月別アーカイブ: 2023年2月

留学生、じっくり研究するべし

 

こんにちは、留学生コースです。

スタートアップコースが開講してから、ちょうど1ヶ月が経ちました。
新規入学の生徒が続々と加わったり、Ⅱ期募集のために準備をしたりと、それぞれ着々と課題を進めています。

全体的にスローペースではあるが、常に来年度の試験を意識している空気が感じられます。
この時期から準備を進められるのは、時間にも気持ちにもゆとりがあっていいですね。

じっくりと作戦を立てていきましょう。


この時期の留学生は、やはり母国のデッサンと日本のデッサンの違いに戸惑いがちです。

今まで形やメリハリを重視するデッサンを中心に学んできた分、方向性の違いに手が追いつかないという声を良く聞きます。

しかし、光と陰や色の幅、空気感を大事にする日本のデッサンを理解するにはある程度の時間と経験が必要です。
また、母国のデッサンを全て捨てるといい、というわけでもありません。

双方の良さを生かせるバランスを取れるようになるまで、繰り返し試していくしかないものです。

この過程を楽しんでいけるといいですね。

 

⏬留学生スタートアップコースは3月下旬まで開講します。
興味ある方は、まずは無料体験から始めてみてください。

https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.htmlhttps://www.art-.com/event/event-muryo.html

 

大宮校オープンアトリエ始まりました。

寒さはピークをむかえつつあります。現在、私立美大の試験期間の真っ最中です。雪が降らないことを祈ります。

大宮校です。

5年ぶりの新校舎の大宮校は本格的開校の前段階として、2月1日より大宮校開校記念オープンアトリエが始まっています。

アトリエに石膏像などのモチーフも、徐々に増えてきています。受付の形も出来てきました。

外観の雰囲気も、着々と変わってきています。

オープンアトリエの申し込みは無料となりますが、マイページ登録が必要です。

申し込みは、こちらから↓

https://www.art-shinbi.com/event/2022/22event-omiya/open-atelier/index.html

【大宮校開校無料オープンアトリエ】

  • 大宮校開校無料オープンアトリエ
    早めにスタート!手軽に描こう!

新美で受験対策、新年度に向けて万全なスタートをきろう!!

新校舎大宮校で、無料でアトリエを開放します。これから本格的に美大受験をはじめる人も、今までコツコツ描いて実力をつけてきた人も、自分のペースでじっくり描くことができます。
また、専門の講師が常駐しているので、実技の指導はもちろん、美大受験相談や対策、制作終了後に講評も行います。たとえば、自分の志望する大学や科の入試時間に合わせて、試験のシミュレーションをすることだってできるでしょう。基本3日間で課題は進んでいきますが、講師と相談しながら自分のペースでじっくり課題と向き合うこともできます。
ライバルに新年度のスタートで、差をつけてしまいましょう!

  • 大宮校開校無料オープンアトリエのスケジュール

大宮校開校無料オープンアトリエは以下の日程より選択となります。

①2/1(水)~4(土),
②2/6(月)~8(水),
③2/9(水)~11(土),
④2/13(月)~15(土),
⑤2/16(月)~18(土),
⑥2/20(月)~22(水),
⑦2/20(月)~22(水),
⑧2/23(木)~25(土),
⑨2/27(月)~3/1(水),
⑩3/2(木)~4(土),
⑪3/6(月)~8(水),
⑫3/9(木)~11(土),
⑬3/13(月)~15(水),
⑭3/16(木)~18(土)

※複数日程での参加が可能です。

 

参加お待ちしております。

映像科:試験速報!&再現イベント告知

こんにちは。映像科です。
今日は多くの映像科受験生が第一志望としている武蔵美映像学科の実技試験でした。

今年の感覚テストでは「くぐり抜ける」という言葉が提示されました。
また小論文では「水の入ったペットボトル」の観察から導き出したテーマについて論述する問題が出題され、鉛筆デッサンでは「水の入ったペットボトル」と「ピーマン」がモチーフとされたようです。このブログを読んでいる人はきっとできたはず!
ここから合格発表が続く人もいると思いますが、心穏やかに待ちましょう。

前回のブログでもお知らせしたように、2/19(日)には、下記のイベントが控えています。
「多摩美・武蔵美合格者再現発表&体験談」2/19(日)17:00~18:30

前日(2/18)に合格が分かった受験生が最速で再現作品を制作し、受験のアドバイスも話して貰うという内容です。
作品は後日新宿校1FのSHINBIギャラリーで展示もされますが、やはり合格した人の熱気を感じていただきたいとも思います!
2/19、お待ちしています!!

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彫刻科:2月になりました。

講師の新妻です。

先日芸大の卒展を見てきました。新妻が新美で働き始めてから最初に受かった子たちが学部4年生になる代なのもありどんな四年間をすごしてきたのかなーと思いながら鑑賞しました。

廣瀬鞠子「夜の海」

色違いのモールが編み込まれています。インパクト大で展示空間の中でも一際目立っていました!イメージを膨らませるような詩的なタイトルも素敵でした。作家本人には会えずでしたが作品を見るかぎり、実りある有意義な四年間を過ごせたんだなあと感じました。本人が目の前で解説せずとも作品だけを介して思いを巡らせられる時間が個人的には結構好きです。これからどんな作品を作っていくのかとても楽しみです!(そのあと本人と連絡がとれてここに掲載する許可もちゃんといただきましたヨ。)

かつては彼女も新美のアトリエで奮闘していました。今の皆と同じです。好きなこと、やりたいことを高いレベルで自在に表現するために今の受験実技も地続きで繋がっています。残り少なくなってきた試験までの時間をそれぞれがベストを尽くせるよう悔いなく過ごして欲しいと思います!

では最近の生徒作品の紹介に移ります。昼間部から

上から下まで走っている円盤投げらしい大きな稜線が明快で見やすいデッサンです。逆に割り切りすぎなきらいがあるので、もっと整理しきれないような形や表情も掬いとっていくような手探りな仕事が像のリアリティーにつながるのではないでしょうか。

 

難しい位置ですが良い精度です。こちらは逆に細かな味は豊富に感じるので、ストレートな体の大きな量や面の印象がもう少しほしいところです。

 

顔面の追い込み方に熱量出てきました。全体でぐるっと眺めたときの引きの印象をさらに近付けたいです。

総合的な量と表情(ニュアンス)のバランスが合っていて好感が持てました。もう少しターバン側も仕事したいところです。

横位置ならではのスケール感を、距離や状況による設定作りでうまく表現できています。

高い水準でバランスをとりながらやりとりできています。目の印象と、前髪付近の立体設定が甘めなのが惜しい!

入試直前講座1回目のコンクールの作品です。印象の良さと決めつけすぎない自然さが魅力的な一枚です。自然さの中にも立体理解に裏付けされた明快な設定がもう一層入ると言うことないです!

同じくコンクール作品。無難、、ではありますが、対象を軽く見積もらず着実にクオリティーを上げられる戦法を選び、またそれをしっかりとものにしてきました。落とせない実技だと思います。

上へとのびやかな構成がきれいです。布の表情もよく観察して粘りました。手渡しモチーフがある場合、模刻的な精度以上に「そのものらしさ」をより強く引っ張り出したいですね。

表情の自然さが好印象です。後髪の作りにもう少し彫刻としての意味づけが感じられるとなお良いですね。

 

・続いて夜間部です。入直に突入してからみんなメキメキと成長しています!

奴隷の動きと形態のメリハリが小気味よく顔も似ています。ここにきて上げてきましたね〜。ハーフトーンや表現の幅を増やしていけるとgoodです。

重さを感じる表現がいいですね。丸ごと掴むように捉えている体に対して、頭部はまだ絵的に合わせようとして良い流れに乗り切れていないので、そこが一致してくるととても強いです。

 

上と同一作者です。画面の統一感、形の精度、探り、表現が現時点でできるギリギリを更新できた一枚だと思います。イーネ!

 

・続いて基礎科生です。時間をかけながら1つ1つの課題に真摯に取り組んでいます。みんな楽しそう。

マスクの精度にこだわりながら制作していましたね!最終的な構成も自然さの中にも空間的な見せ場を設定できていて良いですね。根性ある!

基準を明確にしつつ丁寧な仕事を積み重ねるやりとりに成長が感じられる一作でした!この調子!

ともするとマスクの重量でヘタってきてしまいそうな絶妙な均衡を、建設的な芯棒で安定させることで質の差の引き出しまで密度ある仕事ができています。マーベラス!

 

点で触れ合いながらの空間を使った構成で、見た目以上に難易度が高いですが持ち前のパワーでしっかり責任を持った仕事が行われています。エクセレント!

高校1年生でこの精度と作品に対するこだわり、恐ろしい!置いた配置の構成の中にも作者のセンスが窺えるところがグッときます。渋いね!

 

今回は以上です。一段と寒くなったので体調に気をつけて!

 

芸大デザイン・工芸コース

こんにちは
デザイン・工芸科 芸大コース講師の山本です。
入試直前講座、開催中です。

2月になりました。芸大デザイン科の1次試験まで入試まで1ヶ月を切りました。工芸科も残り31日!まずは一次合格に向けて準備ですね。残りの時間でできることは何かよく考えましょう。まだ一次合格できそうにない学生でも、焦らずに問題点を一つ一つ改善すれば合格の可能性は十分あります。自分の問題点を客観的に判断し、大きく改革するつもりで臨みましょう!

あとはもちろん体調管理!早寝早起きです。

画像は入直での講師デモストです。