日別アーカイブ: 2018年7月7日

彫刻科です

彫刻科講師の氷室です。
梅雨があけ、いよいよ夏の到来を感じる暑さが続いていますね。
1学期も終盤です!
彫刻科では学期末コンクールがあります。まずは1学期の成果を自分で冷静に見つめる機会にしたいですね。そして夏期講習に備えてください!

話は変わりますが、最近、ヘンク・フィシュと言うオランダの作家さんの展示を見にいきじんわりと感動しています。
(ワコウ・ワークス・オブ・アートにて14日まで開催されています)
人体彫刻をその固体だけでなく、空間を必然的に巻き込んで表現し、発する何か”をその場で感じられる、そんな作品を作る事ができたらいいなと感じました。
久しぶりにアメリカのジョージ・シーガルやイギリスのアントニー・ゴームリーが改めて気になってきました。

ある本に、アーティストの可能性のひとつに、触覚・視覚・思考をユニークな形で全部つなぎあわせていく
と書いてありました。
私の中で色々なことがつながって、納得のいく作品に辿りつけるといいなと思う今日このごろです。

さて、話を戻しまして、最近の優秀作品を3点紹介させてもらいます!

もうとにかく、奴隷をこの様にしっかり作れることが、どんなに凄いことか…と感じます!
大きいですし、ミケランジェロの作品に迫ることの難しさと言ったら、単に写すだけの領域を越えて行かねばなりません!レベルの高い模刻です!


首から上がやや押さえられていますが、円盤の特徴を素直に良く感じ、描けています!
そして、形と色味にも反応出来ており、その強さゆえつい絵を眺めてしまいます。


本人の勢いを感じる1枚ですね。逆光ですが、貪欲に形を追っていく姿勢が強くて魅力があります。円盤を持っている動きが想像できる彫刻科らしい視点がいいです!

今回は以上です。

これからが、1番伸び時です!
これだけ目標がはっきりしている中で、集中して勉強が出来る環境は本当に貴重だと
振り返っていつも感じます。
インプットしてアウトプットする!!
充実の夏期講習を迎えましょう!!
夏期講習までの休みの期間にも、是非積極的に、展示や美術館にも足を運んでみてください!