日別アーカイブ: 2016年2月6日

芸大入試の足音が近づいてきました!

こんにちは!彫刻科の小川原です。
1月も去り、2月に突入!私大入試の真っ只中ですね!生徒の皆さんは毎日朝から夜まで追い込み大変かと思います。最高の緊張感のもと、自分の作品と向き合って、しっかり方向性を定めていきましょう!

さて、今回は特に魅力あるデッサンが出たので2枚紹介したいと思います。
昼間部生の作品。
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光、陰を巧みに表現し、魅力ある空間づくりが出来ています。作者の自信が漲っている傑作だと思います。久しぶりにすごいデッサンを見る事が出来て感激しました。受験では桁外れの緊張感の中での勝負になります。最後は自分を信じる事が出来るかどうかが命運を分けると言っても良いでしょう。これだけ描ければ大丈夫。本番では楽しんでいい1枚を描いてきて下さい。

夜間部生の作品。
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形をとるのに苦戦していました。事実出だしの形の印象はかなり悪かったです。でもそこで無駄に時間を浪費するより、多少違っててもどんどん描きながら直すスタイルが性に合っていたようです。とりあえず止めずに進めて!という一言の後烈火の如く印象を引き出していく様は後ろで見ていて爽快でした。この調子です!

先日芸大の卒業、修了制作展が開催されていました。毎年見に行って思うのですが、学生とは言え、自身の実力の全てを出し切って、1年と言う期間をかけて作り上げた作品は、作家の作品を超越するほどの力強い魅力を放つのだなあと実感させられます。
そうした作品達を目の当たりにして、「うん!僕も頑張ろう!」と思うのでした。

修了制作展では、新美で講師をしてくれている岸本先生の作品が出品されていました。

巨大な男の頭部のテラコッタ作品。
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とても大きな作品ですが、細部にかけて並々ならぬ完成度への執着心が感じられます。

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石彫の作品です。学部の卒業制作では女性の頭部に鯉が乗っている大理石の作品が出品されていました。

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髪の流れから犬への変化が美しいです。

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大理石の作品。

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一瞬何かな?と思いましたが、刀を置く台だったんですね!
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これから芸大を受験する人たちの中で実際に見に行った人も沢山いると思います。どうでしたか!?自分も早く作品をつくりたいな?!と思いましたよね?その気持ちが大事ですよ!皆さんが目指している世界に間違いは無いです!毎日デッサンや模刻を繰り返し、体力的にも精神的にも疲れている事と思いますが、本当にいい作品をつくるにはこれらの基礎は大学に入る前に必ず修得している必要があります。卒展で素晴らしい作品を出品していた先輩達ももれなくこの道を通過して来たんです。皆さんも負けずにやりきって、羽ばたいていって欲しいです。

頑張ろう!