日別アーカイブ: 2014年11月5日

芸大デザイン科公開コンクール -色彩/形体-

デザイン科総合コースの滝口です。
11月2日、3日に芸大デザイン科公開コンクール、色彩構成と形体構成が行われました。新美では実際の芸大試験と近いような日程で、3つの課題を出題しています。中でも形体構成の公開コンクールは新美のみの開催です。

公開コンクールは、試験のシュミレーションが出来る貴重な体験。良い結果が出せた人もいれば、今回は肩に力が入りすぎてしまったり、自分の思った感じとは違う結果が出てしまった人もいたかと思います。
ただ、2次試験の構成に関しては、まだこの時期は皆も模索段階の時期。色々な作品を見て、今後に活かせてもらえたらと思います。

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11月2日の色彩構成の課題は、これまでの芸大の試験でも出ていないようなアプローチを少ししてみました。でも、最近の試験の傾向を見てみると、こんな課題は出ないと思わない方が良いかもですね。どんな課題にもしっかりと自分のデザインを引き出せる訓練が必要です。
ちょっとした発想や閃きで、現役生もとても面白いアプローチをして上位に入っている人もいました。そういう芸大の先生をハッとさせるような作品を狙って行けるよう訓練していきましょう!!
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11月3日の形体構成も、昨年度は粘土のみの出題をしてみましたが、今回はちょっと変わって粘土と異種素材の組み合わせ。こちらも意外な課題で、経験が無い人には難しい課題だったかなと思います。でも、その馴染みのない課題だからこそ、閃きが舞い降りて来た人もいたと思います。閃きを得るのも、日々の色々な課題や訓練が大切です。
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形体構成の全体講評時に、三上先生の形体構成の傾向を解説してもらいました。私大にはない、芸大特有の形体構成。ついつい手薄になりがちな対策にしっかりとポイントを理解していく事も大切かなと思います。
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講評は受講生数も多いので、プロジェクターを使っての全体講評。色々なタイプの作品を見る事が出来て、参考にもなったと思います。形体構成も、本当にハッとさせられる素晴らしい作品が多く出ていました。

参加して頂いた皆さん、3日間お疲れ様でした。
昨年の芸大受験でも、この公開コンクールで上位を取った人も受かっていますし、今回奮わなかった人も勿論受かっています。
今回の結果に一喜一憂せず、この機会をバネにこれからの受験対策に活かして下さい!!

そして、これから残り2学期と冬期講習会に入って行きますが、11月30日に新美ではプレ冬期講習会が無料で体験出来ます。
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http://www.art-shinbi.com/open-s/images/20141130/leaflet.pdf
デッサンは講師によるデモンストレーション、色彩は新美所有の資料やデザイン力を引き出す課題で解説、形体も講師による立体対策の解説やテクニックをデモンストレーションします。
是非とも新美の丁寧な指導を体験してもらえたらと思います。