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【基礎科】夏休みの宿題

ここ10年以上夏になると必ず近所のスーパー銭湯に行き、
ゆっくり室内の湯船と外の露天風呂を行き来し、サウナに入って甲子園を見て汗を流し
外のベンチで入道雲の間を飛ぶ飛行機を見ながらクールダウンする、というのを必ずします。
今年もお盆の間にそれで体を休めて来ました。
(初めてスーパー銭湯でサウナハットをかぶられてる方を見ました。)

どうも基礎科の名越です。

夏期講習も最後の期に入り、ラストスパートになって来ました。
しっかり授業をとった生徒さんの中には、しっかり実力がついて来た自覚がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同時に連日朝から夕方までずっと制作をして、疲労も溜まって来ているかと思います。
しっかりリフレッシュをどこかでできるといいですね。  
絵を描いたり制作したりということと同時に、どうやって疲れや頭の中をリセットするか、
ということも今後は大事なことだったりします。
自分なりの方法などを、見つけてみてください。

夏期講習が終わってから学校の開始まで少し時間があると思うのですが、
「その期間に何かしたほうがいいことはありますか?」という質問を先日貰いました。
その課題について本日はお話ししたいと思います。
後期の講習を取ってない方にもぜひやっていただきたい課題です。

[自分の好きなものファイル]作り

これは毎年生徒にも伝えているのですが、
基礎科の場合、基礎課題が多いのとそこまでオリジナリティが必要とされない課題が多いということで
敬遠されがちなのですが、今後ずっと必要になってくるものです。

絵を描くスキルやテクニックに関しては予備校で教えることは可能です。
ですが、その人がどんなものが好きか?どんなところに惹かれるか、など
絵を描くために、自分の趣味趣向を知る、ということは自分自身でするしかありません。

絵のクオリティを上げていく上で、こうなったらカッコ良くなるのではないか?
こうしたら可愛くなるのではないか?
などは、自分中でのストックがあって初めてイメージできることであったりします。

そこで自分なりのタイプ別のファイルを作って欲しいです。 

まずA4のリングファイルを用意します。
それにルーズリーフやクリアファイルを入れてください。
そこにどんどん自分が好きな絵や広告や写真やイラストなんでもいいので、
貼ったりファイリングしていったりしてください。

「面倒臭いなあ、スマホで保存じゃだめなの、、?」と思われるかもしれません。
スマホで撮ったりPinterestが意味がないとは全く思いません。
ですが、物体として見返せること、編集をする行為によって
自分の中に消化できるのではないかと僕は思います。(きっとスマホで撮った写真って見返さないもの多いはずです)

そしてファイリングしたものをカテゴリーで分けてください。

仕切りが売ってますのでその仕切りを使って
[かわいい][かっこいい][ナチュラル]など、簡単な言葉で分けていってください。
そうすることで自分だけのアイディアブックが出来上がります。

これらの道具は全て100円ショップで購入することができます。

このファイルは受験の時にはもちろん、大学に入ってから、その後の制作にもずっと使えるものです。
自分がどんなものが好きなのか?自分はどんなものに影響を受けて来たのか?
それが困った時にきっと自分を支えてくれるはずです。

社会人の時も、フリーランスになった今も、僕はファイルを作って今も昔のファイルを見返していたりします。

課題と考えると「やらなくちゃ!」となって腰が重くなってしまいますが、
もっと気軽にゲーム感覚でやってみるといいかと思います。

では

【基礎科】夏期講習中期です

みなさん日傘使ってますか?
比較的女性の方で使われている方は多いと思うのですが
男性だとまだまだそこまで浸透していない感じがします。
ぜひそんな方は、晴雨兼用の折り畳み傘からスタートしてみてください。
今の季節の強い日差しをブロックしてくれて、暑さも和らぎますし、疲れも減らすことができます。
ハンズ、ロフト、あとはアウトドアブランドとか、メンズでも違和感なく使えるデザインのものが多く売られています。僕的にはモンベルのものがおすすめです。

ファッションとかではなく健康のために日傘はもうマストな時代になって来ているなと思っているので、ぜひまだの方はこの夏から日傘デビュー、してみませんか。

どうも基礎科の名越です。

デビューの話です。
夏期講習も中期に入り、各科の専門課題が始まり賑やかになってまいりました。
基礎科はまだ専攻が決まってない生徒さんや、初めて専門課題をやる生徒さんもたくさんいるので
夏期講習デビューは比較的毎年メジャーだったりします。

まだ専攻が決まってない場合は道具の貸し出しもするので
体験することもできます。

夏期講習は普段の授業よりも人数が多いので、悩んでもたくさんの人の絵を見られるという点でも、夏期講習スタートはメリットが多いのかもしれません。

また授業の合間に受験科の見学に行ったりもするので、
来年再来年のイメージもしやすいのではないでしょうか。

真新しい道具って、いくつになってもいいものですよね。
デビューする時の気持ち、いつまでも忘れたくないものです。

 

では。

【基礎科】夏、はじまりました

ジリジリと焦げるような日差しの日々が続き、あっという間に梅雨が明け
「梅雨とは、、、?」となっていた日々から一転、また梅雨の日々のような日が帰って来ました。
梅雨はジメジメしたりカビが生えたりするから嫌い、なんて言ってた自分を叱りたいぐらいです。
そう、雨が降らないとこの後野菜の値段が上がってしまうのです。
それは困る。

基礎科の名越です。
ついに今年も夏期講習が始まりました。
基礎科の場合最初は夜間部のみで、18日から昼の部がスタートします。

高校2年生の場合今年は受験ではないので、気持ち的には楽だと思うのですが、
実はこの高校2年生の夏期講習というのはかなり大事なタイミングだったりします。
夏期講習が明けるともう秋になってしまい数ヶ月後にはあっという間に冬季講習と年末が待っています。
そうなると否が応でも冬季講習というのは少し気持ちが焦ってしまいがちです。
夏期講習いうのは、落ち着いた気持ちで毎日描ける、
自分でテーマを決めて1枚1枚丁寧に課題を描ける絶好の
チャンスだったりするのです。

 

でも当然、遊びたい、、宿題もやらなきゃいけない、夜更かしもしたい、、部活もあるかもしれません。
高2の夏なんてだいたい最高なことしかないわけです。
それをするな、とは言いません。
むしろそう言った経験もまた、作品にいい形で反映されるのが
美術の良いところだったりします。

講習会にしろ、生活にしろ、部活にしろ、
悔いのない夏休みを過ごすことが一番大事なのかもしれません。
そこはきっと自分が一番良くわかっているはずだと思います。

最高の夏にしましょうね!
では。

《基礎科》2021年度 新学期スタートです!!

家の近くの枝垂れ桜が満開になって、春の嵐であっという間に散ってしまい、
その次の日の朝、川が桜の花びらでピンク色になっているのを見て
毎年春を実感しています。
なんだか私の小学生ぐらいの時、卒業式には桜はまだ咲いていなくて、
入学式前後に咲いていたような気がするのですが、最近はもう4月の1週目がピークなような気がします。(もしかしたらその記憶も間違っていたらすいません。)

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

1年前の今頃は、基礎科の新学期はオンラインでのスタートでした。
講師一同、初めての体験で何を準備したら良いかも手探りの中、
できる限りのベストを尽くせるよう、モチーフや指導方法を模索しました。
その1年後(新学期スタートは先週の木曜日ですが)こうやって対面で
新学期を迎えられたことを、とても幸せに思います。

そんな中でも今年は、例年よりもこの時期の基礎科の生徒数が若干多く、
日曜日の無料体験に関しても多くの方にお越しいただいており、
日々、皆さんの熱意を肌でひしひしと感じております。

とはいえ、新型コロナウィルスもまだまだ余談を許さない状況ではありますので、
講師一同、再度気を引き締め、新学期も対策をしっかり行いながら、
指導を行っていきたいと思っております。

さて、新学期1発目の課題はスタンダードな静物デッサンとなっております。
新しく基礎科に加わった生徒さん、去年からの参加となる面々も
まずはしっかり基礎を確認しながら進めていければと思います。


講師の皆さんもデモストに気合が入っていますね!

基礎科は年間を通して、”基礎力”をつけることを念頭に課題を進めていくのですが、
特にこの時期は基礎課題をしっかりと行っていきます。
時間のあるこの時期だからこそ、しっかり時間をかけて基礎力をつけていくことがとても大事です!!

基礎科では随時無料体験や1日体験なども実施しておりますので、
お気軽にお問い合わせいただければと思います。

では

《基礎科》りんごがいっぱい

2020年が終わり2021年が始まり、あっという間に1月が終わってしまいました。
最後に書いたブログからだいぶ時間が経ってしまい、
自分がどんな文章の書き方をしていたのか忘れかけており
文章を確認したら、9月の終わりにも『あっという間』と言っていたので
いつも実はあっという間なのかもしれません。

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

あっという間といえば、去年基礎科で教えていた生徒さんたちも
あっという間に受験シーズンに突入していきました。
もうすでに私大の受験は終わってる科もちらほらと出てきています。
去年のこの頃に『まだ1年ある』と言っていたのが、遠い日のことのようです。

さて、基礎科はと言いますと、
先週の課題になりますが、恒例のそっくりりんご課題をやりました。
どうですかこのビジュアル。


この中に本物のりんごと作品のりんご(あと玉ねぎ)がまじってるんです!

毎年2週間かけてりんごをそっくりに仕上げるという課題を行なっています。
この課題を通して、形に対する意識と、色に対する意識、そして作品としての意識をグンとUPできるのです。

まずは形状。
まずは石膏粘土という粘土を使って作ります。
紙粘土よりももっとキメが細かい感じの素材です。
モチーフのりんごを並べてそっくりになるまで形を作っていきます。

そして最終的にツルツルになるまでやすります!
粘土感のある穴や凹凸などをしっかりフラットにしていきます。
意外とこれが重労働なんです。。。

その後、りんごの模様をよ〜く観察して同じ色になるように
パレットの上で色をしっかり作り、表情と同じように
筆で模様を描き込んでいきます。
(写真撮り忘れました。。)

2週間という期間机の上のりんごを観察し続けかなり大変だったと思いますが、
出来上がった作品たちはまさに圧巻です!!
どのりんごもしっかり美味しそうに本物と見間違えるかのような仕上がりになっています!

(作品を見てる様子が、林檎の選定士みたいですね。。)

普段は受験課題に近い課題をやっているので作品を作ってる意識というのはいまいち
沸きずらかったりしますが、こう言った完成がわかりやすい課題をやることで
「私は作品を作ってるんだぞ!」
という意識がどんどん芽生えてゆけば良いかなと思っています。

基礎科も今やっている課題を含めて残り3課題。
あっという間に4月からみんな受験科です。

とはいえ、大事なのは今よりも本番です。
本番のその日に体力もメンタルもモチベーションも技術も最高のところに
持っていければいいわけです。そのための今なわけですから。
あまり無理して疲れすぎないよう、自分のペースを理解しながら
日々過ごしていってくれればと思います。

ではでは