日別アーカイブ: 2018年12月1日

彫刻科 近況

昼間部講師の氷室です。
いよいよ12月に突入しましたね。2学期も残す所1週間。休みを挟んで冬期講習が始まります。
冬期講習も力を伸ばすには良い環境です!スッキリしてお正月を迎えたいですね。
体調を整え、集中して実技に向かえる様にしたいですね。

話は変わりますが、アントニオ・ロペスの彫刻を紹介します。

ロペスの絵画も有名ですが、こちらの作品は木から彫られています。古代彫刻が好きだったロペスらしいポージングの作品です。
一見、塑像の様にも感じる木彫の人体です。
このロペスの作品を見ていると、木を素材とする扱い方も、改めて日本の木彫を考えてみる機会にもなるかなと、最近個人的に感じた事でした。

さて元の路線に戻りまして、最近の優秀作品の紹介です。


上手いです!組石膏は奥を技法的にサッと描いて逃がしてしまいがちですが、しっかりお互いの石膏の位置関係を意識し丁寧に視点を逃さず描ききっています!
秀作だと思います。


こちらも秀作です!この様なモチーフの場合、つい強引な色作りによって手前と奥を分けがちですが、自然に丁寧に空間が表現されており、お互いの素材の色味も感じられます!


腕が上がっていたり目線が下に行くポーズは難しかったと思いますが、よく表現できていると思います!


上手い!ここまでの完成度 素晴しいです!!


こちらは夜間部の生徒のデッサンです。ミロビのむっちりどっしりした独特の量感が感じ取れています!良いですね

 
今回は以上です!
2学期最後のコンクール、自分の実力を素直に出せる様、頑張って行きましょう!!