日別アーカイブ: 2016年6月9日

6月19日にプレ夏期講習会。芸大デザイン科の「手」の構成デッサン授業です!!

雨降り季節の6月ですね。デザイン科総合コースの滝口です。

そんな6月で、はや1学期終わりも直ぐになってきましたね。
6月19日の日曜日に、プレ夏期講習があります。
今年は、新美の講習会の授業を1日しっかりと体験出来る様に、オープンスクールという形にして、講習会の雰囲気をしっかりと味わえます。

芸大デザイン科では、一言にデッサン試験と言っても、様々な課題もあって対応するには多くの内容が求められています。
短期間で色々と理解したいし、デッサン力もつけたい。
そんな要望をしっかりと応えるべく、ポイントをしっかりと説明して、1枚1枚のデッサンの中でステップアップ出来る様に指導していきます。

課題は、芸大デザイン科は「手」を含めた構成デッサンを行います。
そこで、先日授業で行われた「手」のデッサン課題の一部を、僕も参加したデモスト作品も踏まえて、そのポイントをいくつか挙げてみたいと思います。
※「両手を描きなさい」という課題で、画面サイズは芸大サイズです。

先ずは描き出し。
当たり前ですが、石膏と違って手は動きます。その『動いてしまう』というところが、形を取る上でポイントとなります。この描き出しは、大体15分程度です。
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次に調子を乗せてみます。
ここでのポイントは、石膏や静物デッサンと違って、『光の設定は自由に出来る』です。
その具体的な表現の仕方は是非指導で!!
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描写ですね。手って固有色もあるし、人それぞれ指の形ととか肉付きも違うから、描く所を見つけるのって苦労しますよね。
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フィニッシュワーク。いっぱい描く経験も大切ですが、ポイントをしっかりと理解出来たら、画面のサイズが変わっても、時間が少なくなっても的確に表現出来る様になります。
このデッサンは、おおよそ6時間?7時間程度で、芸大サイズ(木炭紙大よりも少し大きめ)です。時間に余裕があったので色々と細かい描写も出来ました。
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少し学生のデッサンの紹介と講評の具合も。
この学生は、何と手を描くのは初めてだったそうです。石膏デッサン等で、基本的なデッサン力はついていますが、初めてでここまで描けるれば十分ですね。
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次の学生の作品は、少し構成が小さくなってしまいましたが、とても光の設定や色合いが素敵ですね。
まだ形のズレもありますが、ポイントはしっかりと押さえられています。
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この学生の作品はまだ制作途中段階ですが、こちらも手の質感や色合いがとても奇麗です。構図の大きさも心地良いですね。
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先ずは手の基本的なデッサン力を身につけるのは大事ですね。そこから色んなポーズや関係等も描けれる様になって行きます。
夏期講習では、そこまでのレベルまで到達出来ていれば、手の構成デッサンはバッチリ!!
新美の芸大デザイン科構成デッサンコースでは、しっかりとそのレベルまでポイントを教えて行きます。勿論、石膏やモチーフのみの構成もあるので、他にも色々な課題への実力アップを実現します!!

先ずは、19日のプレ夏期講習会で体験してみて下さい!!
お申し込みはこちら。
https://pro.form-mailer.jp/fms/00160c9e93086
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