月別アーカイブ: 2024年1月

彫刻科:入試直前講座開幕!

こんにちは、講師の新妻です。共通テストも終わり、いよいよ美大受験も最後のタームに入りましたね。アトリエの空気感もピリッとしてきました。今年は年度の初めに、在籍している学生の持ってる感覚や持ち味がみんなバラバラで、みんなに試験を通過する可能性はあるなと感じましたが、ここにきて再び同じ思いです。デッサンも塑像も、学生それぞれに他の人にはない魅力があります。そこをしっかり見てもらえるように、今一度ものを創る上でついつい弱くなってしまいがちな面(進めていくリズムの取り方、表現や理解が浅い工程の対処、絵面の言い切りや完成度、人によって結構はっきり課題は見えているはずです。)をどうカバーしていくか?僕たち講師も最後までサポートできればと思っています。

では作品紹介に移ります。今回はオールデッサンです。

素直に上手いと思います。木炭の表現力には毎回目を見張るものがあります。だからこそ些細な(時に大きな)形の違和感は命取りです。空間に物体が存在しているリアル、その精度を常に見定めましょう。

描き初めからラストまで、警戒と踏み込みのバランスが取れていて安定感がありました。まだ課題によってはそのリズムが合い切らないので油断せず形の理解とプロセスをつめていきましょう。

冬期講習辺りからデッサンのアベレージが段々と上がってきました。自分の中で腑に落ちる部分が増えてきたかな。ここまでの仕事には自信を持ちつつ、要所要所でのモチーフの美しさ、カッコよさを最大限引き出す意識が鍵だと思います。まだ高められる!

表面のライン的な表現に頼らずともモチーフの深みが伝わってくる作者の持ち味が上手く形になりました。石膏像のデッサンとしてのやり方で考えず、今画面の中のモチーフが自然であるか、そのチェックをどのタイミングでして、そこからどこまで踏み込むのか、自分の制作プロセスを試験に向けてストレスなく扱えるものに調整していきましょう。

迷いなく自然に描き進められました。いいリズム感です。弱気になった時の形の狂いの癖をどう自浄するか、中盤以降に表面の形のもったり感をどう締めていくか、頭でグルグル考えるより意外とシンプルなことの連続だったりします。シンプルイズベスト!やるべきことをやれば良いの精神で!

続いて夜間部生です。

入直講座初日に描き出し2.5hのデモンストレーションを見てもらって、前半の精度の追求度と描写に入る前に設定できる布石の表現を見てもらいました。一枚でグッと絵の印象が上がりました。柔軟で貪欲な現役生ならではの成長は頼もしいです。

 

 

 

 

制作時間が短くなってきても食らいついています。自然にモチーフを観察している良さがあり、昼間部生に引けを取りません。

 

今回はこの辺で。「自分の実技の穴」をつく理解と対処のバランスが取れれば一気に浮上する人ばかりです。もう一踏ん張りです!では。

共通テストも終わり、いよいよ実技重視の期間に。<大宮校>

あっという間にお正月期間がが終了し、あっという間に共通テストも終了し、あっという間に入試直前体制です。12月は暖かかったり寒かったりと、安定しない気温に振り回されましたが、流石に寒さが染みる1月となっています。

大宮校です。

冬期講習会から直前講習会に突入しています。共通テストも終了し、あっという間に直前体制です。2度書いてしまいました。ここからは本当にあっという間です。試験までに作れる作品数を考えながらの制作となります。併願大学、学科専攻もあるので、そちらを対策する時間も必要です。しっかりと計画していきましょう。

冬期講習会のデザイン・工芸科の平面構成のデモンストレーション制作があったので、そちらの制作風景と作品を紹介します。
生徒の視線のプレッシャーを受けながらの制作は大変だったことでしょう。お疲れ様です。ありがとうございましたー。

令和6年は、災害や事故など…凄く大変な年明けとなりました。影響を受けた方々大変だと思います。頑張ってください。

「氷川神社を守り神にして…」とパンフレットの大宮校紹介ページにも書いてあるので、年明け授業再開の初日に合格祈願に行ってきました。正月の三が日が過ぎたのに、流石に賑わっていました。皆頑張っているので、代わりに合格祈願です。身勝手ですが、ぜひご利益のほどよろしくお願いいたします。
次回の更新は、私立美大の受験に突入している頃になるでしょう。

検討を祈りますー。

国立基礎科3学期が始まりました

国立校基礎科です。

冬期講習が終わり3学期が始まりました!受験科も入直になりピリッとした雰囲気が伝わってきますね〜。今回は冬期講習での優秀作品を紹介していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

限られた時間の中でしっかり完成を目指せるようになってきました!描き所をおさえたり、自分がやりたいことを画面に表現できるようになてきていて、魅了ある作品がどんどん増えてきています!この調子で受験生に負けないくらいの気持ちで3学期も制作していきましょう!

また基礎科では2月入学、随時無料体験も実施しています。ご相談や見学も可能なのでお気軽にお問い合わせください!

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。

高1・2生、3学期1月ターム制作期間です。

2022年度オンライン教育/合格体験記   更新しました。合格者掲載作品画像はオンライン教育科各月ターム制作時のものです。

特別講義は1月末に配信予定です。オンライン教育科では、毎月約3課題(生徒によっては5課題)を生徒に送付し、その講評を webミーティングツールを用いて行っています。 講評はマンツーマン形式で、30分程度の時間をとり、各月の終わりに行っています。それに加えて、オンライン教育受講生のみを対象とした特別講義を各学期に2回行い、受講生の受験対策及びモチベーション維持に役立てることを目指しています。

2024入試直前講座始まっています。

 

オンライン教育科  新美の指導を遠隔地の方にも!

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします。講評は全てマンツーマンで行われ、受講生の進度に応じて、カリキュラムを組みながら進めていきます。

◯新受講生は申込後、随時Webミーティングツールでのオリエンテーションを行い、インターネット接続や、制作環境、志望校などを面談で確認し、カリキュラムを確認します。初回講評日もこちらのオリエンテーションで決定します。

*Googleアカウント=Gmailアドレス取得してお申し込みお願いいたします。

オンライン教育科では、
油絵、日本画、彫刻、デザイン、私立美大デザイン、工芸、映像、先端芸術表現、建築、デッサンの10講座を開講していきます。

高3・受験生は 10講座 【月5課題コース】と【月3課題コース】から選択になります。

高1・2生は原則【3課題コース】です。

《基礎科》いよいよ3学期スタート!

こちらのブログを開いていただいたみなさま
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

お正月いかがお過ごしでしたでしょうか?
なんだか自分が小さい頃は3が日、全然お店が営業していなくて、
その代わりどこも門松出したり、どこかしらからお正月のお琴の音楽や
獅子舞とか、お正月らしいことで溢れていた気がするんです。
最近少なくないですか、、、そういう情緒的なもの。。。
お正月を迎える感じ、というか”面倒臭いけど続いてること”意外と大事だと思うんです。
僕はやってます、大掃除・凧揚げ・書初め・おせち・お雑煮。
結果、年末年始が忙しいっていう。

私ごとですが、2023は色々ありました。
瞬きをしている間に、、とは言いませんがあっという間に終わっていきました。
昔両親や大人が「いや〜早い、1年ってあっという間よね」
と言ってるのを聞いて「何を言ってるんだ」と思っていたのですが、
この歳になってみると本当にそうだなあと。あっという間に1年が終わるんですよね。
何かで読んだんですが、子供のうちは新しく見ることや経験することが多いので、
1日が長く感じるそうなんです。大人になってくるとその初めてが少なくなってくることで、
脳が日常を重複と捉えるそうで。
例えば高校1年生の16歳はこれからの1時間を1時間/16年として捉えるのに対して、
歳を取ることで1時間/40歳となって、どんどん薄く小さくなっていくわけです。
(ああ悲しい)

それだけ若いうちの1秒1時間というのは大切で濃厚だということですよね。

そんな大事な年末年始、基礎科の冬季講習が無事終了しました。

今年は例年を大きく超える人数の生徒さんにご参加いただきました。
普段の授業に参加している生徒さんも、かなりの刺激なったのではないでしょうか?
同じ専攻をとっていても、違う曜日だと会うことがなかったり、
地方から参加されている方や、美術系の高校で普段勉強されている方など
さまざまな生徒さんで溢れていました。

大勢の人数の中で描くことはプレッシャーや緊張があると思いますが、
同じモチーフを通して人がどのように見たり立体を捉えているのか
どのような色の組み合わせや描写をしているのか、など
自分の世界を広げるチャンスであったりもします。
また、受験会場というのはいつもと違う場所で、
いつもと違う人たちの中で行うものです。
講習会は受験の模擬練習でもあるかもしれません。

模擬練習といえば、
ena美術 新宿校では
1月14日(日) 高校生石膏デッサンコンクール(高1・高2)が実施されます。
先々石膏デッサンを取らない方、芸大を受けるので石膏を練習している方、
受験まであと1年ちょっとという好タイミングですので、
ぜひご参加してみてください!!
1月12日(金)18時まで申し込み受付中ですので、
みなさま奮ってご参加くださいませ。

詳しくはこちら>
ena美術新宿_高校生石膏デッサンコンクール

それでは3学期も頑張っていきましょう!