こんにちは、映像科講師の土屋です。
映像科では先週4/21(木)?23(日)、3日間で
「ストップモーション・アニメーションを作ろう」という授業を行いました。
グループワークで、実際に1?3分程度のコマ撮りアニメ作品を作ってもらい、
23日の発表にはなかなかの力作が3本そろいました。
さて、その前提授業となる21日には、制作の参考になるような映像作品を
上映しましたので、上映しきれなかったものも含めて、いくつかご紹介します。
ブログだとYouTubeなどにすぐ飛べるのでぜひ見てみてください。
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『オオカミとブタ -Stop Motion with Wolf and Pig-』作者:竹内泰人さん
「ストップモーション・アニメーションは、写真の連続で出来ている!」
という特性の参考として観てもらいました。
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『こまねこ はじめのいっぽ』監督:合田経郎さん
コマ撮りアニメを作るこまねこの話。
こまねこ自体もコマ撮りアニメで作られていて、構造が興味深いです。
調べてみたら、東京都写真美術館『過程を見せる展覧会。“絵コンテの宇宙ーイメージの誕生”』
での展示が、こまねこの始まりなのだそうです。
http://www.komaneko.com/intro/about.html
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『Western Spaghetti』監督:PES
「物をコマ撮りで動かしてアニメーションを作る」という話の参考として観てもらいました。
この作品は、音の使い方がヤン・シュヴァンクマイエルを彷彿とさせますね。
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『The Joy of Books』監督:Sean Ohlenkampさん
新美の課題ではテーマを「場所に魂が吹き込まれる」として制作をしてもらい、
この作品はそのテーマの参考として紹介しました。
この本物の本屋さんを使った作品、すごく手間がかかりそうな分
温かみのある映像になっていますよね。
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この他に観てもらったのは、
ヤン・シュヴァンクマイエル『闇・光・闇』や伊藤高志『SPACY』などなど。
紹介したい映像作品はまだまだたくさんあるのですが、
ストップモーション・アニメーションは技法として定着しているので、
世の中にさまざまな表現が溢れているのです。
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新美では、こんな感じで
通常の紙+鉛筆の課題以外のワークショップも時々行っています。