月別アーカイブ: 2015年8月

映像科:夏期講習会・中間報告

こんにちは、映像科講師の森田です。東京の連続する猛暑日と同じくらい暑い/熱い映像科の夏期講習は続いています。
普段は画用紙と原稿用紙に向かうことが多い映像科ですが、8/3からのⅢ期では推薦入試の対策をメインに、連日映像作品の制作やプレゼンテーションなどしています!
この日は「ポートフォリオ制作・ワークショップ」と題して、自分がこれまで制作してきた映像作品や写真作品(またはこれから制作する予定の作品)をファイルのかたちでまとめるためのレクチャーとパイロット版の制作をしました。推薦・AO入試で映像メディア系の学科・専攻を受ける人にとっては差し当たりポートフォリオなどの作品提出がありますが、美大に入ると自分の作品をまとめる機会はつねにあるので、そのための練習でもあります。

午前中はまず、古今東西様々なアーティストやデザイナーの作品集を見ながら、作品のメインビジュアルの見せ方やテキストの解説、ファイルのレイアウトを研究してみます。「映像を紙媒体で魅力的に伝えるにはどうしたら良いか?」意見交換もします。

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午後はデザイン学科出身の野澤先生によるレイアウトの基礎講座を踏まえて、実際に自分の作品をファイルのかたちにしてみます。最後には一人ずつタイトルを付けて発表。今回のパイロット版の制作を踏まえて、残りの期間でブラッシュアップしていきましょう!

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この機会に映像科の合格者のポートフォリオの一部を紹介。
以下は昨年の武蔵美映像学科クリエーション資質重視型の合格者の再現ポートフォリオです。写真を使った平面作品と展示のドキュメントが中心。かなりシンプルな、ともすればちょっと不安になるくらい寡黙な印象のファイルですが、テーマやコンセプトなどしっかり考えて解説を添えているところなどが評価されたようです。

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こちらは数年前に東京造形大学AO入試でアニメーション専攻に合格した学生が制作したポートフォリオ。一転してこちらは表紙からして楽しそうなつくり。全体を通じて「絵を描くことが得意でデッサン力にも自信あり」ということをアピールしつつ、一方でアニメーションの原理的な部分にも興味があるということを、一冊でうまくまとめています。

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ちなみに作品提出期間は、東京造形大学の各専攻は9月、武蔵美映像学科のクリエーション資質重視型は11月となっています。推薦入試を受けようと思っている人は(夏休みの自由研究的に)これまでの自分の作品、活動をまとめておくようにしましょう。

9月入学 特待生募集中!

こんにちは。
8月1日より、9月入学特待生試験の受付を開始しました。
8月26日(水)に実施します

9月入学を希望する高卒生で、熱意と集中力のある学生を広く募集しています。
特待生に認定されますと、本校規定により授業料の一部が免除される制度です。
これから新美への入学をご検討の高卒生は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

詳細はこちらでご確認ください。
http://www.art-shinbi.com/tokutai/index.html

油絵科 現役生 合格体験記

こんにちは。学生課です。
先日、2015年度に芸大油画に現役合格をした宍倉君と、油絵科夜間部の阿部先生とで対談を行いました。
今まさに夏期講習中で、色々悩んでいる現役生も多いのではないですか?
新美HP特設サイトで、対談の様子や、宍倉君の夏から合格にかけての作品を紹介しています。
みんな悩んだり試行錯誤しながら、制作しているんですね、、! ぜひご覧ください。

http://www.art-shinbi.com/event/abura_taidan//

対談

「芸大油画 12年連続合格No.1の新美が解く、芸大油画」特設サイトはこちらから。
http://www.art-shinbi.com/event/oil_painting/

今後もいろいろな特集を組んでいきます!
たまに新美HPをのぞいてみてくださいね!

 

 

 

 

日本画科 夏期講習まっただ中!

こんにちは!日本画の佐々木です。

早いもので夏期講習ももう中期です。皆さん調子はどうでしょう?
私が受かった年の夏期講習は、いい作品なんて一枚も描けず、自分が出来ないことが山積みなのがはっきりわかった……だけ。という苦い思い出しかありませんが、この時期の悩みや不安はこれから受験までのとても大切な鍵です。
今つらい人は、それと向き合った先にきっといい結果が待っていますよ!

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さて、今年の新美の夏期講習はこんな感じです。
とても活気があってアトリエがパンパンです。夏!って感じですねえ。

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講習会でもどんどんデモストしちゃいます!
前光の難しい位置から、ラオコーンを描く坪井先生。

完成はこちら。
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さすがの貫禄です…!
坪井先生の絵は、立体感を大きく出しつつも、細部の描写がかなり充実したデッサンです。
時間内に立体も、描写も…と、仕事を詰め込むため、とんでもないスピードで絵が進んでいきます。
受験の時にこんなひとが隣にいたら、ちょっと焦りますね…。

浪人生、現役生、さらには講師まで混じっての制作で、みんな沢山の刺激を受けているようです。
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今までの自分を超える一枚が描けたことも、自分史上最低な絵を描いたことも、講評で悔しくて泣いたことも、全部自分の栄養になると信じて。がんばろーう!