月別アーカイブ: 2013年9月

日本画科- 2学期開始&夏期デモスト&雑記?

日本画科講師の金子です。

 

秋色次第に濃く、朝夕はずいぶん涼しくなってきました。

 

9月は別名、長月(ながつき)。

この旧暦の由来は、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が最も有力だそうですが、説は多岐に渡るそうです。

昨日は、台風一過で大変な被害に遭った地域も多くありました。各地域の状況が気にかかるところではありますが、その雨が多く降る時季であることから「長雨月(ながめつき)」からとする説もあるようです。何れにせよ、由来の背景には日本の自然風土が連想されますね。

!cid_955C4650-2DF8-4B13-BDDE-4C155C062DE6←台風が過ぎた後の夕焼け。

 

― いよいよ、今月5日より二学期が始まりました。

9日~14日までは、日本画科二学期始めコンクールでした。もちろんこの間の指導はありません。昼間部はデッサン(鉛筆素描)、着彩(着色写生)、構成の3課題。夜間部はデッサン(鉛筆素描)課題。デッサン(鉛筆素描)は昼間部と夜間部の合同採点でした。

尚、今回は、講習会終了後から二学期までの休みの間、昼間部生に対し自宅課題「自画像」をコンクール形式で課し、その講評も行いました。日本画科では、Lサイズのクロッキー帳を用いた “一カ月一冊クロッキー”を全員行っていますが、その成果が一人一人形として表れるようになってきたと感じられました。

1←夜間部のデッサン(鉛筆素描)課題。石膏像はモリエール。

 

また、今回、夏期講習会を経て、特に夜間部生個々の意識の変化を強く感じられるコンクールだったと思います。石膏像はモリエールでしたが、全員が初見だったにも関わらず、その完成度たるやそれぞれの中での最高の一枚を提示することが出来ました。そして、それぞれの絵の成長もさることながら、講評中の眼差し、メモを取る態度、講評後の質問など制作に臨む姿勢や取り組み方が受験生らしくなってきたと思います。この良い状態を保ちながら一歩一歩前に進んでいってほしいと願っています。

2←描き出しの前の木炭紙大サイズでのクロッキーの様子。クロッキー力の向上は、日本画科での短期目標の一つです。

 

― その夏期講習会。今年の夏期講習会において、今春合格した東京藝大生3名(デッサン1名、デッサン2名)にデモンストレーションを行ってもらいました。彼らには集中講義や藝祭準備等の多忙な最中、頑張っていただきました。

3←Kさんの作品。

4←Tさんの作品。

 

今月は、講師がデモンストレーション〈着彩写生〉を行う予定です。

二学期ではデッサン課題、着彩課題の通常課題のほか、面談による個人指導、校外授業、大作着彩、一人一卓課題、私大対策、さらにはAO入試対策などの課題を準備しています。さらに、基礎科講師を招いた連係的、体系的な指導を目的としたカリキュラムを組み入れ、実技指導の充実を図っていきます。

5

― 最後に。

10月には「全国公開実力コンクール」があります。今年度は10月13日と14日。課題は「着彩写生」です。是非奮ってご参加下さい!

 

新美日本画科では全受験生としっかり向き合うことを大切にしています。日本画科に興味ある受験生がいらっしゃいましたら是非見学にいらしてください。

尚、今年度の日本画科の講師は、社会人講師3名、現役東京藝大生の学生講師3名、私大担当講師(通信科兼任)1名の構成です。その他、基礎科日本画担当講師との連係も図っています。日本画科受験についてご質問があれば、これら講師がお答えします。お気軽にお尋ね下さい。

 

残暑と夜間(油)と公開コンクール

こんにちは、油絵科夜間部の鷹取です。

 

怒涛の酷暑夏期講習が終わり、突如涼しくなり、

夏もついに終わって秋が来たか・・・少し寂しいなぁ・・・。

なんてぼやいていたら猛烈な残暑に襲われて新学期だと言うのに私はもうばてています。

みなさんは元気にお過ごしでしょうか。

 

油絵科夜間部では、一学期の間は複数の先生で夜間全体を見ていく形になっていますが、

二学期からは、クラス担当制になります。

そこで、二学期第一週目はクラス分けコンクールを行いました。

ついに個々それぞれわかれて受験に向けて本格始動といった感じです。

9月14日(土)に、コンクールの講評と、クラス分け発表が行われました。

 

講評

 

 

先生たちの話を、

 

 

講評2

 

 

若干緊張の面持ちで聞く皆さん。

 

今までとは環境も変わり、だんだん受験の雰囲気が漂ってきている講評に、

 

 

講評3

 

やはり何か感じるものがあるのか、背筋がいつもより伸びている生徒が多い気もします。(若干うなだれている感じの生徒もいる気がしますが・・・。)

学校に通い夜間部に週6日通い、夜は勉強をし。

今まで生きてきた中できっと一番忙しいであろう一年間に、皆常に真剣です。

 

ここから入試にかけて伸び盛りの高校3年生、皆絵が激変して行きます。

どんな絵に変わっていくのか今後が楽しみです。

 

 

そして。

9月16日(月)は新美の公開コンクールの講評日です。

この記事は16日にアップされるのですが、書いているのは何を隠そう15日の夜です。

なぜこんなことを言い出したかと言えば、台風です。

16日台風直撃のニュース・・・。

明日の公開コンクールは行われるのか中止になってしまうか微妙なところです。

16日早朝になってみないとどうなっているかわかりませんが、

みなさん無理はなさらずに、無事お過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

 

映像科・進学相談会(武蔵美映像学科)のレポート

こんにちは。映像科講師の森田です。
先週から2学期の金土日コースの授業も始まり、いよいよ受験に向けて本格的に走り出します。推薦入試組は締め切りが迫った提出書類の準備やポートフォリオの制作を、そして一般入試組は夏期講習で集中的に取り組んだ実技や小論文の更なるレベルアップを目指します。

そんな中、少し前になりますが夏期講習の後半に行なった進学説明会の模様を紹介します。この日は授業終了後に武蔵野美術大学映像学科の篠原教授にお越しいただいて、武蔵美映像学科のカリキュラムや具体的な授業についての説明、大学生が作った映像作品の上映、そして入試(感覚テスト、小論文、デッサン、推薦入試)についてのアドバイスなど、色々とお話ししていただきました。

武蔵美説明会映像

放課後の17時から始まった説明会。当初は19時くらいまでの予定でしたが、大幅に延長して最終的には20時半くらいまで学生の質問に答えていただきました(ありがとうございます…!)。映画やドラマだけでなく、アニメーションや写真、メディアアートなど4年間で様々な映像表現を網羅する映像学科の説明を聞いて、あらためて映像の奥深さに触れた一日。映像を制作することだけでなく「映像を理解する人であって欲しい」という篠原教授の言葉が印象的でした。

この時期は志望校・志望学科や、試験科目(武蔵美映像学科であれば小論文とデッサンどちらを選択するか?など)の最終決定の時期でもありますね。もちろん既に決めている人もいると思いますが、もう一歩詳しく志望する大学や学科のことを知ることで、対策も具体的に考えられるようになると思います。外部生の人でそのあたりまだ悩んでいる人も、相談は随時受けつけてますので、お気軽にどうぞ!

推薦入試説明会開催!!

新宿美術学院三上です。

9月12日に「推薦入試説明会&理工系建築入試説明会」を行いました。多くの受験生・保護者・教員の方に集まって頂きました。
新宿美術学院は一般入試に強い印象がありますが、推薦入試対策もしっかりと行っています。これまで合格した受験生のポートフォリオ(作品ファイル)なども充実しており、過去のデータはかなり充実しています。また、理工系建築学科のポートフォリオは閲覧出来る機会も少ない事から当日は大変好評でした。

特に理工系建築学科の受験生には、受講しやすい授業プランも用意してあります。
推薦入試対策、理工系建築学科受験生のみなさんでお困りの事があれば、お気軽に新宿美術学院受付までご相談ください。

DSCN5601 DSCN5602
推薦入試対策全体説明会の様子

DSCN5675 DSCN5627 DSCN5678 DSCN5633

参加して頂いた方々は、各科の専門の講師に入試対策方法、面接対策、ポートフォリオの作成のコツ、などなど気になる事を多く質問して頂きました。

 

参加して頂いた皆様、ご来場大変有り難うございました。

国立校 2学期スタートしました。

新宿美術学院 国立校 基礎科です。

涼しくなったかなと思えば、又残暑が厳しくなったりするここ最近。
夏休みも終わり、普段の生活のペースが戻ったでしょうか。

国立校は2学期より新入学生を迎え、又賑やかになってきました。
楽しく制作しながら、みんな少しずつ実力をつけてきています。

今週の課題 (平面構成)

課題

 

今週は平面構成の授業です。
課題は 「水のイメージ」。
WATERの文字と「直線」「円」を使って色彩構成をします。

色は何色使っても構いません。
でも、それぞれ好きな色合いがあるようで、作品の色と着ているお洋服の色が似ていたりします。

アクリル絵具

平面構成では直線と曲線を正確に描かなくてはいけません。
コンパスや定規は必須です。

平面構成セット

 

 

下描き2

下描き3

今日はまだイメージを膨らませているところです。
明日からどんな色をつけていくのか、楽しみです。