日別アーカイブ: 2019年9月16日

ヒトの頭骨の進化って??

こんにちは。
新宿校 夜間部 油絵科の本山です。
15.16日は石膏デッサンコンクールが行われていました!!
9月になり最近は台風の影響で気候の変動が激しいですが、皆さん体調を崩してはいませんか?
そろそろ受験も近づいて子もいるかと思います。
元気に頑張っていきましょう!!

今回は私自身の制作で最近モチーフとして扱っている骨について調べていることをみなさんにも紹介したいと思います!
次の全科合同コンクールなどに少しでも役に立つ子がいるといいなとおもいます!

 <猿とヒトの頭骨の変化の3つ>

1.姿勢に伴う変化

四足歩行から直立歩行に移るなかで、咽頭が下がり食物の通り道と空気の通り道の位置に変化することで呼吸がしやすくなり、舌や口唇などを使う運動域にも広がりができたことが発音の多様化と言語の発達に影響を与えました。

2.口の使い方に伴う変化

口は食べ物を摂取する役割はサルもヒトも同じですが、何が違うかというと、口を武器として使うということです。それが理由で顎が鼻より後退し先端が尖ったように小さくなっていったのです。

3.表情筋の使い方による変化

表情筋は咀嚼などのときに唇を閉じる,眼を保護する, 匂いを嗅ぐ,音を聴くという機能のために発達していきました。
ヒトは情報伝達手段 として表情が使われるため,特に口唇の周囲の筋肉が発達し、さまざまな表情が作れるようになりました。

進化というのは環境に適応するように変化をすることなので、ヒトの頭頸部は 自ら作り出した環境に適応して進化しているということになります。
しかし,機能的に考えると咀嚼機能の低下に伴う退化型であるとも考えられるのです。

現在の人間が遠い未来になっても環境に適応し、進化を続けまた姿を変えていくのか…今の人間の姿形がダーウィン作品の完璧な例なのか

思い更けるのも楽しいですね!!

参考文献:スカル/サイモン・ウィンチェスター