カテゴリー別アーカイブ: デザイン・工芸科 夜間部

デザイン工芸科夜間部ブログ デッサンは〇〇ほど良い!?

どうもデザイン工芸科夜間部講師の山内です!
夜間部では3時間のデモストしかしないんですけど、昼間部のときは5時間のデモストもするので紹介します!

 

デッサンは描く時間が長ければ長いほどハードルが爆上がりすると思います。3時間、5時間、7時間で、観る人の審査の厳しさがけっこう変わります。(デッサンをしたことない人にとっては同じかも)

反感を買いそうですが、あえて言わせてください!
デッサンは速ければ速いほど良い!

デッサンの前提として、詰将棋みたいに最短の手順で詰み(完成)を目指すべきだと思います。最善手=最短手数で完成する仕事。もちろんヒューマンエラーが起きるので、完全に最短手数で進めるのは無理です。僕が言いたいのは”事故率の少ない最短手数”でデッサンを完成させようということです。

効率だけの最短でいえば、コピー機みたいに上から下に一発で描いて完成が1番速いですよね。でも形や色が合わないから、結局修正しなくちゃいけなくてタイムロスです。これが事故。なので、事故が起こらないような安全策(デスケルとか)、安全マージン(急いでいても頻繁に離れて確認)が必要なんです。

事故が起こらないための対策は人それぞれ微妙に違うと思います。形どりが得意な人苦手な人、色合わせが得意な人苦手な人。それぞれのやりやすい描き方があるからです。

事故を減らす考え方として、再現性の高い描き方をするというのもあります。たまたま一度うまくいった描き方は、運が良かっただけかもしれません。試験は一発勝負なので、できるだけ運の要素は排除したいですよね。10回やって10回成功する描き方が望ましいです。複雑すぎる手順やトリッキーすぎて2度と再現できない描き方は見直しましょう。

まとめると、各々の事故率が少なく再現性の高い最短手数でデッサンするよう頑張りましょう!
必要のない手順をスッキリ整理することで、デッサン力が向上するはずです!

夜間部デザイン工芸科 今月の生徒優秀作品

どうも講師の山内です!
今月の生徒優秀作品紹介のコーナーです!

昼間部 私大デザインコース Iさん

うまい……!
まだ4月なのに…。まだ春なのに…。
デッサンの難しいポイントとして、空間を描くという考え方があります。モチーフを描くことが出来るひとは多いけど、空間を描く……?なにそれ?てひとは多いと思います。この絵にはめちゃくちゃ空間があります!テクニック的に難しいことをしてるわけではないけど、素朴に色を合わせていく感じが素晴らしい!
空間をリアルに描くコツは、自然にみえる色をつくること!
そして自然にみえるコツは上手に嘘をつくことです笑
約30の嘘という言葉がありますよね。大きな嘘をつきとおすためには、小さな嘘が30個必要っていうアレです。
静物デッサンでいうと、白背景で描いている時点でひとつ大きな嘘をついています!笑
なので、白い世界に存在してる感じを成立させるために、反射光を入れたり明度彩度を調整したり小さなフォローが30個くらい必要なわけです。そういった細やかな気配りがこの絵の中にはたくさん発見できます!うまい!

 

 

夜間部 私大デザイン工芸科コース Hさん

うまい…。
しかも偉い…。なにが偉いかというと、細い線が綺麗に描ける筆をネットで探して買ったらしいんです。賢い!
この日はHさん遅刻してた気がしますが、それでもスピーディーかつ丁寧な作業でこのクオリティ!
時間をかければかけるほどいい作品になるとは限らないのが絵を描くことの面白さですよね。実際の試験でも5時間の試験を3時間ぐらいで終わらせて、満点で合格したひとが過去にいます…!
話を戻すと、この作品の良さはスピーディーかつ丁寧なところなんです!(2回目)
速さと丁寧さって別の概念じゃなくて、速さを求めるなら丁寧に描けばいいし、丁寧さを求めるなら、速く描く工夫(物理的な意味だけじゃないですよ!作業工程とかも含めて)をすればいいんですよね!この時期にそれが理解できてるのはちょっと賢すぎるな!

デザイン工芸科夜間部

どうも!デザイン工芸科講師の山内です!

自分自身の美大受験を振り返ると、苦もありゃ楽あり、人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄の如しといった具合なんですが、そんな冥府魔道(?)を生き抜くのに必要だったった、心の支えを紹介します!

第一回は『あまちゃん』です!著作権的なものを気にし、漫画風イラストを描いてみました!かっぱみたいな口がモエ~。

あまちゃんはNHKのあさイチというニュース番組で放送されていて(いわゆる朝ドラ)放送後にイノッチと有働アナが感想を好き放題言うんですけど(いわゆる受け)、僕はこの受けが大好きでした!

そもそもニュースキャスターという本来堅苦しい人たち(失礼)が、ざっくばらんにとりとめのないことを話すのが、朝ドラ初心者の僕には衝撃でした。イブのすべての「悪いやつらです」を地で行ってるな!と。 ものすごく面白い会話とか、切れ味鋭い考察を披露するわけではないけれど、ドラマの感想は観たあとすぐに共有したくなるのが人の性。放送当時は浪人時代だったので、朝ドラ受けまできっちり堪能し、ちょっと予備校に遅刻するのがルーティーンでした(汗)。

そして予備校でも当然あまちゃんの話。あまちゃんは話の進行上意味のない小ネタがいっぱいあって、おしゃべりの話題に事欠かないんですよね! とくに昭和ネタが多いので、昭和や平成初期が好きなことに定評のある僕としてはニンマリだったわけです。

各週ごとにサブタイトルがついていて、「おら、悲しみがとまらねぇ」という週が特に好きでした。言わずと知れた昭和の名曲、杏里の「悲しみがとまらない」(マツコデラックスも歌番組で熱唱してましたよね)の歌詞では、電話が鳴ることによって悲しみがとまらなくなるわけですが、あまちゃんの場合、ある人物の電話がきっかけで悲しみがとまりはじめる展開になるんです! いままでの辛く理不尽な状況が、この電話からオセロのように全て好転していく、物語の転換点になる週です!ここからボルテージがあがりまくり、高まる興奮は留まるところを知らず、予備校もちょくちょく休みました(爆)。実は朝ドラはその日のうちに再放送があり、面白すぎた回は朝と昼と夜の3回全部観るためです!

ということで、予備校生のみなさんはちゃんと毎日予備校に行こうね!(ヤケクソ)

新宿校夜間部、新しく始動します。

春です。桜の開花は例年よりも10日早いので、満開も10日早いですね。花見も良いですが、意外と寒いので気をつけてください。

デザイン・工芸科夜間部です。

春期講習会の真っ只中です。新しい年度の始動準備としては、春期は気持ちを上げていく期間となります。少し落ち着いて受験の心構えを作っていきましょう。

通常の授業は4月10日(月)からとなります。夜間部の始まりは例年通りオリエンテーションと学科模擬試験になると思います。いよいよ来年度の受験に向けた体制に気持ちを切り替えていきましょう。

 

この新宿校デザイン・工芸科夜間部のブログを5年ほど書いてきましたが、この度大宮校開設のためブログ担当者の勤務先が代わり、こちらを書く人は次の新宿校担当の講師になります。新しく変化します。

「変わらないために変化し続ける」良い言葉です。変わらないだけではなく、さらなる進化をしていくことでしょう。楽しみです。

今後も新宿校デザイン・工芸科夜間部を、よろしくお願いいたします。

2023年度入試日程はほぼ終了。春のイベントとか来年に向けて。

春めいてきました。暖かい日を増えてきました。名残雪という歌がありますが、数年前に桜に降る雪がありましたね。なかなかなんとも不思議な光景でした。

デザイン・工芸科夜間部です。

 

2023年度の入試は、ほぼほぼ終了した感じです。国公立と二次募集がまだ残っている感じでしょうか。そして、芸大の発表がいよいよあります。良い結果を期待したいです。

新美の方も来年に向けた準備が始まりました。まずは、春のスタートイベント

  • 開催イベント
    ○3月無料オープンアトリエ
    ○春期講習会直前講座
    ○春の3時間チャレンジ
    ○推薦入試説明会
    ○保護者のための芸大・美大受験説明会
    ○美術系高校受験 中学生のための説明会
    ○芸大・美大合格者作品展示
    ○大宮校開校無料オープンアトリエ
    ○春期講習会

終わってしまったイベントもありますが、来年の受験を考えている方は早めのスタートダッシュをしていきましょう。

https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-spring-special/index.html

春期講習直前講座のイベントもあります。

芸大デザイン・工芸科 / パーフェクト描写ゼミ(描き出し講座)

https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-spring-special/event-pre-spring/spring-L.html

多摩美術大学グラフィックデザイン学科の専門課題制作

https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-spring-special/event-pre-spring/spring-M.html

 

新宿校で全校舎全科で行う、お疲れ会が3年ぶりに復活しました!一年の労を労い最後に集まれる場を設けました。芸大の発表はまだ先ですが、まずはお疲れ!ってことで!

 

新学期生も募集しております。現役合格目指して、ぜひ新美でがんばりましょう!

https://www.art-shinbi.com/admission23a/