日別アーカイブ: 2017年4月5日

芸大先端科 合格者による体験談

こんにちは、新美先端科です。
春期講習会お疲れ様でした!
春期ということもあり、これまでやったことのない、初めての課題が多かったと思いますが、
みなさん思った以上に積極的に取り組んでいたので、結果的に面白い作品が多かったと思います。

今年、芸大先端科に合格した2人の生徒に、受験までの一年間を振り返ってもらいました。
先端科を受験することを決めている人、まだどうするか決めかねている人、先端科に興味のある人、是非参考にしてください。

現役合格Nさんの体験談

1 なぜ先端を受けようと思ったか

私は物語を考えるのが好きだったので、様々な媒体を扱える先端で自分の物語を表現できたらとても楽しいだろうな、と思ったのがきっかけでした。

2 予備校での講評や課題は、あなたの制作にどのように役立ったか

小さい頃に感じていた遊ぶことの楽しさとか、自分にしかない大事なものを知れる課題ばかりだったので、特別な技術などではなく、作品の根底に流れるべき大切なものを太く強くしてくれたと思います。

3 特に印象に残っている課題や講評などあるか

新鮮な魚を解剖した課題と、公園で体を動かした課題です。
みんなで魚を解剖しながら、これはなんだ、それはこうなっているのでは?と手探りな感じで魚の体に興味を持っていく時間が面白かったです。

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公園での課題は、純粋に体を動かすことの楽しさを思い出せたのが嬉しかったです。
何メートルも離れた場所に立つ相手に、与えられたワードをジェスチャーだけで伝える遊びが好きでした。

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4 制作に行き詰まったときはどうしていたか

自分の欲しい物を作ろう!と思うと、つかえていたものが取れて創作意欲が湧くので、とりあえずそれを作って自信を取り戻しながら進んで行きました。

5 受験生へ

私は高3の春から先端を目指しはじめました。その時は、自分には何か凄いものがある、他の人とは違うものがある、と思っていました。けれど、それからの1年はひたすら自信をなくす1年でした。でも今思うと、おごりや余裕がゼロになったことで、自分にしかないものを必死に探し求めたことが合格に繋がったのだと思います。大学合格だけでなく、その先もずっと作品を作り続けるために必要なものを知ることができた1年だったと思います。

 

 

帰国子女枠で合格したTさんの体験談 

1 なぜ先端を受けようと思ったか

私のライフワークである、文学や言語、視覚芸術という分野を、一つの作品として伝えられる可能性を先端に感じたからです。

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2 予備校での講評や課題は、あなたの制作にどのように役立ったか

私の場合、海外で生まれ育ち、日本での生活は初めてだったので、半年という短い期間で日本の受験に向かうためには、新美の実践的な指導が不可欠であったと思います。

3 特に印象に残っている課題や講評などあるか

初めての課題と講評会です。

特に総合実技では、初めの頃は何が求められているのか、どんな基準で批評されているのか、よく理解出来ませんでした。

正反対の分身
総合実技対策_「課題:正反対の自分を作る」※作品部分_眼球の表面が複数の層になっている

4 制作に行き詰まったときはどうしていたか

日本流の受験を知らなかったので、ストレスが溜まるというよりは、日々新しい体験が出来、楽しんでいたように思います。

それでも、迷った時は海外にいる家族や友人に電話をしたりして、気分転換をはかっていました。

5 受験生へ

健康第一!と海外に住む家族からいつも言われてきました。