はじめての方へ

For Beginner

「絵が好き」という感情をきっかけに美術に興味を持ち、鑑賞者から表現者へと変わる-その入り口に美大進学があります。 美術の世界という特別なステージに進路を取ることは、受験生にとって大きな覚悟がいるものです。目標を抱き、夢を描き、美大を目指すと決意した受験生に応えるため、私たちena美術も自信をもって、受験生一人ひとりと向き合っていきます。

美術大学進学と卒業後の進路

About course

美術大学は、入学後の専門性がとても高い大学です。幅広い専攻・領域の中で「どのような表現を学びたいのか」「どんなスキルを身につけて社会と関わっていくのか」をイメージして進学することが大切です。
大学卒業後の進路を心配される保護者様も多いかと思われます。美術大学においては、卒業後も創作活動を続ける「作家活動」は十分に考えられる進路ですが、高い専門性を活かし、多種多様な業界へ就職していることも特徴です。デザイナーなどの専門的な職種はもちろん、近年では美大での制作や授業を通して培ったプレゼンテーション力やコミュニケーション力が評価され、企画職や営業職などの総合職での採用も増えているようです。また、教員免許を取得し、中学・高校の教員となる方、学芸員資格を取得し、美術館や文化施設など公共事業に従事する卒業生もいます。
誤解されやすいのは、美大卒業生全体にみる就職率は決して高くはないことです。それは、前述のように卒業後は「作家活動」を中心に、就職はしないという学生が一定層いることによります。就職希望者における就職率については、上位大学は高い水準を維持しています。

まずはデッサンからスタートしよう!

Start with a drawing

美大を目指すには、何から始めればよいのでしょうか。まずはどの専攻にとっても基礎となる、デッサンを学ぶところからスタートしましょう。デッサンは対象をよく「観察する」ことが大切です。まずは対象をよく見て、感じて、画面に表現することを心がけてください。技術については心配いりません。私たち講師陣が初心者には道具の使い方から丁寧に指導していきます。よく、「小さき頃から絵を描いていないと美大に挑戦できないのでは?」というご質問を受けますが、そんなことはありません。幼少期からの環境や経験に左右される音大受験と違い、美大にむけての専門的な実技の練習をスタートするのはほとんどの方が高校生になってからです。美大に行きたいという気持ちと、熱意をもって課題に取り組めば皆さんにチャンスがある世界です。

高校1・2年生は、<基礎科>からスタートしてください。ena美術では、高校生活や部活動などと両立できるよう、週1~週5日まで多様なコースをご用意しています。専門や志望校が決まっていなくても大丈夫です。まずはデッサンを学びながら、様々な専攻の講師との会話や授業、三者面談などを通して、自分に合った道を選んでいく生徒もたくさんいます。

準備する画材・道具

Art supplies/tools

本学院で実技授業をうけるにあたり、必要な画材が多くあります。
各科により内容が異なりますが、入学時に最小限度そろえる画材を各科、課題別に表示してあります。
その他の画材も、授業の進行に従って準備してください。また画材の選択に困る場合は入学後、各担当講師に説明を受け購入してください。
画材は美術の制作において重要な要素です。材料の性質を良く理解し制作に取り組みましよう。

現役合格に向けて、
早めのスタートを!

Start Early!

高3生になって美大進学を決めた方も、遅すぎるということはありません。
しっかりと準備をして臨めば、決して上位美大への現役合格も夢ではありません。ena美術のスタッフ一同全力で指導しますので、ぜひ一度ご相談にいらしてください。不安な方は、一年を通して様々な体験授業をご用意しています。まずは気軽に参加してみてください。最初は上手く描けなくても、何か楽しさを感じられたら、そこがあなたの美大へ向けての第一歩です。