日別アーカイブ: 2017年7月1日

彫刻科 芸大説明会&近況

こんにちは!彫刻科講師の稲田です。一学期も終盤にさしかり夜間部はコンクールがはじまりました。一学期に取り組んできたことが少しでも形になるとよいですね。

さて、彫刻科では先日開催された東京芸術大学彫刻科平成30年度入試説明会において大切なお知らせがありました。すでに知っている学生も多いと思いますが平成30年度入試から2次試験の課題が変更になります。

平成29年度(変更前)         平成30年度(変更後)
2次試験                2次試験
素描          →       彫刻Ⅰ
彫刻                  彫刻Ⅱ(塑造)

2次試験の素描がなくなり、代わりに彫刻Ⅰという実技になりました。
説明会でもまだ詳細については未定とアナウンスがありましたが、これまでの基礎的な彫刻に必要な力+自分のセンスを活かした幅広い出題の可能性が予測されます。新美では日頃から受験指導の枠内だけでなく大学に入った後にも生きる力を付けてほしいと各講師が色々な角度からアプローチしてくれています。受験課題だけやっていればいいという見方に凝り固まらず、自分の感性を磨くためにいろんなことに今まで以上にチャレンジする一年にしましょう!!そうすればどんな課題であろうと自信を持って試験に臨めるはずです。
新美彫刻科では今週から素描課題を彫刻Ⅰ課題に変更してカリキュラムを実施しています。
更にプレ夏期、夏期講習のカリキュラムも新課題に対応するため変更しました。どのような形の試験課題が出題されるかはっきりしていない初年度だからこそしっかり対応した指導を講師一同心がけていきたいと思います!!カリキュラムの変更詳細は新美HPのトップ画面、NEWS→彫刻科・夏期講習会カリキュラム変更のお知らせをご覧下さい。

では、授業作品を紹介します。


作者の課題であった、自然な色の調子と形をしっかり描き込むことが両立出来ました。頭部から髪にかけての印象はもう一歩踏み込んだ観察が必要です。


形の成り立ちで言葉にはならないものを伝える。彫刻にとって大切なことを感じさせてくれる作品になりました。


形を粘り強く追い切る姿勢が緊張感に繋がっています。硬さが抜けてくるとより広がりが出てくるでしょう。

最後に。グループ展に出品します。
Small Works 2017
2017年7月3日(月)?15日(土) 11:00-19:00(最終日16:00まで)
ガレリア・グラフィカbisにて


出品作品 《やわらかな輪郭》2017年