月別アーカイブ: 2017年10月


冬のはじまりの日

ハッピーハロウィン!こんにちは教務課です。
ここ最近はニュースでもひっきりなしにハロウィンの話題があがっていましたね。
今回は新美内でもっともハロウィンを楽しんでいる!ともっぱらの噂の日本画科に突撃しました。(私自身は行きつけの歯医者さんでお菓子をもらってようやく思い出したレベルです、、、)

新美の日本画科は5Fのアトリエで授業をしています。

画材屋さんの真横という、非常に買い物に便利な立地です。

おじゃましまーす(^o^)

早速、アトリエの壁にかわいい飾り付けが!!テンションあがっちゃいますね!!

この日はモチーフもかぼちゃづくしでした♪

仮装を楽しむ姿も。生徒だけではなく先生も一緒に楽しむのが新美日本画流なのです。

謎の生物発見。

大きさがなかなかリアルな眼球、、、(※チョコレートです)

お菓子もたくさん集まったぞ。

 

今日ニュースで見たんですけど、ハロウィンの経済効果はあのバレンタインデーに匹敵する規模だそうです。ちょっと意外でした。
(ちなみにクリスマスはさらにその5倍の経済効果を誇るとか、、、)

そんなハロウィンの起源は古代ケルト人(紀元前5世紀から紀元前1世紀頃にヨーロッパ中部・西部で栄えたとされる民族)が行っていた、その年の収穫を祝うとともに悪霊を追い払う儀式にあるそうです。日本でいうお盆に近いイメージですかね。
そしてもう一つ、10月31日のこの夜は一年の終わりでもあり、冬の訪れを意味する日でもあったそう。

 

今日が終わればもう11月。

11月はイベントに公開コンクールに目白押し!

12月は冬期講習会、終わればセンター試験、入試直前講習会、そして入試へと一直線。

 

皆さんの「勝負の時」が来るのは、案外あっという間なものなのです。

これからの毎日を、より大事に過ごしていきましょう!


モンドリアン③ 抽象という大海原で…

こんにちは。油絵科の関口です。
10月だというのに、日曜日が2週間連続で台風に見舞われてしまいましたね。「せっかくのお休みが台無し」という人も多いと思います。まぁ、こういう時は学科をやったり、資料を集めたり…家で出来ることを探して、時間を有効に使っていきましょう。

さて前回に引き続き、モンドリアンの作品を通じて彼の足跡を辿っていきたいと思います。

初期の作品は写実的な部分が残っていましたが、1917年頃からは垂直水平の線のみになりました。次第に色彩も限られたものしか使わなくなります。1944年に亡くなるまで、ほぼそのスタイルが続くことになります。しかし、限られた要素だけで制作を続けていたのに、決してマンネリ化する事はありませんでした。よく見ると、彼の作品は毎回新しいチャレンジと実験を繰り返していたのが分かります。ただ、彼の突き進んで行った抽象絵画の世界は、一般人の理解の範疇を遥かに越えていたに違いありません。

「抽象はよく分からないからちょっと…」という人も、僕の解説を読んで、少しでも興味を持って頂けたなら幸いです。


1921年のこの作品では、正方形のキャンバスを45度傾けて使用しています。黒い線はキャンバスの端に接していますが、よく見ると殆どの線は画面の端まで行ったところで止まっています。


1930年に制作されたこの作品では、上の作品と同様に45度傾けていますが、色彩は白と黒のみで、線の太さを微妙に変えていますね。線は全て端まで引いてあります。ラインの位置にはかなりのこだわりが感じられます。これはもう確信犯です。

1927年制作。この作品でも「画面の端に線が付くか、付かないか」という部分に徹底的にこだわっているのが分かります。う〜ん。このスレスレの緊張感。


1929年の作品。ここでは完全に外側に線がくっついていますね。あと、よ〜く見ると…白も寒色・暖色の2色ありますし、タッチの方向も違います。(残念ながらこの図版では分かりませんね)黄色い色面の隣にある黒い面は、黒い線とは区別して色を塗っています。青い面の下の線も他の線と比べると、ちょっとだけ太いですよね。超マニアック!


こちらは1934年の作品。未完成なのかもしれませんが、木炭で画面の色んなところに線を引いて、位置を決めている事が分かりますね。

1936年の作品。この黄色い色面は、独立した二つの色面でしょうか?それとも一つの黄色い色面の上に黒い線が乗っかっている、と解釈するのが正しいのでしょうか?こういうところが気になり始めると、夜も眠れません(笑)。

1937〜42年の作品。この青い線に見えるものは「線」という概念で捉えて良いのでしょうか?それとも青い「面」と考えたら良いのでしょうか?同様に右端の赤も「線」なのでしょうか?「面」なのでしょうか?本当のところは本人じゃないと分からないんですよね…。


1939〜42年の作品。上記のことからから考えると、この作品の中にある黄色と赤は、多様な解釈が可能です。

1942年の作品。黒い線がなくなって、赤青黄の線のみになりました。この作品にある線の上下関係を観察してみて下さい。赤が上だと思ったら黄色の下に潜り込んだり、下にあったと思ったら上に浮上してきたり…まるで織物の糸のようです。
実は1940年頃からモンドリアンはニューヨークに移り住んで、第二次世界大戦の戦火を逃れています。ニューヨークの街並みや生活の中からインスピレーションを得たのか、この作品には「New York1」というタイトルが付けられています。

1942年の作品。「Broadway Boogie Woogie」
まるでニューヨークの街を上から俯瞰したような作品ですね。


1942〜44年の作品。Victory Boogie Woogie
この作品がモンドリアンの絶筆とされています。最後の最後に辿り着いた彼の作品の集大成ともいえる傑作。これは僕の大好きな作品の一つです。

 

こうやって彼の足跡を辿っていくと「如何に彼が試行錯誤を繰り返し、誠実な画家であったか?」が分かると思います。それまで誰も冒険したことのない抽象という世界の大海原に、たった一人で立ち向かって行った姿を想像すると、勇気が湧いてくる気がします。
今までモンドリアンを「ただのマスキング野郎」だと思っていた人も、一度じっくりと彼の作品を鑑賞して、奥深さを味わってもらいたいと思います。


彫刻科!盛り上がっていこう!

こんにちは。彫刻科の小川原です。彫刻科はタイトル通りここ最近昼間部も夜間部も全員の成長が目覚ましいです!この夏から集中的に取り組んできたクロッキーの特訓が功を奏してきたのだと思います。でも僕はまだまだ満足していません。絶対に安定してモノが捉えられるレベルまではまだまだです。意識をより高く!向き合っていきましょう!

彫刻科ではクロッキーから出だしの印象の見切りについて特に力を入れて指導しています。クロッキーって技術的にはこういうものだというのが存在するけど、言語化して具体的に指導したりはあまりしないと思います。で、結局狂いの激しいクロッキーを1枚本番前の柔軟体操の様に適当に描いて、そのまま本番も狂ってしまうという人がほとんどではないでしょうか。それだと意味ないです。むしろ誤ったモチーフのイメージが頭に定着してしまうのでやらないでぶっつけ本番に全集中力をかけた方がましかも…。
クロッキー力を身につけるには正しい見方を知る必要があります。それを間違えるとまじめに課題をこなしていても上手くなれないまま時間だけが過ぎていってしまうのです。


沢山探りを重ねて合わせていくクロッキー。


空間的に調子を捉えていくクロッキー。

 


クロッキーをデッサンに繋げていく。


僕が浪人中描いていた描き方で思い出しながらやってみました。陰側を真っ黒に塗りつぶしてから進めます。あまりに特殊すぎて基本的な指導では役に立たないので普段は他の描き方で教えています。


浪人時代もこんな感じのデッサンでしたが、変わったのはスピードです。ヘルメスは2時間。ガッタメは3時間ちょいの時間で描いています。見切りが良くなるといくらでも早く正確に描けます。
描き出しはまさに塗潰し!

デッサンや塑造を学ぶ上で「描き方」「作り方」にこだわりすぎて肝心の「見方」についておろそかになっている人がほとんどだと思います。
評価されている作品をまねているだけでは当然その本人には勝てないし、個性無く似通った作品というものは受験では淘汰されていくものです。上手い人は結局上手い。これは揺るがないです。こういう人は特にクロッキーを描いたことが無くてもやらせてみたらできるものなのです。でもそれは「上手い人理論」なのであって、普通の感覚とはだいぶかけ離れています。そういう意味でクロッ
キーってあまりに感覚的すぎて(実際は違うけど見た目はそう見える)いきなり上手い目標を見せられても内心無理ーっ!!って思ってしまって構えてしまうのだと思います。それを1つ1つ理解していき、最終的には感覚に落とし込んでいくことが大切なのです。

合格を見据えていくには「見る力」を高めて、「個性」を伸ばしていくことが重要です。
新美では指導している中で特にその辺を意識しています。
実際に生徒が描いている状況も含めて見てみましょう。6時間制作です。


やはり出だしが重要ですね!!

調子が美しい作品です。手前の肩をもう少し具体的に形にできると更に良いです。


6時間制作とは思えない完成度だと思います。色々なことを気をつけながらギリギリまで内容を高めようとする努力が感じ取れます。


明快な描写が気持ちいい作品です。描写は丸みが似ているように感じるので、更に部分ごとの変化に敏感になれると良いです。


下が切れてしまった構図がもったいないです。切断面だけで済んだのには救われました。ただそれを補って余る魅力があります。

次に塑造作品を紹介します。バリエーションが大切ということで、4点とも異なる生徒の作品です。(模刻なのでバリエーションも何も無いかもしれませんが)

短時間でしっかり印象を合わせて来れました。細かく作り込むことに一生懸命にならなくてもこういう土付けで捉えていくのは良いと思います。


完成度もあり、精度も高い作品です。毎回安定した作品が出せていますね。この調子です!


目の印象がもう少しかなと思いますが、かなり難しいねじれの動きが捉えられていて良いです!


現役生の作品です。僕は受験課題で良くやる模刻の中ではジョルジョが一番難しいと思っていますが、今回出だしから印象よく捉えられていて驚かされました!これからまたどんどんレベルアップしていけそうないい見方ができていました。

皆まだまだ伸びます!むしろちゃんと分かってきたからこそ出来るようになることは本当に多いです!徹底的に教えていくので盛り上がっていきましょう!!

僕が今制作中の作品。「暗闇の翼」ブロンズにします。


うわさの特殊課題

こんにちは教務科です。
何やら今週、基礎科でおもしろいことをやっているらしい….と小耳にはさんだので視察にきました。

 

新宿校の基礎科は、2階の大きなフロアで授業をしています。

今回は月火水と月金コースの授業におじゃましてきました。

教室内に入ってみると、

大量のかぼちゃがお出迎え。

そうか!この時期にかぼちゃ、おもしろいイベントといえば、、、、、、

そうです、ハロウィンの時期ですね。

今回は[かぼちゃ]を使って、いつもと違うことをやってみよう というハロウィン仕様の特別課題!

描いてもよし!作ってもよし!そのほか(常識の範囲内ならば)何でもよ~~~~し!!!

普段のバリバリの受験対策とはちょっと違った、発想力が試される課題です。

 

みんなにお願いして、ちょっとだけ製作の様子を見せてもらいました。

いきなり丸太の切り出しに出くわしました。こりゃあ大物の予感。

ちなみに丸太は本人の持ち込みですが、どうやって手に入れたのかは秘密ですって。

なんかかぼちゃの皮みたいなやつがいる…….

こっちは裁縫していますね。いったい何になるのかまだまだ読めません。

緩衝材に空気をいれて膨らましているみたいですが….?

きれいですね。これがかぼちゃになるのかな???

こっちは細密着彩の直球勝負です。

一個でもかわいいですけど、いっぱいあるとよりかわいいなあ。

こっちもシンプルなかぼちゃの模刻と思いきや、落ち葉を組み込んでいます。自然の色合いがすてき。

これはまた根気のいる作業だ…..! 色の組み合わせが秋らしくてほっこりしますね。

 

みんなとっても自由に楽しんでいるみたいです。

中には音声を録音したいので空き教室を使わせてほしいという生徒もいました(いったい何になるのかな?)

色んな専攻の子が所属している基礎科ならではのバリエーションの豊かさ。いや~~完成が楽しみ。

 

以上教務科でした!それではまた!

 

オマケ

「すごいっすね~!」と、加藤先生がつくったかぼちゃに興味を示す臼田先生。


芸大デザイン

こんにちは。芸大デザインコースです。

新美芸大デザイン科 第62回公開実力コンクール

普段とは違う場所で、模擬試験として与えられた同じ時間帯で、大勢の中でどのように考え制作し仕上げるのか、講評ではどのように評価されるのか、技術とメンタルの経験になるとてもいい機会です。

 

10/29(日)形体構成

他予備校ではあまり実施していない、形体構成模試の経験を。

11/3(金・祝日)デッサン

新しく施行した集中灯での初めてのデッサン模試です。

11/5(日)色彩構成

ひと味違う課題とモチーフです。

申込お待ちしています。