月別アーカイブ: 2015年12月

基礎科 日本画の様子

 

基礎科日本画です!

先日、日本画では自分の好きな物をモチーフの倉庫から探してきて細密着彩をするという課題を行いました。
絵を描く原動力というのはやっぱり自分の好奇心だったり五感を刺激するものだと私は思うので、この課題は中々面白かったのではないかと思っています。
興味あるものを真剣に描き詰めていくと、そこには新しい物の見方や捉え方が生まれてくるのではないでしょうか。
私も浪人時代によく家の中にある何の変哲もない物を選んでは細密着彩をしたものです。
例えば使い切れなかったタマネギの半分に切ってあるものだったり、乾燥しきってしまったパン、カビの生えてきたミカンなど…
予備校のセットされたモチーフにはなかなかないものが家の中にはゴロゴロと転がっています。
自分では思いもしないようなモチーフと巡り会えた時、そこでまた自分の中の知識が増えて、どんどん物を描くにあたっての多角的な視野が広がっていくように感じます。

ぶろぐ1

瓶のこの色が透けて出てきている影がとっても綺麗です。
物の影というひとつの現象は物の質感を伝えるにあたって結構注目すべきポイントです。
軽いものに濃い影がついていたとしたら、それは重そうな物質に見えてしまうかもしれないし、ものすごく強い光を当てているのかもしれません。
影の濃さ、長さなどで物の重さ、質、光の当たり具合まで表現できてしまうのです!
物ばかり描くのではなく物の影にも注目できると、自分の描ける範囲が広がってきてとても楽しいです。

 

ぶろぐ2

もうすぐ冬期講習です。
受験生にとって冬は追い込みの時期でもあります。
基礎科の生徒も受験科の生徒に負けないくらい熱い冬を過ごしましょう!

以上、講師の木南でした。

映像科:冬期講習会

映像科の森田です。推薦入試も一段落していよいよ一般入試まで残り2ヶ月となりました。映像科の2学期の授業も今週末でラスト。今回は冬期講習の内容をお伝えしておきます!

■前期【EA】12/15~12/20|17:30~20:30 *時間に注意
前期は「志望校別対策コース」です。特に武蔵野美大映像学科の「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」の今の時点での実力を確認する課題の制作を行います。また東京造形大映像系専攻、日芸映画・写真・放送学科などの実技・小論文の対策を行うことも可能です。前期は授業時間が17:30~20:30と、まだ高校の授業があるという人も受講しやすい時間帯になっています。また武蔵美の試験を直前に控えた留学生、帰国生も感覚テストと面接試験の対策を行うことができます。

■中期【EB】12/22~12/29|9:00~18:00
中期は「私立美大映像総合コース」です。武蔵野美大、東京造形大、日芸を中心に各学科・専攻の実技試験対策を前期よりも更にじっくり行うコースです。<制作~個別講評~リメイク~全体講評>の1日8時間授業はややハードですが、その分試験で活かせるアイディアをたくさん吸収することができるはず。

■後期【EC】1/3~1/6|9:00~18:00
後期は「武蔵野美大映像特訓コース」です。「感覚テスト」「小論文/鉛筆デッサン(どちらか選択)」に特化したコースです。感覚テスト対策では特に画面のレイアウトと文章の構成を中心に、小論文対策はモチーフの捉え方を、デッサン対策では今までの過去問の傾向を踏まえて、それぞれ指定の時間でどう仕上げるかについて、解説を加えつつ制作をします。また小論文とデッサンの日には、武蔵野美大【学科試験・過去問解説講座】も予定しています!

※毎年全く同じ内容をこのブログに書いていますが、映像系の入試、特に武蔵美映像学科や日芸は学科の点数が合否を決めます。センター試験が明けると約3週間で武蔵美の試験。学科についてもそろそろスパートの時期ですよ。目標は学科8割!

DSCF7033
(*写真は去年の冬期講習の感覚テスト対策の様子)