月別アーカイブ: 2017年11月


芸大デザインコース

こんにちは。芸大デザインコースです。

12/3(日)プレ冬期が開催されます。

夜間部生は、1日通しで制作できるいい機会です。

アトリエに張り出している生徒の作品や、講師のデモスト作品、直筆解説資料も充実してきました。

講師のデモストと一緒に制作しながら、いつどこをどれくらい見て、どのように表現しているのか、時間や情報の配分など、観察力と表現力を肌で感じ参考にしてくださいね。


映像科:「For Your Eyes Only」のこと

こんにちは、映像科講師の土屋です。

映像科では、武蔵美の推薦コースの授業が少しだけ一段落しました。
(生徒の皆はまだまだ気を抜かないでね)
以前に私が新美ブログを書いた時から三ヶ月も経ってしまいましたが、
たしか8月に原稿を書いていた時はこんなポートフォリオたちが生まれるとは思ってもみなかった…
作品を作るって時間はかかるけど、人としてはどんどん色んな面が見えてきますよね。

そんな作品を作るということに絡むかどうかわかりませんが、
私も今まさに、新美の1階ギャラリーで展示をさせていただいております。

会場はこんな感じ。
少しだけ作品説明をします。


これは2012年に初めて作った『Afterglow』という作品です。
水槽に、溶ける紙にプリントした写真を浸し
何日かかけてゆっくりと像が滲んでいく作品です。
これを見てすぐに「モネだね」と言われた時嬉しかったです。

これは2017年に作った『まぼろしレコード』というシリーズです。
EPサイズとLPサイズ、パターンもいくつかあります。
レコードが止まるとアニメーション(動き)も消える、
そんなところから「まぼろし」と付けています。

これはこの展示のために作った『P_H_A_N_T_A_S_M_A』という映像作品です。
スキャニメーションというおもちゃを映像化してみよう、という考えから始めました。
映像の中のスリットと、実物のスリットが重なって
不思議な光の現象が起こっているので
ぜひ自身の目で見てみて欲しいです。

どれもその場でしか体験できない作品を作ったつもりなので
ぜひぜひ会場までお越し下さい。
12/1(金) 16:00〜 にはギャラリートークもあります。

+++

土屋由貴個展
「For Your Eyes Only」

2017.11.24.fri → 12.9.sat
10:00-18:00
at 新美ギャラリー(新宿美術学院 新宿校1階)

artist web : http://yukitcy.tumblr.com

[ギャラリートーク]
12/1(金) 
16:00頃スタート
@新美ギャラリー会場にて


くにたちの基礎科

国立校基礎科です。

大学通りは銀杏並木が鮮やかな黄金色に色づいています。
一橋大学では先週末学園祭が開かれました。

 

今月基礎科デザイン・工芸クラスでは、さざえの描写と塑造を制作しました。
粘土が初めての学生も楽しんでつくっていました。
今日はその一部を紹介します。

     

     

     

     

     

     


去年サザエをつくったので、手をつくりました。

 

2学期もあと2週間で終了。
12月15日からは冬期講習会が始まります。

これから美大受験の勉強を始めようと考えている人や、冬期講習受講を迷っている人は
まず無料体験を受けてみましょう。12月9日まで可能です。
今からでも間に合います!!

 

 


モンドリアン④ こだわり

こんにちは。油絵科の関口です。
今回はいよいよモンドリアンの最終回です。
さて、過去3回のブログを読んで頂ければ何となく分かると思いますが、モンドリアンはとにかく色んなところに『こだわり』がある人です。

そこでまず真っ先に思い浮かぶのは、カラーリングですよね?1921年以降は赤・青・黄の三色にこだわって、それ以外の色彩は殆ど使っていません。※白、黒、グレーの無彩色は使っています。
コンポジションC 1935年

その昔、芸大のある先生が「モンドリアンの黄色はフェルメールの黄色と同じだ!」と豪語したと聞きました。当時浪人生だった僕は、丁度やっていたモンドリアン展に赴き、目を皿のようにして観た記憶があります。ただ、その時はまだフェルメールの本物を見た事がなく、確認しようがなかったのですが…。両方本物を観た今からハッキリ言えるのは「同じって事はない!」です(笑)。でもフェルメールとモンドリアンの類似性を語るのは面白い観点だと思いますし、モンドリアンの塗りはフェルメールに匹敵する程のこだわりがあるのは確かです。ここではスペースが無いので書ききれませんが「モンドリアンのルーツはフェルメールにあり」という説には賛同したいと思います。
フェルメール 手紙を書く女 1665年頃

ところで、非常にマニアックな話になりますが、モンドリアンの絵をクローズアップしたものをご覧になった事はありますか?これがまたスゴいんですよ!これを見ると、彼がデザイン領域の人ではなく、ファインアート系の住人である事が分かると思います。この辺はデザイン系の人からしたら、許せない塗りムラ、甘い仕事、雑な仕事…に見えるかもしれませんね。でも絵画の世界では、これが良いんです‼︎
作品のクローズアップ

さらに拡大した作品の一部


テープを使った試行錯誤のエスキース?作品。これもたまりません。


絶筆、ヴィクトリーブギウギのディテール。未完成とも言われていますが、作者の息遣いが感じられるほど生々しく「整えていない」という事で逆にリアリティーを感じますね。


あとモンドリアンは、部屋の中も徹底的にこだわっていたようです。この図版はモンドリアンのアトリエを再現した部屋だそうですが、垂直水平の世界は、まるで彼の絵の様ですね。しかし…この部屋は落ち着くんでしょうか?

モンドリアンが存命中、写真家が彼のアトリエを撮影したものも多数存在しています。ピリピリとした緊張感の漂うものが多く、神経質な人だった事が伺えます。

気付けばモンドリアンだけで4回も書いてしまいました。それだけ語る事の多い、面白い作家なんです。新美にも画集がありますので、ブログを読んで興味を持ってくれた人は、是非新宿校6階の画集を見に来て下さいね。


彫刻科 お知らせと近況作品

彫刻科講師の氷室です。

今回は、近況報告の前に1点お知らせです!
12月3日の日曜日9時から16時半、新美にて美術解剖学特別講座を開催致します。
東京芸術大学美術解剖学の専門の講師が指導。特別限定の講座です!

油土を用いて本格的な手の解剖模型をつくる実習を行います。
手を骨から作り筋肉を付けて行きます。
彫刻科でもなかなか聞きくことができない、解剖学の知識を持っていらっしゃる先生ならではの話や指導が盛り沢山です。
・手の構造
・形を決定する骨
・量感を作る筋
・姿勢と連動した体の表面に現れる重要なレリーフを作る腱
・現実味を与える血管
など、勉強になることは間違いありません!!

実習の前にまず、人間の“手”の構造についてと、実際に芸術作品のなかで表現されている“手”についての講義を行います。
彫刻科の皆さんには、是非、聞いてもらいたい内容です!!
ちなみに作った模型は持ち帰ることが出来ます。

興味のある方は是非、新美のホームページ、【プレ冬期】のコーナーをチェックしてみて下さい。
※定員になり次第締め切らせて頂きます。

さて、2学期も、もうすぐ終わりですね。
寒くなってくると一気に受験が近づいてきているなと感じる様になります。
冬期講習は現役生も昼間部生も一緒に制作ができるので、大きな山場になります。
気合が入る空間で、実力を最大限に引き上げて行きましょう!

最近、新美では塑造の課題の中で、トルソを作りました。
首像だけの時と違って、全体に動きが連動していたり、どの様に立っているのか、腕のねじれなど難しい点もありましたが、それぞれの雰囲気を上手く拾って表現に至るまで制作できていると思います。

3作品 紹介します。


それぞれ、含みのある目線が表情を作り出し、見る方に、言葉は無くとも、静かに存在を訴える作品だと思います!!
みなさんを、改めて凄いなと感じさせてもらいました。

そして粘土量のある課題が続きました。
こちらはラボルトの模刻です。
なかなか作る機会も少ないモチーフですが、逆に新鮮に観察できたのではないでしょうか。
印象も良く似ています。

こちらのフォーン2枚は、現役生のデッサンです。
タイプの違う2枚ですが、どちらも、見ている視点を感じる、フォーンのリアリティに迫れているデッサンです!

空間を感じます!


存在感がありますね!

今回はここまでです。
稲田先生が前回のブログで分かりやすく話されていたこと、私もとても大切なポイントだなと思います。
どんな些細な事がきっかになるか分かりませんし、どのタイミングで、言われている考え方や見方の意味が繋がるかも分かりません。
課題をこなしていき、終われば、はい今日は終了!ではなく、常に、次はこうしていったらどうかな、と復習と工夫を重ねていく日々であって欲しいです!
(工夫を自ら工夫できることが大切です!)

2学期残りの2週間も、濃いものにして行きましょう!