日別アーカイブ: 2019年11月27日

《基礎科》クロッキー座談会について

だんだんと寒くなってきました。

基礎科講師デザイン科担当の名越です。

今年もインフルエンザ大流行の兆しがあるそうです、
不安な方は早めに予防接種を受けに行きましょう。
私は去年年末にインフルエンザにかかってしまい、
誰にも会えない出かけることのできない、悲しいお正月を迎えました。

さて、先週の日曜日はクロッキー座談会なるものが開催されました。

「クロッキーって何だろう?」
基礎科では普段人物デッサンや、石膏デッサンの時などに
大きなクロッキー帳を使ってクロッキーをします。
構図の確認?完成のイメージ?肩を温めるため??
クロッキーを描いてはいるけども、本当の目的とは何だろう
その答えを、先生を含めてみんなで話して、手を動かして見つけていくという
イベントでした。

 

イベントには油画科、彫刻科、デザイン科、日本画科、工芸科、の4科の講師が集まり、
クロッキーについての思い出話し、経験談、クロッキーをする際に参考にしていた作家、
自分が好きだった画材など、
クロッキーというキーワードから、かなり幅広い談義に発展しました。
午後には、受験科の彫刻と油画科の先生方が考える、クロッキーとは?クロッキーが美大受験にどう役に立つのか?というインタビュー映像を見ました。

実技は午前に約1時間、午後に約1時間、7分間ポーズを中心に行われました。
普段のデッサンではもっと長い時間絵を描きますが、
短時間で何枚も何枚もいろんなポーズやモチーフで描きました。
(みんなかなり疲れたのではないでしょうか、、、)


人物も講師がモデルとなって、様々なアングルからクロッキーをしました。


画材も油性マジックや、木炭、チャコールペン、クレヨン、など様々な素材に
チャレンジしました!!


様々なクロッキーが出来上がりました。

「クロッキーとは??」
当然、答えは一つではなく、科によって、人によって、目的によって
答えは千差万別だと思います。
ですが、終わって、並べてみて全員のクロッキーの線がどれもいつもより生き生きしていました。短時間でそのものにしなくてはいけないという気持ちがあるからか、
一本一本の線に質感が宿り始めていて、どれも素晴らしい作品ばかりでした。

「クロッキーは楽しい!」

それがクロッキー座談会で出たみんなの答えだったので、
大成功だったのではないかな、と思いました。

 

また第2回が開催できたらいいですね!

ではでは。