があるので間違わないようにしましょう。すこしざらざらしている方が表面です。

だいぶ昔の資料から作ったので、写真などあまり綺麗ではないですが、少しはお役に立てたでしょうか?背景や床は昔の御苑前の校舎の時のものです。懐かしいですね。でも、渋谷校もなかなか良いですよ。

ここまで、簡単に鉛筆デッサンの道具の使い方について描かせていただきました。使用する道具や使い方は人によって様々です。
ここに書いてあることが必ずしも正解ではありません。
迷ったら、新美に学びに来ましょう。

渋谷校ではこの後も1日体験や無料体験を通して初心者から美大受験への指導をしっかりしていきます。
興味のある方は是非体験してみましょう。
以下から申込できます。

渋谷校土曜チャレンジ
6/22(土)、6/29(土)、7/6(土)14:30〜20:30
https://www.art-shinbi.com/event/event-saturday.html

渋谷校無料体験のお申し込みは
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html
新宿校、国立校、秋葉原校も同様にイベント開催中です。お近くの新美まで。

渋谷校、武蔵野美大視覚伝達デザイン学科合格の黒崎さん、合格体験記

渋谷校です。

今年の受験で武蔵野美大の視覚伝達デザイン学科に現役で合格した黒崎さんの体験記を載せます。これから受験を目指す新しい受験生は参考にしてみてください。

 

渋谷駅から徒歩5分という通いやすさを決め手に高2の春から新美に通い始めました。とても指導が丁寧で、自分では気づけないちょっとした不自然な部分を教えてくれるのでそれを次の作品に生かすことができました。少人数制なので気軽に講評をしてもらえるところがよかったです。
また、私は学科の成績がとても悪く、それが受験において最大の足枷になっていましたが、新美の休日講座に通ってなんとか平均近くにまで追い上げました。入試直前には実技だけでなく、学科の相談にも乗ってくださりとても感謝しています。
実技と学科の両方をしっかりと指導してくださる充実さが小規模な予備校にもかかわらず合格率が全国トップな理由なのかなと思います。
何より受験が楽しかったと思えることが幸せです。本当にありがとうございました!

本当に良い結果を出せて良かったですね。今年普段の授業で制作した作品も載せます。今後再現制作などもしていきます。また、ほかの学生の作品なども集めた合格者の作品展示なども行っていきますので、お気軽に渋谷校まで足をお運びください。

渋谷校のこの他のイベントでは1日体験や土曜チャレンジや(詳しくはこちら
3/3(土)、3/10(土)、3/17(土)のイベント3時間チャレンジ(http://s3.aspservice.jp/tsushin/form.php?form=5a81e5abf2130で申し込み)も行っています。
是非ご参加ください。