日別アーカイブ: 2017年11月14日

現役芸大生と学ぶ、リアル表現 その①

こんにちは教務課です。先週の日曜日に高1、高2生を対象としたイベントを実施しました。
その名も「現役芸大生と学ぶ、リアル表現」!
基礎科の先生たちの予想をはるかに上回る沢山の方にご参加いただきました。
ご参加して下さったみなさま、本当にありがとうございました。

タイトル通り、今回のイベントは「写実的」な表現を学ぶというもの。

本物そっくりに描けたらすごい!かっこいい! 羨望の的間違いなしです。フフフ。

第一弾はデザイン・工芸科編ということで、メイン講師は基礎科デザインの遠藤先生(もちろん現役芸大生!)です。
宜しくお願いいたします。

今回みなさんに描いてもらったモチーフはこちらです。

りんごとパパイヤ!おなじみモチーフだけに、これ描写ばっちりできたら目立つこと間違いなし。

 

ではまず、先にパパイヤから描きはじめていきます。

なんだか難しそう…ですが、安心してください。

とっても丁寧なレクチャーが入ります。

形の取り方、筆の動かし方、水の調節、パレットの作り方などなど

先生のこだわりや、リアルに見せるテクニックなどとっても勉強になる内容です。

一つ一つの工程を言葉で説明しながら、実演していきます。

 

そうこうしているうちにベースが出来上がりました。

なんだかすでにそれっぽいぞ。色の選び方も参考になりますね!

先生のかっこいいデモストを参考に、みんなも描き進めていきます。

お昼前に一度中間講評が入ります。一旦手をとめてみんなの作品を見比べてみたり、ここからさらに細部を描き進めるための注意点など説明されます。

午後からはりんごにも着手していきますよー。

さあ、後はみんながバリバリ描くだけ!観察!描写!

良い集中力です。

最後はみんなの作品を一斉に並べて講評会をしました。

皆さんの力作を紹介します。一部しか載せられないのが残念なほど、みんな気合の入った良い作品でした!

 

ラスト2枚は遠藤先生作。

やっぱりすごいなあ~

描いた作品はきれいに包んで持ち帰ってもらいました。ぜひ周りの方々に自慢しちゃってください。笑

**************************************************************

この記事を読んで興味を持った方!

行きたかったのに日程が合わなかった方!

 

安心してください、11月26日にもイベントがありますよ(^o^)b

次回は

・油絵科編(油絵具によるリアル描写)
・日本画科編(岩絵具による本格的日本画体験)
・彫刻科編(石膏削り出しによるリアルな立体表現)

の三本立てです。

デザイン工芸編は今回のみですが、26日も面白そうな課題もりだくさん!

詳細および申込みはこちらから!

 

それではまた。

 

 

映像科:武蔵美映像学科の企画展

こんにちは。映像科の森田です。
秋も深まり映像科には推薦入試のシーズンが到来しています。
東京造形大学のAO入試は先日発表でした。
無事に合格が決まった皆さん、おめでとうございます!
これからまさに試験を迎える武蔵美公募推薦組も続いて行きましょう。

さて、そんな推薦入試を受ける人にもオススメの展示の紹介です。

吉田直哉 映像とは何だろうかーテレビ番組開拓者の思索と実践Naoya Yoshida : What Is Visual Image?Ideas and Practice of a Television Program Pioneer

吉田直哉さんはドラマやドキュメンタリーの演出家であった一方で、1990年に映像学科が創設された時の主任教授でもありました。これを書いている森田が武蔵美に入学した時には既に吉田先生は退任されていましたが、著書の『脳内イメージと映像』は受験生の時に読みました(当時はあまりわかってなかった…)。その後『映像とは何だろうか』という本からは色々なことを考えましたし、最近あらためて読んでみた『テレビ、その余白の思想』も非常に面白かったです。
映像学科を志望する人、必読!というと言い過ぎかもしれませんが、ドラマやドキュメンタリー以外のジャンルに興味がある人が読んでも発見があると思います。

12/2(土)と12/11(月)には関連企画の上映やトークイベントもあるようです。
11日の「ムサビで映像を学ぶことのヒント」というタイトルについ反応してしまいます。
僕もムサビ生であった頃を思い出しつつ、聴きに行きたいと思います!