こんにちは、 彫刻科です。
今年度からお世話になります。講師の坂下です。
新年度から1ヶ月経ちましたが皆さん生活リズムは慣れてきたでしょうか。
自分の中での調子よく過ごすことができるルーティンを見つけることができると、気持ちに余裕が生まれて視野を広く持つことができると思います。
では生徒作品から一部紹介します。
「白菜を使用した構成」
4分の1カットの白菜と生徒自身がモチーフを設定し組み合わせて制作しました。
「白菜と手と布」の構成。3つのモチーフの質の違いとそれぞれの構成内での役割を意識して作れています。
「白菜とガッタメラータのマスク」の構成。とてもシンプルな構成です。ゆえにベースの仕事や接地し合うところは気を使う必要がでてきます。
「牛骨素描」
骨の生っぽさ、触覚的な仕事をひしひしと感じますね。
たんたんと描いてるように見えて複雑に入り組んだ形を光の印象と組み合わせてかっちり描いています。
こちらは基礎科の生徒による作品。台までしっかり描くことで角先から顎周りの空間が綺麗につくれています。
「手とヤシの実」の構成。
先日の入試でも出題されていた手はポージング次第で様々な表情・意味合いを生み出します。
なので、なんとなくで作ってしまうと観る側に『?』が生まれてしまい中途半端な印象になりかねません。気をつけましょう!
似た物量のなかでも絶妙な角度調整でリズム感をもって作れています。ヤシの実は張りを強く見せる粘土づけを意識できるといいです。
こちらは両手をうまく使って空間を広くみせてます。関節の曲がる表情をいかすポージングをどこかに加えても良かったかもしれません。
奥から手前に倒れるような・向かってくるような構成で影が特徴的です。力んでない手の表情が構成の中に時間を想像させますね。
「ジョルジョ」
描き出しのベース作りの段階でらしさが出始めてました。影に重みと説得力がありますね。
左右の肩、動きの差はもう少し出したいところですが、この位置のジョルジョの視線の印象など「ぽさ」がだせています。
ハッチングや表情がキツい箇所もあるのですが、頭部や首などの形態を掴んでいく感覚はとてもいいと思います。
最後は夜間部生の作品から!
「ヘルメス」
目鼻口などの顔のパーツの表面の描写に走らずに量のイメージのまま当て込んでいくことができました。これって結構むずかしいんです。
ヘルメスのくの字型の空間づくりも頭部と頬の光を捉えることで自然にできてきました。
GW明けからもがんばっていきましょう!!