こんにちは、建築科講師の半田です。
新美建築科では先日、空間考査と題して教室の実測を行いました。
マスキングテープとメジャーで、教室の至る部分を測ります。生徒同士のコミュニケーションも活発になりました!わきあいあい、良い雰囲気です。
空間認識能力は、鍛えられるものです。
随分前の芸大建築科の一次試験は感覚考査でした。ぱっとみた天井の高さがどれくらいかとか、この部屋の広さはどれくらいか、色味の差を理解できているかなど、建築家に必要な能力を持っているかがまず問われました。
もちろん、その当時の入試対策として新美では感覚を研ぎ澄ます課題をたくさんやっていた記録が残っています。
現在は入試問題ではありませんが、この能力は志望校合格にはかならずや必要なものです。ですから、早い段階でもののスケール感を掴む訓練をしようという課題でした。
教室をくまなく実測した生徒たちはそのあとに、室内に想定した円柱を二本しつらえ、デッサンをしました。
まだまだデッサンとしては修行が必要ですが、かなり勉強になったのではないかと思います。
このように、新美では他の予備校ではやらないような問題が数多くあります!
新美の卒業生が各大学で活躍しているのは、こういった訓練が基礎をつくっているからなのではないかと思います。
興味がありましたら是非一度、覗きに来て下さい!