日別アーカイブ: 2017年6月25日

アルチンボルド展で遊ぼう!

こんにちは。油絵科の関口です。
今日は芸大説明会の日ですが、このブログを読んで興味を持った人は、上野の西洋美術館で開催されているアルチンボルド展にも立ち寄ってみて下さい。

このアルチンボルド。1527年ミラノ生まれという事で、ルネサンスより少し後の時代、マニエリスムの画家に分類されるそうです。一番最初にこの人の絵を見た時、てっきり近?現代の作家だと思いました。

ただ、何回か画集などで作品を見ていく中で「技術的にはルネサンスの巨匠には遠く及ばない画家」と感じていましたので、今回はスルーしようと思っていました。ところがネットである動画を見たことで、行く気マンマンに…。思わず初日に行ってきてしまいました(笑)。
僕も動画をブログに載せようと思って撮影・編集までしたんですが、アップの仕方が分からず断念。今回はいつも通り画像での紹介とさせて頂きます。気になる人は僕の携帯に動画がありますので、気軽に声をかけてください。


何と言っても今回やってみたかったのは、入り口にあるモニタでの動画。自分がモニタ前に立つと、野菜や果物が集まってきて顔を作り、自分の動きに合わせて動き出します。こういうのもAR(拡張現実)の一種なのでしょうか?新しい技術に疎く、詳しい事はよくわからないのですが、とにかくやってみるとことをお勧めします。


初日にもかかわらず結構並んでました。


本人に似ているかどうかは分かりませんが、人によって顔を構成する野菜の配置が異なる様です。


この親子は、お父さんが赤ちゃんを抱っこしてモニタの前に。可愛らしい赤ちゃんの顔は、何と白い玉ねぎ1個(笑)。体はカボチャで、手はズッキーニ。お母さんも思わず「何これ?。顔が小ちゃ過ぎる?」と言いながら、笑って写真を撮っていました。大人は顔だけですが、赤ちゃんだと体まで表現してくれるみたいです。


そしてこのお父さんが赤ちゃんを少し下ろして、モニタの前に立つと…モジャモジャ頭も葉っぱで表現!何気に素晴らしい再現能力(笑)。


僕もモニタの前に立って、首を振ったり口を開けてみたりして楽しみました。僕に似て…ないですけどね。


最後は重力で野菜が落下して終了。結構楽しかったです。

これをやる為だけに、お金を払って入場したつもりですが、レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサンにもお目にかかれました。正直なところ展示にはあまり期待していなかったので、ちょっとお得な感じがしました。是非皆さんも訪れてみて下さい。

最後になりましたが、新美の1階に出来たギャラリーで僕の展覧会を見て下さった皆様、ギャラリートークに来て下さった皆様、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
次回はデザイン科の多田先生の展覧会です。僕もどんな展示になるか楽しみにしています。皆さんも色んな作品を見て、美術に対する興味をドンドン広げていって下さい。
http://www.art-shinbi.com/event/shinbi-gallery/