日別アーカイブ: 2023年5月11日

デザイン工芸科夜間部ブログ デッサンは〇〇ほど良い!?

どうもデザイン工芸科夜間部講師の山内です!
夜間部では3時間のデモストしかしないんですけど、昼間部のときは5時間のデモストもするので紹介します!

 

デッサンは描く時間が長ければ長いほどハードルが爆上がりすると思います。3時間、5時間、7時間で、観る人の審査の厳しさがけっこう変わります。(デッサンをしたことない人にとっては同じかも)

反感を買いそうですが、あえて言わせてください!
デッサンは速ければ速いほど良い!

デッサンの前提として、詰将棋みたいに最短の手順で詰み(完成)を目指すべきだと思います。最善手=最短手数で完成する仕事。もちろんヒューマンエラーが起きるので、完全に最短手数で進めるのは無理です。僕が言いたいのは”事故率の少ない最短手数”でデッサンを完成させようということです。

効率だけの最短でいえば、コピー機みたいに上から下に一発で描いて完成が1番速いですよね。でも形や色が合わないから、結局修正しなくちゃいけなくてタイムロスです。これが事故。なので、事故が起こらないような安全策(デスケルとか)、安全マージン(急いでいても頻繁に離れて確認)が必要なんです。

事故が起こらないための対策は人それぞれ微妙に違うと思います。形どりが得意な人苦手な人、色合わせが得意な人苦手な人。それぞれのやりやすい描き方があるからです。

事故を減らす考え方として、再現性の高い描き方をするというのもあります。たまたま一度うまくいった描き方は、運が良かっただけかもしれません。試験は一発勝負なので、できるだけ運の要素は排除したいですよね。10回やって10回成功する描き方が望ましいです。複雑すぎる手順やトリッキーすぎて2度と再現できない描き方は見直しましょう。

まとめると、各々の事故率が少なく再現性の高い最短手数でデッサンするよう頑張りましょう!
必要のない手順をスッキリ整理することで、デッサン力が向上するはずです!