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彫刻科 2月突入!

こんにちは! 彫刻科の小川原です。
入試直前講座も2月に入り、迫る本番を前に緊張感がアトリエに充満する今日この頃です。あと1月しかない!?いやいや、あと1月もあるんです!それぞれまだ明確に弱点を抱えているので何とか克服して行きましょう!

ここ最近の預かり作品の中で特に良かったものを紹介します。

かっちりと明快な表現が魅力的です!思い切って乗せた炭をうまくコントロールできていますね!

パジャントはシンメトリックながら意外と印象を似せていくのが難しいです。というのも表面的に小さい仕事に囚われがちで、そうなってしまうと大づかみな印象を外してしまいます。この作品は全体と部分をうまくコントロールしてまとめられています!

白い石膏像の第一印象がよく捉えられています。密度に対するこだわりも素晴らしいですね!

ジョルジョは動きも印象も絶妙に難しい像ですがとてもよくバランスが取れていると思います。部分ではなく作品全体での判断が求められますよね!

現役生ながら短時間で大きな像に挑戦しました!とは言っても過去に出題されたモチーフでもあるので乗り越えたい課題でもあります。時間的余裕のない中印象に反応した土付けによってとても印象よく捉えらてました!

ミロビ のスケール感を感じるデッサンです。ミロビの背中って細かい描きどころがあるわけではありませんが、ただ表面的に捉えていくだけでは到達できない魅力がこの作品にはあります!

モデル首像です。リアルな表情が魅力的です。制作中も形に生命を与えていくような、そんな意識で捉えているのかなと思わせるような集中力を感じました!

円盤投げの形態感、空間、美しいバルールを捉えた調子の展開だと思います。調子を使いこなせることは短い時間で作品を魅力的に表現していく上で圧倒的に優位に働く技だと思います!

顔がないから描きやすいかと思いきや、背中の量感を的確に表現するのはむしろ顔側を描くことよりも難しいかもしれません。描写するところがほとんどない中、本当の意味で形を理解してかからないとスカスカなデッサンで終わってしまいます!この作品はとても説得力がありますね!

基礎科生も頑張っています!美しい仕上がりですね!顔も似ています!このクオリティをコンスタントに出していけるように励みましょう!

以上です。
ここまで皆しっかり努力してきたし、上達もしてきました。ここが正念場です!自分のすべてを集中力に変えてさらに前進して行こう!!