月別アーカイブ: 2015年1月

2014年度最後の優秀作品up!冬期ラスト?センター試験前まで。

こんにちは。彫刻科の小川原です。センター試験が終わり、入試まっしぐらという時期になりましたね!皆実力がグンと上がってきているので見ていて頼もしいくらいです!

冬期講習から1日1課題が続いているのでその分優秀作品も多いです。なので今回も全部紹介できません。申し訳ない!

では冬期講習の最後から見て行きましょう。
静物
T.U君の作品。
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R.Y君の作品。
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ラオコーン
T.U君の作品。
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K.S君の作品。
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R.Y君の作品。
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ゲタ
K.S君の作品。
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R.Y君の作品。
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ブルータス
R.Y君の作品。
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ヘルメス
K.S君の作品。
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H.Iさんの作品。
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T.U君の作品。
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円盤投げ
T.U君の作品。
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アムール
A.Hさんの作品。
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Y.S君の作品。
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A.Sさんの作品。
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グデア
Y.M君の作品。
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R.Y君の作品。
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T.U君の作品。
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F.Tさんの作品。
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アバタのヴィーナス
R.Y君の作品。
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U.T君の作品。
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カッパーヴィーナス
A.Hさんの作品。
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組石膏
R.Y君の作品。
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T.U君の作品。
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H.Iさんの作品。
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F.Tさんの作品。
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K.S君の作品。
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手とガラス板。
R.Y君の作品。
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F.Tさんの作品。
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K.S君の作品。
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H.Iさんの作品。
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ジョセフ
Y.M君の作品。
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R.Y君の作品。
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最後に自画像です。
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さて、これまでの努力が実って、この時点でもかなり戦える力がついていると思います。あと残り1月半でしっかり仕上げて行きましょう!!
今更迷う事なんて無いです!これまで沢山の壁にブチ当たって来てそれでもめげずに何とか乗り越えてきたんです。この1年で勉強した経験はとんでもなく大きなものとなっているはず。だから自信を持って向かって行って下さい!気持ちで負ける事無く、やるべき事、手に入れたいもののビジョンを見据えてとにかく前進して行きましょう!走るのは君たちですが、ナビは僕らに任せて下さい!

2014年度の作品upはこれでひとまず納めさせてもらいます。これから1月半で皆のレベルを今の3割り増しにすべく、講師一同全力で取り組んで行きます!一緒に頑張りましょう!!

誰が描いた絵でしょう?

こんにちは。油絵科の関口です。

 

今日は趣向を変えて、クイズ形式でいきます。古典絵画に興味のある人は是非チャレンジしてみて下さい。

さあ、誰が描いた絵でしょう? 難易度3

アングル手

デューラー手

ルーベンス手


レンブラント手

どれも特徴のある手ですが、これで全部分かった人はなかなか絵を勉強している人だと思います。手を見るだけでも、充分にその作家らしさが出ています。

 

さあ、ここからはヒントです。 難易度1

①の全体像
アングル

②の全体像デューラー

③の全体像
ルーベンス

④の全体像
レンブラント

さあ、分かりましたか?
古典は好きじゃない、という人には難易度5だったかもしれません。実際はかなり有名な絵も含まれているので、分からなかった人も知っていて損は無いと思いますよ。

 

答え
①アングル
②デューラー
③ルーベンス
④レンブラント

高校生デッサンコンクール

こんにちは。講師の小川原です。今日新美では高校生デッサンコンクールがありました。各地から本当に大勢の皆さんに参加していただいて、盛り上がりのある内容になったと思います。ありがとうございました!僕は採点から参加したのですが、制作終了間際、作品の回収の為にアトリエに入った時、まさに熱気が伝わってくるようでした!素晴らしい取り組みだったと思います。
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採点中は校長の三上先生と、デモンストレーションをしてくれた新美出身の芸大生によるデッサン解説が行われました。デッサンって突き詰めていくと結局は感覚で覚えていくように経験を重ねていかないと本当の意味での力はつかないものですが、その導入として知識的側面を理解する事はその後の成長を加速させる為には非常に重要な部分でもあります。そういう意味でも新美のような予備校の存在は大きいものなのかなと自分の受験期の経験からそんな風に感じたりします。
受験って1年で1回しかチャンスがないから出来るだけ手っ取り早く上手くなりたいですから。でもただ闇雲に数をこなしてもダメで、「デッサンの作法」みたいなものを吸収していく必要があります。三上先生はそうした「仕組み」の説明がとてもうまいのでかなり参考になったと思います。今の段階で実感が無くても、これから経験を重ねていく中で必ず役に立つ事を話してくれたと思うので、しっかり覚えておいて壁にぶつかったら思い出してもらえるといいと思います!
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デッサンの解説資料が配布されました。基本的なデッサンの見方、捉え方の解説や、各科の石膏デッサンプロセスも全て入っている保存版です!新美はこうした資料も豊富なので、今回参加できなかった人も次の機会に是非もらっておくと役立つと思います。
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今日のデモンストレーション作品です。
ブルータス。空間のつくり方が巧みで、とても爽やかで心地よい印象の作品だと思います。視線をグッと引きつけたいところ、スッと逃がしたいところ。それらのバランスがとても良いです。
画面全体の調子に無駄が無く、響き合っている事にも注目してほしいです。お?!やっぱり芸大生って上手いな?って感じさせられる1枚です。(遠目でも良く見えますが、近目でどこを見ても意図的に表現に変化があって飽きさせない内容になっています。)IMG_1298
マルス。像の持つ量感を説明していく時に、最終的な作品のビジョンが曖昧なまま無理にコントラストを上げて形の角を表現しようとするとどうしても嘘っぽくなってしまいますが、この作品の良いところはそうした方法論に捕われず、調子の幅をどんどん増やして行くことで(しかも自然に)リアリティを引き出しているところにあります。こういう作品を見ると、デッサンって難しく考える事は無くて、「見たまま」を表現する為の「描き方」であればいいんだなと改めて感じさせられます。
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数がとても多いので上位のみの全体講評の並びとなりました。僕は採点に参加したので全ての作品を見させてもらいました。上位の作品はこのままでも芸大1次は通って行くだろうなというくらい素晴らしい作品だったし、それだけの経験も感じました。今回上位に食い込めなかった人たちの作品からも強い熱意が感じられました。今の気持ちでどんどん経験を積んで行けば1年後には相当な力がつくはずです。是非希望する大学の合格に向けて励みにしてもらいたいです!
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上位の作品は全体の前での講評を行いました。良い作品の良さの所以は一体何なのか、皆に伝えたいです。
国立校校長の武田先生の総評。
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上位の作品の個別講評。希望する専攻の先生が講評しました。僕は彫刻科の講師なので彫刻希望の生徒を講評しました。
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授賞式。1?7位までの入賞者に賞品や賞状が贈られました。おめでとうございます!これからもたゆまぬ努力を!
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その後個別講評へ。今日学んだ事をこれからの制作に生かしてくれたら嬉しいです!

さて、こうしていい1日が過ごせたと思います。僕も気合いの入ったデッサンを講評できて楽しかったです!ありがとう!
デッサンはとにかく継続によって上達するものです。特に現役生は毎日新しい事を吸収していける土壌をもっています。それだけ上手くなる伸び白も大きいのです。
もちろん受験では浪人生と同じ土俵で戦っていくことになります。経験が大事と言っておきながら、経験数では勝てないですよね?でも事実、例え芸大であっても現役で合格していく学生は少なくないのです。では何がその差を埋めているのでしょうか。僕はこれまで長く講師をやってきたし、何人も現役で芸大に受かって行った学生を見てきましたが、彼らには総じて「勢い」がありました。勢いと言うと何とも抽象的ではありますが、言い換えると、いい作品を描こう、つくろう、とする事に対しての貪欲さ、とでも言いますか。1回の課題に対する集中力がものすごく高い事が印象的です。これは現役生特有のものであると感じています。この生き生きとした集中力が作品に魅力を与えるのです。技術的に上手い作品はもちろん評価されるし、それも無ければならないものではありますが、それだけではないところが美術のおもしろいところです。
最初から上手くなくていいです。出来なくて当たり前!でも上手くなってやるぞ!どんどんやるぞ!という気構えがあれば十分です!あとは先生がうまーくいい方向に誘導してくれるので(笑)とにかく前進していく気持ちは強くあってほしいです。
合格への秘訣!「描く事、つくる事を素直に楽しむ事」「新しい事を学ぶ事にドキドキを忘れない事」「クロッキーを欠かさずやる事」以上です!頑張りましょう。応援しています!

 

基礎科 冬期講習お疲れ様でした

こんにちは。新宿校 基礎科です。

冬期講習を終えて新学期がスタートしました。

高校2年生は受験生になるためのラストスパートです。気を引き締めて頑張りましょう!!

 

日本画の静物着彩。

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こちらは平面構成。

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みんなとても集中しています。

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以上、冬期講習の様子をご紹介しました。

さて、明日はいよいよ高校生デッサンコンクールですね!1位はiPad mini!

とてもうらやましいです笑

日頃のがんばりを試せるチャンスでもあるのでぜひぜひ奮闘してほしいと思います!

 

今、初台がデザインに熱い!!

デザイン科総合コースの滝口です。
いよいよセンター試験も目前で、センター試験が終わると、実技試験が始まって来るな?と思います。

そんな緊張感が迫って来てる時期ですが、その前に初台で朗報が!!
初台駅直ぐのオペラシティーの東京オペラシティー・アートギャラリーで1/17?3/29まで「SWISSDESIGN(スイスデザイン展)」が開催されます。
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丁度センター試験の最中に始まるこの展示。企画協力にも多摩美術大学の名前が。
新美から直ぐ近くにわざわざ熱いデザイン展がやって来てくれて、デザイン科受験のちょっとした息抜きに、もしくは刺激に、是非良い風を送り込みたいですね。
グラフィックだけでなくプロダクトや建築、巨匠デザイナーのマックス・ビルからル・コルビュジエ、そして近年のスイスデザイナー作品も展示されるみたいです。これは見に行かなきゃですね!!

そんな朗報とはまた別に、ちょっと考えさせられる出来事で、フランスで風刺画を掲載している週刊誌「シャルリエブド」がテロリストによって襲撃されましたが、丁度この事件が起こった時に、たまたま古本屋で90年代の雑誌アイデアを見つけ、その特集が「ユーモア表現の変遷」でした。
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購入して見ていると、ユーモアのポスター表現として、やはりフランスは特に抜きん出ていて、伝統として培って来たものがあるという感じでした。
有名なデザイナーでは、やはりこの表紙にもあるサヴィニャックが挙げられます。
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風刺画とはまた違いますが、独特なユーモアな視点のイラストやポスターがいっぱいあります。多分目にした事がある方が多いと思います。

その他にも多くのユーモアなセンスを持つデザイナーがフランスにはいますが、70年から90年まで続いたグラピュスというスタジオの作品たちは、社会的・政治的なメッセージで、辛辣なブラックユーモアを多く用いていたみたいです。
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このポスターは「PEACE !」という題名なので、もしかしたら正しく今回の事件でも通じて行けるような内容に変わって行けるのかもしれません。手をつないだりして友愛をという世界観ではなく、地球自体が吐き出すという過激なビジュアルイメージがやはり象徴的なのでしょうか。

そう考えると、日常を豊かに変える為にという視点もデザインにはありますが、場所や文化、歴史を見渡してみると、戦時中やテロリストたちがプロパガンダとして用いる事もデザインには出来るし、本当に今回の事件のような命を賭けてでも表現しているのもまたデザインには含まれて来るんだなと、考えてしまいました。
美大受験とは違う極端な視点ですが、でもユーモアはどこか受験の作品でも活用出来る視点の1つだなと思っています。

後、またまた私事ですが(以前も書いてましたが)、私の「窓」というタイトルの写真集がアメリカのLittle Big Manという出版社から出版されました。日本での販売も始まったようです。
http://www.flotsambooks.com/SHOP/PH01843.html
都内の人だと、代官山蔦屋書店や写真専門書店で目にする事があるかもしれません。
まだ未定ですが、3月に代官山蔦屋でトークイベントも開催を企画しています。
kojitakiguchi

ちょっと色んな話に振ってしまいましたが、いよいよ試験が始まります。とにかく体調には気をつけて、万全な準備で試験に臨んで行きましょう!!